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偽りの神 その8

戦闘しましょう

顔の半分を仮面で覆った男女が階段を降りていった。

その先には、機械の獣である機獣がいた。

ただその姿は上半身は人間、下半身は馬のような人馬だった。

そして両手には魔槍を持ち構えていた。


「登録されていない人物の入構は禁じられています。 すぐに退室してください」


人馬型の機獣から告げられたのは施設からの退避勧告だった。

それを聞きながらも無視して歩みを進める仮面の集団が手元に武器を持ち機人馬に近づいた。


「ラインを超えています。 敵対勢力と仮定。 排除開始します」


機人馬の両足が輝き宙に浮いた。

そしてまるで空を飛ぶように滑走した。


「奴は動きが早いぞ。 固まるな!」


仮面の女性が指示を告げた。

機人馬が魔槍を構えた上で機人馬の周囲に赤い炎球が五つ浮かび上がり、まるで空気を切り裂き射出された。


「うぉぉぉぉ!」


大戦斧バトルアクスを持ち構えた仮面の男は空気を焼き切りながら射出された炎弾を切り裂いた。

そして瞬間的に視覚を奪われた男に向けて遠投された魔槍が男性に迫っていた。


「危ないよ? あまり遊びすぎると姫がキレるよ」


迫る魔槍を横凪一閃で切り飛ばしたのは仮面を付けた少年のような男だった。

空を切るように魔法で足場を形成し機人馬に駆け抜けて到達した男は手にした魔剣で切りつけた。


ーーーギィィンーーー


鋭い斬り込みで剣戟を振るった男だったが、鋼鉄の胴体に弾かれてしまった。


「硬いなぁ。 仕方ない真言マントラ解放を行うか。 焼き尽くせ’炎剣ログニ’」


「ならば、我らも。 凍てつけ’アイザード’」


「…喰い破れ’強欲グリード’」


三人の男達がそれぞれ手にした武器の真言マントラ解放を行なった。

三人が持つ魔剣が淡く輝き力を解放した。


機人馬が手に持つ魔槍を構えて三人に向かって突進を開始した。 

左手に持つ魔槍を中央にいる大戦斧を構えた男にその脚力を持って刺突した。


ーーーギィィンーーー


男は戰斧を盾に魔槍を受けとめた。

そして魔槍が凍りつき始めた時、機人馬は空中に五つの炎球を生じさせた残りの二人に向けて弾丸のように射出し、その炎弾は空気を焼きながら男達に迫った。


「洒落臭い!」


「炎なら負けないよ!」


 背の高い男は魔剣で炎弾を斬り飛ばし炎の弾は消え去った。

 そして背の低い男は両手にもつ二振りの魔剣をクロスして炎弾を受けとめた。

 受けとめた炎弾は剣に吸収されるように消え去った。


「さぁ終わりだ! 神破断」


「剛撃!」


「燃え尽きちゃいなよ! 龍炎撃!」


 三人は手の握る魔剣を振るい必殺の攻撃を機人馬に放った。

 背の高い男からは神速を思わす居合い斬りが放たれた。

 神速の居合い斬りは機人馬の両足を切断させた。

 そこに氷のような冷気をまとった戰斧で機人馬の胴体を一刀両断の基に斬り伏せた。

 そして背の低い男が放ったのは、まるで竜の火炎ブレスを思わせる炎をまとった刀身で六連撃だった。空気が焼け付きながら機人の体に大穴を開けた。


「機体損壊…エラーエラー………増援をこ…う……」


 機人馬は、なすすべもなく打ち倒された。


「さぁ…行きましょう…死神もいるみたいだしね……」


 仮面を被った女性が呟き、階段の上を見つめると大鎌を持った神人族の女性がそこにいた。

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