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4話

また、ベッドの中で目を覚ました。急いで携帯で確認する。


『8月15日の、午前10時。・・・戻った。』


そして、前回と同じように彼から電話がかかり、公園へと向かう。公園には彼がいて、2人で手を繋いで公園を出る。


『ねぇ、ちょっと寄り道しようよ。』

「珍しいね。何か買いたい物でもあるの?」

『特にないけど・・・そう、散歩!駄目かな?』

「別にいいよ。」


少し強引に、彼が横断歩道を渡らないように手を引いた。1秒でも早く横断歩道から離れたくて、彼の手を引きながら少し走った。走りながら一度振り返った。


『あのさ・・・』

「あ、危ない!」


何が起こった?また彼が真っ赤に染まっているのは何で?私のせいだ。彼が、降ってくる鉄骨から私を庇ってくれた。突き飛ばしてくれた。


『またなの?また、私のせい?』


後ろで工事をしていた人が何かを叫んでいる。私には何も聞こえない。

人々は、血だらけの彼の前でへたり込んでいる私に好奇や哀れみの目を向けてくるが、気にせず叫んだ。


『何で私たちなの?そんなに彼を殺したいの?そんなに私たちを引き裂きたいの!?神様は卑怯だ・・・。』


今度こそは・・・。そう思うと、また時間は巻き戻る。そして私はまた罪を重ねるんだ。

それでも私は決めた。絶対に彼と8月15日を生き延びてやる、と。


何度も、何度も、時間を巻き戻した。彼を・・・殺してしまった。

交通事故で、死んでいった。家ごと焼けて、死んでいった。鉄骨が落ちてきて、死んでいった。通り魔に刺されて、死んでいった。急に彼の持病が悪化して、死んでいった。

こんなことが、何10回も繰り返された。私はもう彼の死んでいく様を見て涙を流せなくなった。精神も疲れきって、次で最後にしよう。そう決めて、時間を巻き戻した。


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