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イマゴロセツナ 詩集

僕は眼鏡

作者: keisei1

 彼女の視力は 落ちていくばかりさ この頃は


 便利なツールが 溢れる世の中で 目を酷使



 色々あるさ 仕事に趣味でさえ 眼精疲労


 ちょっとやそっとじゃ 回復できないさ この疲れ



 僕に君の瞳を守らせておくれ


 どんなことでも君のためにはするよ


 世界中のキレイな景色 君に見せてあげたいんだよ


 

 あの頃 君は口にしていたからね 


 世界はどれほど美しいんだろうと


 そんな君の瞳を守る 心に溢れた


 僕は眼鏡



 いつでも 思うさ 彼女の目と心 労わりたい


 所詮は僕は 道具に過ぎないさ 分かってる



 それでも僕は 彼女に出来ること してあげたい


 行きつくところは 究極の愛かもしれないね 



 僕に君の目を守らせおくれよ


 身を挺して どんなことでもするから


 世界のキレイな建物を 全部君に見せてあげたい



 もうすぐ僕は お役ゴメンだけれど


 なぜなら コンタクトを 彼女買うから


 それでも 最後の力 絞り


 君に夜空を 見せてあげる



 それでも 僕の力は微力だけど


 コンタクトには敵いはしないけれども


 そこは僕なりに懸命な 魂溢れた


 僕は眼鏡



 さよなら 僕の最後の愛しい人よ


 僕はお役に立てて 嬉しかったよ


 コンタクトに変えた 君の顔


 僕が見てみても


 美しいよ



 僕は眼鏡 引き出し仕舞われる


 そんな場所でも 君の幸せ願う




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