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機人国潜入 その4
「さぁ、私と勝負だ」
レイジィは愛子を指さして決闘を申し込んだ。
愛子はレイジィの瞳を見た。
澄んだ瞳はまるで夜空の月のように曇ることなく愛子を見つめた。
「わかったわ。いいわよ」
「かたじけない」
レイジィは愛子に向けて深く頭を下げた。
「そうですか…では広場で決闘の準備をさせていただきます。よろしいですか?」
アインスが愛子に確認した。
「いいわよ。いつ決闘することになるのかな?」
愛子はアインスに尋ねた。
「そうですな。場所ともしもの為の用意をさせていただくので……明日の正午に」
アインスは愛子につげた。
そして愛子たちは館から出て宿に向かっていくのをレイジィ達は扉の中から見送った。
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