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ちょとつ!@異世界にて  作者: 月蝕いくり
第一章~ゴングが奏でるプロローグ~
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第7話 街中アングル3

2021/03/21原型がなくなるほど大規模修正

 拗ねたお嬢様を宥めるのはとても難しい。

 それこそセラでもなければ言葉巧みにご機嫌をとるのは不可能だ。


「あまり拗ねてるようですと、肩に担いで入りますわよ?」


「わー、エルさんの姿でそれは凄いことになりそうだねー。スカート結構薄いでしょ?」


「わ、解りました。機嫌を直せば良いのでしょう!?」


 だが同じレベルの力技で来られると打つ手はない。

 この服で担がれる?

 ペチコート着用とは言えスカート生地は薄い。

 だらしない下半身はしてないが、お尻や脚の形が浮かんでしまう。

 おまけに外から聞こえる喧騒からしてギルド内は盛況だ。

 お嬢様は醜態を見せびらかす趣味などしていない。

 あがくことも大切だが、諦めて別の手段を模索することも大切だ。

 お忍び開始から折角の可愛らしい声が悲鳴やうめき声にしか使われていない。

 最もそれが唯一男のハルト氏にとって助けになっている。


「さて。それじゃあさくっと済ませちゃおうか。おじゃましまーす!」


 冒険者ギルドの外観は石レンガを組み上げられた堅固なもの。

 レオン嬢が木製扉を開けると、がらんがらんと大きめの音が鳴る。

 これくらい鳴らさなければ中の喧騒に負けてしまう。

 大きな音が慣れば、当然ながらギルド内の視線は入り口に向く。

 普段なら一瞥してから各々会話に戻る所。

 だが今回、それら視線はまとめてお嬢様に吸い込まれる。


 ――あ、私そろそろ視線恐怖症になるかも。


 諦めの入った透明な微笑み。

 当然中でたむろしているのは冒険者志望の学生だ。

 荒々しい歓迎をするには若すぎるため、しんと場が凪いだ。


「こっちにはお構いなく! ほらほら、ちゃあんとお話し合いしないと単位もらえないぞー?」


 一石を投じたのはレオン嬢の一言。

 もはやお忍びでもなんでもない、学内での注意だ。

 とはいえそれでようやく我を取り戻した学生たちは各々の会話に戻る。

 内容は依頼書の見方や薬草採取の方法、害獣討伐のコツの共有など。

 予習、復習の一環だ。

 当然、お嬢様をチラ見しながら。


「ハルトさん? 気後れする女性を見過ごすのは騎士の行動と言えますの?」


「ぐう……っ!」


 幸いにも真正面からの視線はレオン嬢が遮ってくれていた。

 更にシルヴィ嬢のフォローでハルト氏が側面を塞ぐような位置に立つ。

 ふふん、と満足気に鼻をならすシルヴィ嬢。

 特性を発揮せずともお嬢様の護衛をしてくれている。


「……ありがとうございます。」


 何だかんだと言いながら保護に動いてくれた三人へ小声でお礼の言葉。

 少し遠慮がちな声になってしまったのは仕方がない。

 先輩なのだからお任せあれと振り返ってくるレオン嬢の笑みが心強い。

 がくっと膝が抜けかけたハルト氏は声くらい耐えてもらいたい。

 シルヴィ嬢はハルト氏の打たれ弱さに呆れたため息を一つ。


「予定よりも随分早い到着ですね、レオンさん。こちらへどうそ。」


「よろしくね、ルナリィさん。いやー、シルヴィさんがツァーボ先生のしちゃってねー。」


「……ああ、衛生班を呼ばれたとは伺ってます。」


「腕は鈍っていませんでしたわ?」


 納得したように頷く受付の兎人さん。

 確か編入挨拶のときに顔を合わせた、騎士科事務担当のルナリィ嬢だ。

 ここにいるのも当然か、冒険者への登録が騎士科の必要項目であるのだから。

 さて、登録するのはお嬢様とハルト氏の両名だ。

 レオン嬢がハルト氏の代わりに体を張って視線から守ってくれる。

 本当に体を張っていた。

 確かにその部位は大変目立つだろう、両腕を胸の下で組もうものならなおさらだ。

 どどーん、という効果音を背負うほど威風堂々。

 あそこまで平然としていられるのは実に羨ましい。

 お嬢様の世界は屋敷の中だけだった。

 そのため同年代から好機の視線に晒されることに慣れていない。


「では、レオンさんから伺っているとは思いますが冒険者ギルドへの仮免許登録を行わせていただきます。学生証の提示をお願いします。」


「ああ、持ってきている。」


「……あ、こちらですね。」


 ハルト氏の提出した学生証は真っ赤な縁取りに灰色の背景。

 浮かぶ文字は青く輝いている。

 随分と体内魔力で個性が出てくるものだ、と思わず覗き込んでしまった。

 少し遅れてお嬢様も学生証を提出する。


「……ぐふっ」


 頭上で何かを吐くような声が聞こえた。

 覗き込むようにすれば、自然とハルト氏の視界に入り込むことになる。

 長い髪は編み込まれているため、白く華奢なうなじが覗く。

 おまけに今、お嬢様の髪には気づけぬ程度だが香が含まれている。

 至近距離であればその効果は絶大だ。


「おっとハルト君、大丈夫? あ、ごめんね致命傷だよね!」


「ご、ごめんなさい綺麗な色だったものでつい気になって!」


「エルエルさん、貴方も息をするように褒めるのね? 竜人は皆そうなのかしら。」


「文字の色は体内魔力、個人の性質を反映しますから……。救護班は呼んでおきましたので少々お待ちを。」


 崩れ落ちかけたハルト氏をレオン嬢がナイスキャッチ。

 その代わり胸部クッションで受け止める見事な止めだ。

 男の子としては幸運かもしれないが、それを堪能する余裕はハルト氏にない。

 そんな騒動を見てギルド内が沸き立つ。

 事務的に作業をこなすルナリィさんの動きに淀みはない。

 処理自体は学生証に薄いプレートを増設することで新規に経路を加えるらしい。

 中々の力技、そういう技術もあるのか。

 そうこうしている間にいきり立つ学生冒険者たちは警備の方々に宥められた。

 力尽きたハルト氏は簡単な気付けを受けることに。


「はー、エルさん達と居ると飽きないねえ!」


 冒険者ギルド前。

 流石に騒ぎを起こた後長居するわけにも行かず、早々に外へ出ることになった一同。

 レオン嬢は心底楽しそうに笑っている。

 一方お嬢様の微笑みは最早表情が乗っていない。

 ハルト氏に至っては随分と憔悴してしまった。

 シルヴィ嬢は目元に手を当て、天を仰いでいるところだ。

 昼食時だが、そうも言ってられない


「……早急に魔道具を工面したほうが良さそうですわね。全くとんだお忍びですわ?」


 至極ごもっとも。

 返す言葉もありません。

 主犯の方がとても楽しそうなんですが。


「さて、それじゃあラディ商会に行こうか! ここだけど!」


「先にこちらで良かったですよね!?」


 仕切り直して進むのかと思いきや。

 レオン嬢が紹介したのは冒険者ギルドのすぐ目の前、中規模な交易所だった。

 お嬢様が不満を漏らすのもやむをえない。

 登録だって学生証1枚で事足りた。

 認識阻害があったところで問題なかっただろう。

 何せ体内魔力と同期しているのだ、所有者が居れば見た目など関係ない。

 既にお嬢様の精神、ハルト氏の体力、シルヴィ嬢のため息と一行の被害は甚大だ。


「やっほー、ラッティ君いるー?」


「はいはい、ここまで騒ぎは聞こえてきましたから。お待ちしてましたよー。」


 交易所は一戸建ての店ではなく大きめの鉄柵門で区切られている。

 その内側に雑多な品々が、それでもきちんと分けられて並んでいた。

 屋根こそあるが、装いとしては大きな露店といった感じだ。

 レオン嬢の大声に反応して、商品の影から足早にラッティ氏が走ってきた。

 だぼついた白い半袖麻服に焦げ茶のサルエルパンツスタイル。

 中性的な彼の性別を更に解りにくいものにしている。


「全く、いつの間に優待券を持っていったのですか! 手元になかったので焦りましたよ!」


 ふすふすと不満げにする様子は、彼の外観も相まって小動物的な可愛らしさ。

 ふっふーん、とレオン嬢は得意げに4枚のチケットをひらひらさせている。


「ラッティ君、肌見放さず持っているからね。隠し場所変えても観察したら何処に隠しているか丸わかりだってこの前注意したでしょー?」


「仕方ないじゃないですか、狐人や狼人とのコネも無いんですから。ボクだけではどうにもなりません。」


 商人として大成するには、最低でも二種族の協力は得ておくべきだ。

 レオン嬢への返答で、ラッティ氏が騎士科に在籍理由が解った。

 騎士科を兼任しているのは狼人とのコネクションを得るためだろう。

 狐人に関してはその特性から商業科に在籍している者が多い。

 残念ながらお嬢様たちのクラスに所属する狼人はシルヴィ嬢しか居ない。

 だが騎士科のクラスは一つではない。

 他クラスの受講時間に潜り込めば、繋がりを得る機会はある。


「こほん。改めましてようこそラディ商会へ。立地上この場では冒険者用品を主に扱っていますが、様々な便利雑貨も取り揃えております。何をお求めでしょうか! この度は優待券をお持ちということで、1枚に付き一品、三割引きさせていただきますよ!」


 学友への悪態もほどほどに営業スマイルに切り替える。

 商業科の生徒は随分と逞しい。


「認識阻害の魔道具をお願いします、早急に!」


 渡りに船、あちらから商談を振ってきたのならば即座に乗ろう。

 これ以上視線を集めたり、そのリアクションでからかわれてなるものか。

 お嬢様の固い決意は語調にも現れる。

 ぱちくりと目を瞬かせたあと、ああ、とラッティ氏が納得したように頷いた。


「エルエルさんの美貌ですと相当に視線を集められますからね。お忍び前にこちらに来られたのは正解かと!」


「ぐ……うっ……!」


 美貌という表現にうめき声。

 羞恥を殺すために手がぷるぷるしている。

 辛うじてにこっと笑顔の仮面を被った。


「えっ、あたしたちお忍びできてたんだけど。」


「え?」


「えっ。」


 レオン嬢の発言にラッティ氏再び瞬き。

 またまたご冗談を、と口にしたかったことだろう。

 ここに来るまで大通りを騒がせてしまい、裏路地を通ってきた。

 だが今度は商会すぐ前のギルドで大騒然だ。

 お忍びにはなっていない。

 そのツッコミを飲み込むのもまた商人としては必要な技。


「こちらの顔掛け型魔道具はいかがでしょう! フレームは冶金で有名なレフス帝国の職人が手掛けた一品。内部術式から水晶レンズまではフェルベラント王国錬金職人による高効率な認識阻害性! この商店の中では最上級の一品です!」


 直近の会話などなかった、それがお客様のオーダーなら了解する。

 営業スマイルに一点の曇りなし。

 既に商業科の必修単位は修めているのではなかろうか。

 そんな商人ラッティ氏が差し出したのは黒金フレームの眼鏡だ。

 一見目立たないが、フレームにはびっしりと細かなレリーフで装飾されている。

 認識阻害の魔道具は様々な種類、形に分けられる。

 今回のように目立つ部位が解っていれば、術式を絞りることで小型化が利く。


「フレーム内部が術式で埋まってますね……。どれだけ細かいんですか、これ。式自体は錬金職人さんの作ですけど、実際掘ったのはレフス帝国の職人さんですね?」


「さすがは宮廷魔法団長フリグ様のご息女、お目が高い。」


 にこにこ揉み手、これは上客を捕まえた顔だ。

 国を跨いでの合作とあれば値段は相当かかってくる。

 初手からそんなものを出してくるラッティ氏もラッティ氏。

 そしてその試金石を解析するお嬢様もお嬢様だ。

 良いものを知っていれば良いものへ投資してくれる。

 試しにかけてみることにした。

 耳に負担はさほどかからない。

 接地面から体内魔力を循環させ、効果を発動させる外付け回路のパターンだ。

 調整ツマミつき、ヴィオニカ連邦国の技術まで使っている。

 おまけとばかりに視界上部に現在時刻などが表示される。

 お忍びに気を取られすぎて時間を忘れることがないようにという配慮だろう。


「普通に似合うけど。そうだね、さっきまでみたいに視線を向けても逸れちゃうね。ほらハルト君試しに見てみなよ。」


「お、オレを効果確認の生贄に使うな!」


「うるさいですわ。騎士見習いでしょう、覚悟を決めなさいな。」


 みしい、とシルヴィ嬢がハルト氏の頭を鷲掴みにしてお嬢様へ視線を向けさせる。

 ちょっと力技がすぎてラッティ氏の営業スマイルが引きつった。

 逃げてよかったと思っているところだろう。

 赤い瞳と碧の瞳が水晶レンズ越しにぶつかる。

 見つめ合うのは少々恥ずかしい。


「……ふっ、た、耐えたぞ!」


 膝ががくがく笑っているけれど、本人が耐えたと言うのなら耐えたのだろう。

 寮での出来事やギルド内でのやり取りを考えれば意識を保っているのだし。

 なるほど効果は確かなようだ。


「今のはエルさんの顔というか仕草でのダメージだよね。スカート摘んでぷるぷるするの可愛い。」


「ラッティさんこちらおいくらですか!」


 あーあー聞こえません聞こえません!

 さっさとお支払いをして逃げ出そう。


「はい、まいどありがとうございます! 優待券をお持ちですので、大金貨14枚になります!」


 思考が凍りついた。

 それ記憶が確かならおよそ貴族の稼ぎ一ヶ月分ですよね。

 定価なら20枚、普通の貴族の稼ぎを超える。

 最初に値段を聞かなかったお嬢様が悪い。

 ここで退いては大貴族フォールンベルト家の名が廃る。

 地位に応じた収入は、お嬢様のお小遣いにも反映されていた。


「で……は、現金一括でどうぞ。」


「毎度どうも! 今後とも是非ご贔屓に!」


「うっわー。ラッティ君あくどい。」


 問題ない、これは投資なのだから。

 懐が多少、だいぶ、ものすごく寒くなっても取り返せる。

 買い物一つでお嬢様の持ってきたお小遣い全てが消し飛んだ。

 耳を角に変えたセラの顔が見える気がする。

 値札の確認が大切だということを今更ながら思い出した。


 * * *


 さてその後。

 ようやく過度に視線を集めることなく、お忍びとして街中を歩くことができた。

 とは言えその後神学科の拠点である神殿や、魔法科の運営する図書館と薬学院。

 貴族科の使う催事会場の場所を紹介してもらったくらい。

 この辺りは学生証があれば自由に使用申請ができるらしい。

 あとは、少々遅くなったが昼食を摂るくらいだ。

 その後で反物屋、生鮮食品売り場、鍛冶屋、魔道具屋に雑貨屋などを回ることになる。

 いずれもラディ商会傘下とか。

 手広すぎるから寮近くに交易所を構えられなかったのではなかろうか。


「……で、最初からギルド登録まで目立たせ続けた意・味・は!」


「ぎぎぎぎ、ぎぶぎぶぎぶ! 本当に、本気で締まってるからこれ!」


 眼前ではレオン嬢が、包帯だらけの平民に首を締められている。

 襟を掴んだ腕を交差させ、手首を捻ることで脳へ行く血流を止める危険な技だ。

 昼食のためにラッティ商会の経営するカフェテリアへ入った途端の出来事。

 痛々しそうな外見と首を締め上げるという行動を除いては目立つところはない。


「ごめんなさいね、エルエルさん! この子、私に席取りだけさせておいて! やっぱり無理矢理にでもついていくべきだったわ!」


「……騎士科の子は、案外鍛えがいがありそうですわ?」


「とりあえず目立っていますから、落ち着いて下さいカリストさん!」


 同クラスの下級貴族、カリスト嬢のお忍び姿であった。

 やっとツッコミを直接的に入れてくれる人材が現れた。

 街中を歩いてればあまり気に留められない姿だが、流石に今は注目を集めている。

 お嬢様が仲裁に入ってようやく締め上げていた手を離す。

 はーあーあー、とものすごくながーい息を吐いた。


「レオンさんはちょっと面白いことに力を注ぎすぎるから。気をつけてちょうだい。ハルト君、あなたも相当振り回されたでしょ……どうしてこちらから目をそらすのよ?」


 すっとそっぽを向くハルト氏へ不思議そうに首をかしげるカリスト嬢。

 肩下で切りそろえられた金髪がさらりと揺れる。

 スカートにも見える長めの貫頭衣に短めのパンツ姿。

 腰の位置で絞っているため、レオン嬢ほどではないが強調されている。

 これでエプロンでもつけていれば活発な看板娘と言った印象だ。

 ハルト氏には直視できないだろう。


「この子、女性慣れしてないのですわ。」


「ええ……、訓練場では平気だったじゃない。」


「あはは、あっちでは学生服だったからね! 女の子らしい服装とかだと駄目みたい!」


「なにそれ。随分と拗らせてるのね。ていうかよくエルエルさんと居て平気だったわね?」


「ぐうっ……!」


 言葉に一切の忖度と包みがない直球。

 全然平気じゃなかったです。

 本日肉体的にも精神的にも叩きのめされ続けている。

 お嬢様も無意識に加担していたけれど。


「まあいいわ、その辺りもゆっくり鍛えていきなさい。とりあえず昼食ね、予定より半刻も遅いじゃないの。」


 と、滅茶苦茶な濃度であったが、初日は無事に過ぎていった。

 なお昼食は、歓迎会も兼ねてということでカリスト嬢とレオン嬢が出してくれた。

 お財布の中が空になっていたので大変ありがたい。

 頼んだのはバゲットサンド。

 具材はベーコンとたっぷりのスクランブルエッグ、しゃきしゃきのレタスとトマト。

 飲み物は蜂蜜と砂糖たっぷりのミントが浮かんだ、とても甘いミルクティ。

 美味しかったです、ごちそうさまでした!

次回閑話を1話はさみます。

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