災禍の街 その8
キャンプとは?
「……そう、貴方のお母様だったの……」
「……とても優しく厳しい竜人でいんした。 それに巫女のあり方と仕事に厳しい人でありんしたした。 普段は冷たいと感じることもおましたけど……」
「わかったわ、じゃあ今晩はここで夜を越してから一緒に竜都を目指しましょうね」
「本当でありんすか? ほんまおおきに」
愛子達はそのまま、青い館に泊まった。
ロイエルとミッタマイが火の番をしながら夜が過ぎていった。
「んっ……」
「おお…愛子殿、目が覚めたか。 もう皆揃っているぞ」
愛子が重い瞼を開けるとそこには愛子を覗き込むロイエルとルルカッタの顔が映った。
「……んっ。 ごめん寝過ごしたみたい。 今いつ?」
「もう日が上り切ってしまったぞ?」
「!! ごめん!!」
愛子は大急ぎで用意をおこなった。
そして身支度をお遅着で済ませた愛子が皆に伝えた!
「待たせてごめん! では目指すは竜都! フレイちゃんを無事に送り届けるのよ!!」
「「「おお!!」」」
フレイの案内で愛子達は竜都に向けて出発した。
進みながら愛子はフレイに竜都のことを尋ねた。
そうして愛子達が竜都まで半分ほどの道で日が暮れてしまった。
「今日は野宿しかないわね…」
いつも読んで頂きありがとうございます。
話が「面白かった!」「続きが気になる!」と思った方は、
広告の下にある☆☆☆☆☆の評価や、
ブックマークへの登録をお願いします!
また、ご感想、ご意見、誤字脱字があればご報告お願いします。
皆様の評価が、執筆の後押しになりますので、よろしくお願いします!!