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抗体 その12

なかなか執筆時間が取れてないですが、進めていきます。

「さすがは、竜人。 噂通りの硬さだな」


片膝をついた状態で、ミッタマイヤは呟いた。


「ほぅ……その状態でまだ戯れるか。 大したものだな? 獣人よ。」


白い竜人はミッタマイヤの右腕を見つめた。

否、右腕があった場所を見つめ告げた。


「利き腕を切り離してなお、それだけ言の葉を発せられるのは感嘆に値する。」


「くははは。 これくらいなら幾度も乗り越えてきた。」


ミッタマイヤが深い呼吸をした。

切り裂かれた右腕が一瞬膨張したように見えた。

そして流れ出ていた出血がピタリと止まったように見えた。


「ミッタマイヤ!!」


私は、ミッタマイヤの名を呼んだ。

するとゲシュタルは掌底を私に叩き込みながら呟いた。


「我を相手にしながら余所見とは余裕のようだな? 検体よ」


私は腹部に叩き込まれた掌底で思わず吐きそうになった。


「うぶっ! レディの腹部を狙うのは如何なものかしら?」


吐きそうな口元を押さえて私はゲシュタルに悪態をついた。

そんな私をみながらゲシュタルは鋭い手刀を突き出した。


「貴様がレディなどと笑わせてくれる。 これだけ我の攻撃を捌き、あまつ我の腹部に大穴を開けておきながらよく言うものだ」


ゲシュタルが身を包むマントを翻した。

そこには私が重力魔法で突き刺した大きな穴がぽっかりと空いていた。


「それだけの大穴開けられて、なんで動けるのかしら?」


私はゲシュタルと距離をとりながら少しづつミッタマイヤに近づいていった。

ミッタマイヤはまだ白い竜人と激しい格闘戦を繰り広げていた。

そんな中、ケイトは切り離されたミッタマイヤの腕を拾い上げ抱きしめていた。

ケイトの胸元はミッタマイヤの血で汚れていた。

それをみた私はケイトとミッタマイヤ向けて告げた。


「ケイト、ミッタマイヤ! 私の近くに集まって」


そう、ソレがあるなら私のあの魔法が効くはず。

私は確信を持ってケイト達に告げた。

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