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詩になりたかった何か。

たそがれ

作者: amago.T/

 朱く染まった昊が陰をどこまでも引き伸ばす。

 手をのばして押しのけようとしても一向にその力が弱まることはなく

 むしろよりいっそう長く陰が伸びてしまう。

 抗うことを諦めたのはいつの日だったろうか。


 陰に呼ばれて目を向ければ遠くからこちらを見つめる頭があった。

 笑いかけても笑い返してはくれないが、

 手を振ってみれば、異様に長い指と腕が同じように振り返してくる。


 ほら、と示された遠く向こうの空には陽色に輝く月が浮かんでいた。

 流れる河の水面に張り付いて一向に動こうとしないソレと、同じ顔をして。

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