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2日目 ゲームの始まり
「誰だ、お前ッ!」
奴はすこし同様したようすで聞いた。その少女は胸を張って堂々と
「私はナンバー140、稟だ!」
と言い放ち、背にあった弓を手に取った。
「私は強い。」
奴は一歩下がり、剣を構えた。
「どこからでもかかってこい。」
稟は自信ありげに弓を構えた。
「うおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!」
奴は剣を振り回して稟の方へ走っていった。
「あぶない!!!」
俊はとっさに稟に叫んだ。
「っふ・・・雑魚め・・・」
稟は矢を放った。その瞬間に奴の剣が弾け飛んだ。
「なッ!!」
奴は口をあんぐりと開けて驚いていた。
「死ね」
稟は矢を放ったその瞬間、奴の心臓に突き刺さった。
俊は呆然とその光景を見ていただけだった。
「っふ、雑魚だったな」
「おい・・・てめェ・・・何やってんだよ!!!」
俊は稟に殴りかかったが、稟にその手を止められた。
「お前、何いってんだ?」
稟は不思議そうに尋ねた。
「・・・・・・・は?」
「これは、そういう“ゲーム”だろ?」




