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機人国潜入 その1

いよいよエンドアートに向かいます。

―――ガラガラガラ―――


「ごめんね……まさか生理になるなんてね……」


 愛子はイゼルまでの荷馬車の荷台に乗せられていた。


「アイコさん。女性なら仕方ないよ」


「アイコ様。温かいお絞り要りますか?」


「いるぅ~~~ルル君お願い~~~」


 ルルカッタは愛子にお願いされた。

 愛子たちは王都ヴィスタを出るとすぐに馬車に乗った。

 理由は愛子が月の物、生理になったからだった


「あ~~お腹痛い~~~」


「くふふ。しかたないですね。我らには無い物だからその痛みはわかりませんが馬車をすぐにつかまえられてよかったですな」


「アイコ殿くるしそうだな? よければ薬草を煎じた物があるが」


「ロイエル~いる~あ~~振動がお腹にひびくぅ~~」


 愛子はお腹を押さえて馬車の荷台で転がっていた。

 ロイエルは苦い薬草茶をのまし、ルルカッタは膝枕をしてルイカが腰をさすっていた。

 そして馬車の旅が二日続き、イゼルに到着すると生理が楽になった愛子はある人に出会った。


「アイコ殿。久しぶりですな」


「あっアインスさん。久しぶりですね。なぜそこに?」


「それはですね。この街を護る者がいるからですよ。なぁドライ?」


「ようこそ、アイコ様、ルルカッタ様、そしてマスター達よ」


 そして愛子はドライとアインスにこの街にきた目的を伝えた。


「私たちは機人国エンドアートに行くことになったわ。そのまえに水門ウィンドリンで湖底に行くことが必要になったのだけど」


 愛子の話を聞いたアインスが答えた


「アイコ様、わかりました。のちほど、ご案内しますよ」


 愛子たちがロイエルと街を歩いていると声が掛かった。


「あっ!ロイエルさ~ま~~」


「ん?あれは…あの獣人は」


「お久しぶりですね。ロイエル様」


「おおぉアンジュルム?といったか…無事なようで何より。この街にいたのか?」


「はい。この街で神人族に捕まっていたのです」


 アンジュルムはロイエルに告げた。


「そうか…それは苦労したな。アインス殿、この街を占拠していた神人族達は?」


「はっ! やつらは魔封時の魔道具をつけてこの街におります。王都が解放された直後、捕虜解放の命令がギンゲム王から出たので、祖国に戻るように伝えたのですが、どうも……戻ることを悩んでいるみたいなのです……お会いになりますか?」


 アインスはロイエル達に神人族の魔法師の状況を告げた。


「そうか…会おう。第八騎士団のレイジィとか言ったかアイツはなかなか剛の者だった」


いつも読んでくださりありがとうござます。

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