96/216
古の神殿 その5
入城~
「もうそろそろつくぜ」
愛子たちは荷馬車に声をかけてきたおじさんに促され外をみた。
「あっヴィスタ城見えたわ」
「あれが、王都なんやね…あれ?」
ルイカが呟いた。
「どうしたの?ルイカちゃん」
「いや…なんか見おぼえあるような、無いような…」
そうしている間も馬車は王都の正門に近づいた。
「とまれ!これは、どこから何行きの便だ?」
門番が馬車を止めた。
「いやぁ、イゼルからの定期便でさぁ」
甲冑を来た魔人族が荷馬車の中を確かめた。
「女が二人と子供が一人、あとは魔人族の男が一人か…ふむ…まぁいいだろ」
馬車がゆっくりと進み正門を抜けた。
「さぁみなさん。王都につきましたぜ」
いつも読んでくださりありがとうござます。
感想、ご意見、誤字脱字があれば報告お願いします