意味がわかると怖い話 ウサギは私に任せて。
この話は私が小学生の頃の話です。
小4の夏休み前のぐらいの時に、学校の飼育委員が一生懸命世話をしているウサギたちに異変が起きる、
と言う事がありました。昨日まで元気だったウサギたちが朝学校に行くと死んでいる事があったんです。
飼育委員だった私も、最初はウサギの寿命かな?と同じ委員の子と言っていたんですが、
それが次々に死んでいったので、さすがにおかしいと言う事になり、学校で調べる事になりました。
保険の先生にウサギの死体を見てもらうと、保健の先生は「ウサギたちは自然に死んだんじゃない・・
すべてのウサギの首の骨が折られている、明らかに人間の仕業だ」と言いました。
飼育委員の子たちは突然の衝撃に泣きだす子もいました。「なんでーあんなかわいいうさちゃんをなんでー!」と
私も悔しくなり涙した記憶が鮮明です。
この事態を重く見た私の当時の担任は「先生が犯人を見つけてウサギたちと飼育委員の児童にきちんと謝まらせる!」と
言って飼育委員にもう泣きやみなさい、と優しく言って下さいました。
近隣の方から、中学生らしき不良達がタバコを吸いながらバイクを乗り回し、小学校のグラウンドで屯している、という
情報が先生の耳にも入っていたようで、深夜学校に残って、直接犯人と対決するようでした。
私は、いくら先生でも、不良の中学生が何人もいたらと、考えるといてもたってもいられず、こっそり抜け出し
学校のグラウンドに行ってしまいました。
そこにはバイクに乗った中学生らしき人達が、5、6人いました。タバコをふかしながら、馬鹿笑いしていました。
私は「ウサギは!」と、急いで飼育小屋に行くと!私は見てしまいました。
そこには、涙を流しながら、ウサギを抱える担任の先生の姿が・・・叫びだしたい気持ちを懸命に抑えているようでした。
先生はウサギを地面に置いたと思ったら、不良めがけて一目散「うぉぉー!お前ら!!よくもウサギを!!」
不意を突かれた不良達は、先生のあまりの迫力に完全にのまれていました。
先生が不良達にウサギの事を問いただしても不良達は、悪びれる様子もなく認めませんでした。
しかし、先生の証言が決め手となり不良達は警察に連れていかれました。
不良達は最後の最後まで悪あがきをしていました。
・・・・
あれから約20年、私も当時の先生に憧れ、今母校の小学校の教員です。
飼育小屋はまだ健在です。
あの時の先生のような教師になるのが私の夢です。
ウサギは私に任せて。




