第12話 閑話絶景閉鎖空間
2021/04/26 大規模修正&追加
人が亡くなった後、魂はしばらく残留する。
一部の閉鎖された墓所では魔力の動きも緩やかで、自然と魔力溜まりが発生する。
これに魂が焼き付くことで自意識を持った魔力、知恵ある聖獣が生まれる。
『……なるほど、手前の言葉からそれを試みた、というところか』
黄金に満ちた廃坑内部。
物質を通過する魔力であろうと、閉鎖空間であればその動きは非常に緩慢。
視覚が、聴覚が、嗅覚が、味覚が、触覚が、感覚が、黄金という色を認識させる。
既に体は持ち出され、改めて葬儀が行われたことは想像に難くない。
自らの境界線と大いなる魔力の境界線は非常に曖昧だ。
意識することでようやく輪郭を取り戻せる。
『果たしてこの場合、手前はワーン領に祝福なるものを授けるべきなのだろうか。』
少々今後の身の振りに困る。
そもそも貴人の墓所を守るワーン領に祝福を授けに向かった所であまり意味がない。
あの時墓荒らしに気づけたように、魔災規模の魔物には細心の注意を払っている。
その後は大抵騎士団に任せるため、向かった所で特にできることはない。
『レフス帝国の方では手前のようなものが十二体もそばにいるのか……。皇帝殿はさぞかし窮屈なことだろう。』
帝国の統治は一人の帝王によって行われる。
だがその行いが行き過ぎぬよう十二体の聖獣が見張っているとか。
本来心配するならばまずは己のことだろうが、あっさりとその悩みは放棄した。
肉体という軛から外れたためか、思考が生前と微妙にずれる。
モルグ・ズル・ワーン。
実地訓練の際、お嬢様達を逃がす時間稼ぎに残った鼹人の青年だった。
今では魔力溜まりに居たため、理論通り知恵ある聖獣へ変化した。
魔物化はしたものの、なりたてだったことが幸いした。
『ああ、やっと意識が定着してきたのかい。随分と遅かったね、そろそろ見捨てようかと思ってたよ。』
『……君は、見た所エルエルによく懐いていた風の精霊か?』
普通の聖獣、あるいは精霊に自意識は存在しない。
それが通説である。
実際に声をかけてきた風に輪郭は存在しない。
世界の魔力との区切りも大変曖昧だ。
これでは本来自己を保てない。
『見た所、っていうのが随分と生き物を残してるね。まあいいさ?』
ふん、とその部分には興味を残さないらしく鼻を鳴らすような気配がする。
『確かに僕はエルの助けをしている風だ、今も半分はあちらに居るんじゃないかな。』
『ほう、聖獣とはそういった事もできるのか』
目からウロコだ、聖獣新参者としては知らないことが多すぎる。
そもそも知恵ある聖獣があれこれ教えてくれることはない。
帝国でもそうだが、行うのはあくまで祝福という名の補佐だけ。
生者のことは生者が行うべきなのだ。
世界は個に対してのこだわりをほとんど持たない。
『ああ、全くつまらない。エルがしたことじゃあなきゃ僕だってあちらに向かっていたのに。』
まともに会話をするつもりは無いらしい。
ただモルグ氏がきちんと聖獣になるか確認のためだけに残っていたのだろう。
理屈は解らないが見届けるために魔力が自己を歪めたのだ、詫びねばならない。
『見守っていただき感謝する。手前はモルグ・ズル・ワーン。貴殿が居なければ騎士団の処理で意識が定着する前に踏み荒らされていたことだろう。』
『……察しがいいっていうのも時と場合だね、全く。』
意識が定着するまで、魂が散らされぬよう隠してくれていた。
魔力となった今それがよく分かる。
世界は絵画であり、音楽であり、料理であり、香であり、反物である。
挙げだせばきりが無いが、各人が感じる魔力はその全てが正しい。
それだけの感覚があれば、周囲を誤魔化している魔力にも気付ける。
『僕はカイゼルだ。正確にはそれからこぼれ落ちた魔力の一部。名乗られたから返したけど、正確にはカイゼルであってカイゼルでもない。』
『確かエルエルの相方、空帝竜の?』
その名は確か、お嬢様の相方の名だ。
肯定するように風の精霊が周囲を揺らす。
一体どういう原理なのだ。
竜の一部が聖獣化、この場合は擬似聖獣になるとは。
『最初は僕だって意識はなかったさ。エルに取り込まれるまではね。』
説明など億劫だが、お嬢様の意志が働いているのならば仕方無しにしてやろう。
そんな雰囲気が伝わってくるが、モルグ氏はその言葉だけで理解する。
『なるほど、超密度の魔力に染まれば変質が起こる。手前にとっては兄のような存在か。』
『……察しが良くて結構、じゃあ後は自分で何処へなりとも行くんだね。』
『待った。』
要は済んだ、とばかりに離れようとするカイゼルをモルグ氏引き止める。
早く合流したいのか、苛立たしげな意識を向けてくる。
恩に対して礼を返さなければモルグ氏の主義に反する。
意志を持つ存在ならば何かしら必要とするものがある。
それを察する事は生前から得意なのだ。
『手前の一部を変質させて持っていくと良い。貴殿は、以前エルエルを傷つけかけたのだろう。』
墓荒らしに本体が捕らえられた際、拘束術に使われたのは他でもない彼だ。
単なる魔力である以上、汲み上げられた式と回路には従わざるを得ない。
だが、これが知恵ある聖獣となれば話は別だ。
彼らは大いなる魔力であり、同時に小さな魔力でもある。
よほどで無い限り魔法式や回路に影響されることはない。
最早概念と貸したモルグ氏にとって、身の一部を切り離すことは造作も無い。
『君は随分とまあ……、生前苦労人って言われていなかったかい。簡単に自分の体を切り分けるなんて馬鹿のすることだよ。』
『何、手前が今返せるものと言えばそれくらいしかないのでな。』
既に譲渡意志は済んでいる。
後はカイゼルがその器を変質させ、擬似的な知恵ある聖獣の皮を被って完了だ。
済ませれば最早用はないと世界の流れに乗って空帝竜が去ってゆく。
記憶の中では子猫、大きくても中型犬だったが――。
なるほど、帝の文字を冠するだけはある。
譲渡した一部を更に解析、拡張した姿は最早成竜と同じ大きさだった。
『――では、手前も少し動くとしよう。さて何処から回ったものか。』
魔力体であれば地形も、距離もさして問題にはならない。
それは何処にでもあり、何処にでも流れ行くものなのだから。
聖獣ならば輪郭をほどけば世界を流れることなど容易に行える。
* * *
王宮内は緊張が張り詰めていた。
謹慎沙汰を出して早々に暴れ狼が逃げ出したのだ。
関係のある貴族たちは皆戦々恐々としていた。
即日『巨壁』が捕縛に成功した。
だが手にしていた二枚の盾が原型を失う暴れ具合。
宮廷魔法団長が外交から戻り、魔法の錠をかけるまで安心することはできなかった。
「いや、助かりました。まさか金剛鉱の扉を破壊されるとは『巨壁』も名ばかりで……。」
白亜の王宮、厳重に魔法錠が施された部屋を後にした。
白い回廊を歩くのはわずか二人。
ひょろりとした純人の男性が黒と見紛う深い青のドレスの女性に声をかける。
男性の表情は伺えないが、女性にとっては大したことではない。
動きやすさを度外視したドレスのため、ゆるりとした歩調。
女性は背を向けたまま応えた。
「まさかわたしが出ている間に騒動を起こすとは思いませんでしたわ。」
『黒狼』をたかだか金剛鉱一枚程度で封じられると思っていたとは。
純人ならばこそ多種の能力を把握しきれない。
だがそれは知ろうとしない事と同義ではない。
今までの彼女の行動、功績を鑑みれば容易に行き着く答えだ。
最も、事を急いだのは愛しの娘が学園内で告発を行ったからだ。
そういう意味で彼らは大変上手く踊り回ってくれた。
「いや全くその通り、仕えるべき王に牙を剥けるとは狂犬のようですな。今少し分別があると思っていたのですが。兎人からの連絡も随分遅く鼠人に至っては――。」
背中側の男の言葉に目を細めた。
随分と多種を貶めるものだ。
確か彼の領土は王都からやや南、交易路から外れているため山賊の被害も耳に入る。
その度に騒動を収めるのは彼の領兵ではなく近接格闘部隊だ。
とは言え彼らも全てに対応出来るわけではない。
取りこぼしがあることもまた事実。
それに対する不満でもあるのだろう。
――件の賊はまるで事前に見回りの経路を知っていたかのように襲いかかるとか。
この場で深くは追求しない。
「それで、グレイン王は何と? わたし達の愛娘に対する処置、抗議文は送らせていただきましたが。」
貴族院、及び王室の大半による承認。
頷きはしたがその罪状が事実ではないと進言はしてある。
動きを邪魔するようなドレスを纏う女性は大変華奢だ。
下手人が出ようものなら真っ先に人質に取られかねない。
だが背に印された紋章が不埒な考えを許さない。
大きく広げられた翼。
フェルベラント王国が最強を誇るフォールンベルトの家紋。
肩の少し下程度に切りそろえた柔らかな金髪は、お嬢様と違い家紋を隠さない。
「……たかだか学生が魔災を引き起こした等と荒唐無稽な話は信じられぬ、と。」
「一学生が魔災を解決したことは信じたというのにですか。」
男の言葉を切り捨てる。
事を起こしたのは末端とは言え王室の関係者だ。
そんな事件は無かったことにしなければ、王族に対する不信感が募る。
だからこそ信じぬように話を捻じ曲げた。
墓荒らし本体は息をするように相手を蝕む。
こちらを侮るような吐息、隠したつもりなのだろうか。
「お言葉ではありますが、フォールンベルト家のご息女でしたので。」
最早娘は家から出された。
ゆえに過去形だ。
血筋ならばこそ、何を起こそうが不思議ではない。
なるほど滅茶苦茶な論法だ。
自分達が滅茶苦茶でなければ否定されていたことだろう。
力というものも良し悪しだ。
どの道愛娘が檻から抜け出せたことは歓迎している。
風評被害に納得がいかないだけだ。
「つまり貴方は――。」
だが、気づいているのだろうか。
その筋書きを通すというのは、フォールンベルトに刃を突きつけるということ。
かつ、と高い足音を立て、宮廷魔法団長が足を止めた。
合わせて足を止めた男性へ、小柄で華奢な体が向き直る。
相当な身長差があるにも関わらず、向かい合う男性が凍りついた。
「わたし達に謀反の意があり、と。」
契約と制約により、国の決定には従わなければならない。
亡き友の思いには沿い続けなければならない。
貴族の男を見据える深い、深い碧の瞳。
その深淵は伺い知れない、何が見えているのか解らない。
解っているはずだ、自分たちが国に逆らえないということは。
だと言うのに無様に腰を抜かした。
獅人や、純人であっても鍛えていれば耐えただろうに。
「そ、そのようなことは。そのようなことはだだ、断じて。」
魔法団長は見下ろしているだけだ。
圧を込めたわけでも、言霊を乗せたわけでもない。
頼りなげな華を前にして、存在感に圧倒された。
立ち上がる助けにと手を伸ばすと、言葉を失ったのか口をぱくぱくと動かしている。
「……お立ちなさい。この様な場で座り込んでいるような身分でも無いでしょう。」
目が細められる。
碧の深淵が歪む。
ほんの少しだけ、善意からの手助けだ。
「ひ……っ。」
だと言うのに男は手を取ることができず、そのまま気を失った。
盛大にため息をつくと同時に肩が落ちる。
「これはわたしが悪いと思いますか、モルグ・ズル・ワーン。」
話し相手が居なくなったため、大いなる魔力へと語りかける。
正確にはその中に含まれる愛娘の元学友に向けてだ。
『……驚いた。手前は完全に魔力になっていたつもりだったのだが。』
反応はすぐにあった。
彼の方は何ら気圧されることもなかったらしい。
いささか変わった元学生だ、気絶した男性と比較はできない。
「その様子、カイゼルに身分けをしたのでしょう? 不自然な欠け方ですもの。愛しい娘に変わってお礼申し上げます。」
『手前は恩義に報いただけのこと。……ご婦人は手前らをどのように認識される?』
モルグ氏は不思議に思った。
魔力の感じ方は人それぞれ、大抵一つの感覚に固定される。
だからこそ、その視線の向け方が気になった。
目で見ているようであり、耳で聞いているようであり、肌で感じているようであり。
疑問に応える際に浮かべた微笑は矢張り親子、お嬢様は面影を継いでいる。
ただしその返答内容は規格外。
「モルグ・ズル・ワーン、貴方が見ているままに。」
滅茶苦茶な論法が通じてしまうわけだ。
魔力の感じ方は個々人によって違う。
だが魔力そのものへ変じたモルグ氏は、あらゆる感覚を以って世界を認識できる。
大いなる魔力の一部に、世界に組み込まれたからこそ得られた風景だ。
発言をそのまま受け取るならば、世界でもないのに世界の感覚を有している。
なるほど存在感が異質なわけだ。
彼女の存在自体は意識を向けるだけで畏怖を伝播させる。
これでただの竜人だと言うのだから恐ろしい。
『先の疑問に返答を返そう、ご婦人。間違いなく、貴方が悪い。』
争いから遠い場所で、山賊を用いて私腹を肥やす小悪党。
この女性が持つ存在感はそんな者が耐えられるものではない。
眩すぎる、目が潰れて暗闇しか見えなくなるほどに。
明確な断罪に対しても、口元に手を添えて軽く笑う程度。
「解ってもらえなくて残念です。ああ、間違ってもわたしの旦那に近づいては行けませんよ。聖獣であろうと潰されます。様子を伺うのならわたしの周りだけになさい。」
手の届く範囲、目の届く範囲ならば庇護してもらえるらしい。
知恵ある聖獣は国に対して害を及ぼさない。
ならばそれに向けられる敵意を払った所で契約と制約には背かない。
そこで再びモルグ氏は問うた。
『ではご婦人、貴方の周りはどれほどの範囲を意味される?』
この周辺に近衛騎士団長は居ないはずだ。
にも関わらず話題に出したのは、相当な範囲を網羅しているということだ。
返ってきた返事は、またも異常。
「フェルベラント王国の国土八割まで。ああ、離れたら気付けるようにしておきましょう。そうそう、エルの周囲にも近寄らないように。……次のプレゼントは何がいいかしら。」
娘を思い出してか、実に楽しそうな声色だ。
魔力に変わって間もないモルグ氏は、自身の肉体を失ったことを感謝した。
真っ当に前に立てる自信が沸いてこない。
魔力である自分が気付かぬ間に庇護の結界が張られている。
わざわざ感知できるように術式を変えてくれたが、それにすら気付かなかった。
規格外にも程がある。
だからこそ浮かんだ疑問を口にせずにはいられない。
『……ならば何故、墓荒らしを見過ごされたのか。』
お嬢様と同じ碧の目が細められた。
軽く腕を振るだけで文言もなく魔法が成立する。
倒れたままの男性を運ぶための術式だ。
モルグ氏は奇っ怪な翼を幻視した。
例えるなら無数の目が集まった裂け目のような体内魔力。
とてもそうは見えないが、翼と認識させられる。
「貴方が想定通り変質してくれて助かったわ。わたし達はあれが生まれた事に気づき損ないました。」
魔力であるにも関わらず、翼を見ていると自己の存在を失いかける。
あれは本来、魔力ではなく精神を揺らがせるものだ。
意識ある者が見れば会話など成立しなかっただろう。
逆鱗一歩手前、触れなかったのは彼女に自責の念があったためだ。
この規格外をして自ら未熟と断ずるとは。
「想定内ではあります、ただし貴方の結果も含めて最悪として想定していた出来事。」
言葉に宿る感情が平坦になる。
起こりうる可能性が極めて低かった。
だから旦那も含め、意識の殆どを産まれてくるだろう愛娘に割いた。
気付かぬうちに生じたそれは、悪い方の想定に走り出す。
その結果が、今気絶している男にも影響している。
「彼らに共通するのは多種に対する嘲り、一方で自己に対する選民思想。」
それらは墓荒らし全般に見られる傾向だ。
学園街でも、小さな所でそんないざこざはあった。
モルグ氏は未熟さからくる優位性を保ちたいがための事だと思っていた。
だが魔法団長の話を聞くにそれに留まらないらしい。
「あれは過去から、深い場所からやってきた。墓荒らしとはよく言ったもの。代替わりの中、馴染んでいった爆弾ね。」
純人至上主義だと断じてしまえばそれで片がつく。
にもかかわらず魔法団長はそうしない。
それは答えの一部だが全てではない。
「今ではそれが意志として根付いてしまった。税収に飽き足らず商人からの略奪すら厭わぬほどに。」
ついと手首を動かせば、浮かせた男が魔法団長とともに動き出す。
モルグ氏もまた後に続いた。
彼女は真実を直接的には話さない、話せない。
制約と契約を逆手に取られ、国の傾くような事は名言できない。
一方で、誰かには伝えねばならなかった。
世界にでも問われなければ伝えられない。
一方で生物相手では、逆鱗と己の翼が邪魔をする。
つまりこの状況は彼女の想定内。
「目が届かなかったのは単純。私だって足元深くは見えないもの。」
『そんなことがありうる……いや、現実に起きているのだな。』
権力を望むのは確かに彼ら自身の意志だ。
だが、最終的な目標がそこで止まっている。
権力を得た後に何を行うのか、その目的が存在していない。
思想や思考の存在しない統治がどの様な末路を辿るのか。
歴史を紐解かずとも容易に想像がつく、国の瓦解。
それさえ見えなければ、得られる益は見逃せないほど魅惑的だ。
彼らは欲望に突き動かされ、各々が隙を伺い力を蓄える。
如何に規格外とは言え、一人で伸ばせる腕には限界があった。
「だから彼はわたしの本性から目を背け、早々に意識を手放した。モルグ・ズル・ワーン、貴方が聡明で助かりました。」
地中深くとなると浮かぶのは、建国の際に駆逐された巨人。
死者が影響を与えられるとは考えにくい。
一方知恵ある聖獣も死者だ、モルグ氏には否定できない。
表現するならば純人という血筋に紛れ込ませた巨人の呪い。
建国以来、フォールンベルト家は代替わりをしていない。
ならば浸透した意識は本能的に蹂躙した者を忌避する。
『……随分と昔語りにはなってしまったが、エルエル嬢は本当に十三なのか?』
「あら、女性に歳を聞くのは命取りですよ? 気をつけなさいな。」
伝えるべき情報は伝えた。
此処からは道中の雑談に過ぎない。
かくして荷物となった貴族の介抱と状況説明で時間を稼ぎ、墓荒らしは個別に動く。
――お嬢様に対する追跡部隊が編成されたのは、その翌日だった。
お嬢様の年齢詐称説、浮上……。




