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イゼル動乱 その8

リアルで忙しく執筆が滞り気味になってます。


落ちてきた扉により地面が激しく揺れ動いた。

そこから土煙が巻き起こり、周囲にはベルの音がけたたましく鳴り響いた。


「ロイエルの馬鹿! 私達がこっそり侵入した意味がないわよ。」


激しい土煙を巻き起こした扉を見てフランは思った、

そしてフランが振り返ると前から神人族の騎士達が現れた。

そこそこ厚いメタルプレートを着て手には大型の魔道具を持っていた。


「結局こういう事になるのよね。」


「さぁアハト、ドライ、ズィーベン出番よ! 奴らを殲滅して!」


「イエス!マム!!」


 虚空から急に声が響いたように神人族からは見えた。

 それが騎士たちが見た最後の光景だった。

 

 アハト達は魔鎌に対して魔力を流すと同時に一つの魔法をかけた。


「”無音鋭刃サイレントダガー”」


 魔石が淡く輝くとに魔法力が流れた。

 神人族騎士たちの後ろに音もなく現れたアハトは魔鎌を敵の首筋に当てて素早く引き切った。


―――バサーーードサッ!―――


 血しぶきが舞い、声を出すこともなく神人族の首が地面に落ちた。


「ふふっ私たちにむかってくるだなんて……」


 そう告げたのはポニーテールの長身美人の魔人族アハト。手には魔鎌をにぎりしめていた。


「おバカさんですよねぇ!」


 そう告げたのはツインテールの貧乳女子な魔人族(ドライ)。手には魔細剣(レイピアを握りしめていた。


「虫けらにそんなこと言ってもしかたないわよ。」


 そう告げたのはシュートカットの長身美人な魔人族ズィーベン。手には魔包丁をにぎりしめていた。


「そうですよ!虫ですから。」


 そう告げたのはミディアムヘアの巨乳女子な魔人族フンフ。手には魔斧を握りしめていた。


「あらら、それはいいすぎちゃう? 虫が可哀そうだよ。」


 そう告げたのはシュートカットの低身長貧乳女子な魔人族ヌル。手には魔太刀を握りしめていた。


 獲物……魔剣についた血しぶきを拭き取ると改めてフランの元に集まった。

 フランの様子は頭を抱えて何かを考えているような、微妙な表情になっていた。


「はーいチューモーク! 集合!!」


「「「「「イエス、マイマッム!」」」」」


「いい? これからは神人族見てもすぐに殺さないこと!!」


「えっ? なぜですか? 奴らは虫以下の生き物ですよ。いやむしろ小石のようなものですよ? 邪魔なものはコロコロしましょう!」


「はぁ……いいこと? 私たちの居る場所はダムの開閉装置を制御する場所よね。ココの場所を押えたらいいんだから、次は神人族を見つけたら次は殺さずに私の前に連れてきて!! 」


「えっ? そんなことでいいんですか? 殺さすにマムの前に連れてきたらいいんですよね? それなら簡単です。 」


 アハトが答えると、それに同調するように首を上下に振る女性たち。


「アハトの言う通りですよ。簡単です! ねっ みんな!」


「「「「「ハイ! 」」」」


 魔人族の女性達は声をそろえて同意を示した。

 そしてショートカットの低身長貧乳女子な魔人族ヌルが尋ねた。


「でもマム? 連れてきてどうするの?」


 フランの丸メガネがきらりと光り、奥底にある暗い瞳でヌルをみて告げた。


「いい案があるのよ! ウフフフッ」


いつも読んでいただいてありがとうございます。

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