表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/26

3 赤い悪夢・2

「全く気に入らん。ルージュの奴め、基地を当ておうて」


ヴォルジーノはブツブツ言いながら、迫ってくる兵士や男を指からだすビームで吹き飛ばしていた。現在ヴォルジーノは元の姿に戻っている。


「全く、たった一つしかない基地であるぞ!我に譲ればよかったものを。そしたらもう少しは歯ごたえにあるやつがいたろうに」


そう言いながらも、迫ってくる敵を爪で二つに引き裂く。


「ん?」


建物の影を覗くと、そこには赤ん坊を抱えて震えている母親がいた。


「化け物ぉ!ヒィィ!!」

「フゥム、子供を守っておるのか」


ヴォルジーノはにこりと笑う。


「すまんな。ミルから皆殺しにせよと言われておるのだ」


ヴォルジーノは母親ごと、子供を縦に引き裂いた。


「おぉあったあった」


ひときわ大きい建物の天井を吹き飛ばすと、その中には避難していたであろう子供や女、老人などが怯えた目でヴォルジーノを見ていた。

逃げようにも出口はヴォルジーノがつかみ、塞いでいる。

ヴォルジーノは大きく仰け反ると、口から一気に中にブレスを吐いた。

ヴォルジーノがブレスを吐いた後には、大きな穴が開いており、その穴のふちに黒ずみの死体が幾つかあった。


「ムゥ、少しは発散されたかの」


ヴォルジーノ・サタンは機嫌よさげに炎が燃え盛る中を歩いて行った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ