表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/26

2 赤い悪夢・1

グロ注意!

基地では、兵士たちの笑い声が響いていた。


「あ〜今日も儲かった儲かった。バカな魔族たちからた〜っぷりとってやったぜ」

「おう!弱っちくて薄汚いよな〜本当。奴隷にしたらなんだかんだで使えるからな。お高くなりそうだぜ」

「ギャハハ!笑いがとまんねえよ。てか今回女いたろ?あれ俺がヤッちまおうかなぁ」

「でも値段下がるぜ」

「どうせ言わなきゃバレねえだろ。ん?あれなんだ?」


そこには、旅人の格好をした女が夜道を歩いていた。顔はフードで見えないが、体つきを見るに美人であろう。見るからにボロボロで、ヨロヨロと歩く女を見て兵士たちは下卑た笑みを浮かべた。

兵士の一人が女に近づく。


「ようお嬢ちゃん、こっちで俺らと飲まねぇ?何、キモチイイこともしてあげるからさ」


そう言いながら女の手を掴む兵士を、他の兵士たちは笑いながら見ていたが、ポト、と音がして、兵士の首が落ちた。

現状を理解していない兵士たちに女は一気に近づくと、一人、また一人と首を落としていく。兵士たちは慌てて剣を構えようとするが、剣を構える前に女に首を落とされ、とうとう最後の一人になった。その兵士は剣を抜くことすらせず、失禁して声にならない声を漏らしながら後ずさりをしていた。その時、女がフードを外した。


「あ!お、お前魔族、魔族なのか!」


魔族は兵士に向かってにこりと微笑む。兵士は慌てて鐘を叩いた。


「魔族だー!魔族がいるぞぉー!!」


魔族はそんな兵士を止めようともせず、兵士が声をかれて大声が出ねくなるのを待った。


「もうおしまい?」

「へ?」


魔族の女は兵士の腹を蹴りで貫くと、兵士からは凄まじい悲鳴が出た。


「な〜んだ。さっきより大声でてんじゃない。待つよりこっちのほうが効率よかったわね」


魔族の女は兵士が事切れて動かなくなるまで待つと、頭を蹴り飛ばした。


「今回派手にあばれろって言われてんのよね。だから苦しませちゃったけど、それに関しては悪かったわ。でも」


魔族の女は手から火を出し、周りを燃やす。基地から出てきた兵士たちは、無残に荒らされ燃えている死体を見て、おもわず怯え、吐くものもいた。そんな兵士たちに気づくと、魔族の女は嬉しそうに無邪気に笑う。


「今回は皆殺しって言われてるから、向こうに行っても寂しくないよ♪」


ルージュ・アスデモウスは楽しそうに笑いながら、兵士に向かって走って行った。


この赤い悪夢全て今日中に投稿します

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ