ヴィスタ奪還 その7
過去の修正を急いでいますが、なかなかできていません。
それでも物語は進めていきます。
ラスタの剣を愛子は拾った。
「正直なところ私の鞭て、リーチが長いけど剣に弾かれたら次に放つのが難しいのよね。この剣なら近接戦闘でもなんとかできるかな」
愛子は剣を見据えて唱えた。
「完視!」
愛子の目の前に魔法陣があらわれ、愛子の目が薄い紫色に変わった。
「どれどれ、へぇ…これ魔剣アヴァリーティアって名前なんだ。えっ!これなんか付与が付いてる……」
そう呟くと愛子は完視で読み取った言葉を告げた。
「えっと……これ少しはずかしいな。でも試してみないといけないし…’喰らえ!アヴァリーティア’」
愛子が剣を構えて叫ぶと魔剣は薄い紫色の魔力を刀身に浴びた。
「ヲルフガング流、刀剣術’桜舞’」
愛子はロイエルから教えてもらった剣技を思い出し、魔剣を斜めに振り下ろした。
―――フォン!―――ドゴッ!
剣先にまとった薄い紫の魔力刃が飛び出して壁にぶつかった。
「…なんか、これ遠隔攻撃……」
愛子が壊した壁は斜めに断ち切れていた。
「まっいいか。さて、この部屋には用は無いし…王座はどこかしらね」
そう言うと愛子は廊下にでて歩き始めた。
すると物音に気が付いた神人族の魔法師が前から現れた。
「いたぞ!あっ女がひとりだけだ!」
「なにっ!ここに賊がいるということは、ラスタの奴はやられたのか?」
「うそだろ、あいつ俺たちより強いはずなのに…」
「数でいけば俺たちが有利だ!行くぞ」
4人の魔法師顔を見合わせると、覚悟したように魔法を唱えた
「「「「極大滅獄氷弾」」」」
青色の魔法陣が4人の前に現れた。
そして魔法陣から放たれたのは……
「うっそ!こんなん避けれるかぁ!」
通路いっぱいに広がった魔法陣から勢い良く放たれたのは、青く透明で極厚な氷の塊だった。
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