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抗体 その9

強いです

ゲシュタルは天井付近まで跳躍すると天井を蹴り私に斬りかかってきた。

私は咄嗟に魔剣アヴァリーティアを構え、ゲシュタルの剣戟を防いだ。


ーーーギィィンーーー


金属と金属の擦れる音が響いた。


「ぐっ! っ絶躰アベレス!」


私は身体強化の魔法を唱えた。

そうでもしないと竜人たるゲシュタルの剣戟に対応できない。

一撃一撃が恐ろしく重たい。

私は魔剣アヴァリーティアで、剣線を防ぐのが精一杯だった。


「どうしました? 先程の勢いは? 威勢が良いのは口だけですか?」


「口だけかは試してみたらどう?」


私とゲシュタルの間には互いに繰り出す剣戟が奏でる不協和音が響いた。

身体強化をした私がなんとかゲシュタルの剣戟を捌いていると後ろで、大きな爆発音が響いた。


「いやはや。 よもやよもやですわ。 ワタクシの魔法銃技を防ぐことができる者がこれほどいるとは。 世界は広いのですね」


私の後ろでトゥエルブ・マキナが白い竜人を相手に二丁の魔法銃でガンカタを繰り出していた。

トゥエルブがタイミングをずらして魔法銃を撃ち放った。

一発は実弾でもう一発は火炎を放っていた。

だが白い竜人は実弾を手にした魔剣で振り払い、火炎の魔法弾を口から飲み込んだ。


「呆れましたわ。 実弾を打ち返すのは想像してましたけど、まさか魔法弾を飲み込むなんて」


トゥエルブが驚いた様子で、白い竜人を見つめた。

そんな様子に気を取られていた間にゲシュタルがすぐ近くまで詰め寄っていた。


「私との戦いの最中に、他に気を取られるとは……未熟!」


ーーードゴォォォーーー


「グハァぁ」


 ゲシュタルの打撃が私の腹部を襲った。

 絶躰アペレスにより、私の体にダメージはなかったが、受けた圧力はそのまま、私を壁まで弾き飛ばした。


「アイコ殿」


 ロイエルが私が吹き飛ばされた光景を目にして思わず叫んだ。

 私は打ち込まれた魔法を最小に抑えたが、その威力の総裁は難しく、私は壁まで弾き飛ばされた。


「これでも壊れませんか。 つくづく頑丈ですね。 検体テスターよ」


 

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