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『 キツネうどんだってそういう意味なんです 』

作者: 熊葵

どうやら、便所に起きて正解だったようだ。


「客人は酒を飲んで寝とるな。ひひ、さぁ今の内にご馳走の準備をしなければ」


「人間が迷い込むなんて珍しいからのぉ。人間鍋なんて久しぶりじゃ」


台所から聞こえる話し声。

遭難した僕を助けてくれた、親切な老夫婦だと思っていたのに。

ああ、鍋の材料にされる前にすぐ此処から逃げ出さなくては。







「おや、客人がいなくなっているぞ。折角、人間が大好きな鍋を作ってやったと言うのに」


ぐつぐつ煮込まれた野菜とお肉。

部屋中に広がるカレーの良い香り。


「狸だって事、バレちゃったんでしょうかねぇ」


老夫婦は大きな尻尾を振りながら、残念そうに呟いた。

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― 新着の感想 ―
[良い点] とてもテンポがよく読みやすかってです!!!! 短編で気軽に読めて良いなと思いました! [一言] これからも更新頑張ってよりよい作品を書いてください!
2014/10/04 09:08 退会済み
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