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ヴィスタ奪還 その2
少しづつ書き足しながら、過去の修正をしています。
通路を行く愛子たちに、神人族の騎士が斬りかかった。
愛子は剣戟を避けると、蹴り飛ばした。
―――ドガァン―――
壁に打ち付けられると、その騎士は倒れた。
さらに奥からは魔法師が魔法を打ち込んできた。
「「「「 真氷撃」」」」
魔法陣から多くの氷の刃が現れ、愛子たちに襲い掛かった。
「絶躰!」
愛子の身体の後ろに魔法陣があらわれ、愛子は薄紫の光に覆われた。
―――ギィン――
体にぶつかった氷の槍は、体に触れただけで砕けた。
砕けた氷を無視して愛子は手を魔法師にかざした。
「真滅圧縮!!」
手のひらに魔法陣があらわれた。
そして魔法陣が紫色に輝いた。
―――グシャ!―――
一人の魔法師が、黒い闇に包まれ消えた。
まるで圧縮されていくように。
「もうキリがないわね!」
愛子は苦し気に叫んだ。
その時ルルカッタは、奥に立つ人影を見つけ叫んだ
「アイコ様!あぶない!!」
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