ヴィスタ奪還 その14
書ける時間が押されてしまい、書きたいことの半分以下しかできていませんが更新は続けていきます。
「くっ! 僕が避けるとそのまま後ろの姉様たちに当たるのか……」
ルルカッタは、横目でライラックの瞳に合図を送った
ライラックが、手に魔法力を集中させた。
「’魔法力防御壁!’」
―――パキィン―――
「そんな!結界魔法が!」
ライラックが驚きの表情で周囲を見渡した。
「くっ! 魔法封じの足輪ですか!!」
「くくくっ! そぅだ!貴様の言う通り魔法封じの足輪だ」
ルルカッタは、姉の前に仁王立ちで立ち上がった。
「観念したか? 厄災!!」
グリモアが、やれやれという表情でルルカッタを見た。
「僕も、姉様たちもこのまま終わるつもりはありません!」
「フフフ! なかなか、異なことを言う。姉たちは魔法を封じられ自らの身もまもれないのだぞ? それを貴様が対応するのか? アハハハ! できないだろう?魔法力が少ない貴様では俺を倒すことはできんぞ?」
グリモアはルルカッタに絶望的な言葉を言い放った。
「なぁに、抵抗しなければ楽に仕留めてやろう。そもそも今回の我らの標的は…厄災!貴様なのだから!!」
ルルカッタは覇気を込めた瞳でグリモアを睨みつけた。
「なっ…それでは…この国を襲ったのも…」
ライラックが驚愕の表情でグリモアに問いただした。
「そうだ! 貴様の弟が目的だ! なぁ?魔法学院の天才魔法師よ」
そう告げるとグリモアは、ルルカッタをにやりと見つめた
「話が長くなったな。 では観念して斬られるがよい!」
グリモアは、再び魔剣を構えた
「くっ! 解除!」
ルルカッタの獣魔召喚魔装術が解けた。
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