表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
107/216

神聖教義会の暗躍 その4

―――ガヤガヤガヤ―――


「皆、静粛に! これからウィズ様より伝達がある」

 

 スラインはウィルヘイムの魔法師駐屯地にある広場に集まった魔法師たちに告げた。

 奥の発令所から第三騎士団インビジブルサードの隊長、ウィズ・フィ・エダラが現れた。


「皆、良く集まってくれた。 先ほど神聖教義会から伝達があった。 我らはこれから機人国エンドアートに向かう。 出発は3日後だ。 3日後の夜明けと共に我らはここを発つ」


 騎士たちに動揺が走った。

 機人国エンドアートはウィルヘイムと山脈で隔たれており、迂回する道は途中の砂漠を超えていかなければならない難所であった。


「隊長! いいっすか? 道はどう行くつもりで?」


 副官のセイトがウィズに尋ねた。


「いまは砂漠を超えていくルートを想定している。詳しくは後で伝える」


 セイトが頭を掻きながら部下たちに告げた。


「……了解っす。 おまえら! 今のうちにしっかり英気を養っとけ! ココを出たら当分は地獄道ヘルロードだ!」

 

「うぉぉぉ!」


 第三騎士団インビジブルサードの騎士たちは叫び声を上げていた。


「では解散! 3日後にココに集合せよ」


「ハッ!!」


 副官達と騎士団員はウィズに敬礼しその場を立ち去ろうとした。

 その時、ウィズは副官達に声をかけた。


「セイト、アイドス、エモル、スライン。 少し発令所に来てくれ。ライアが伝えたいことがあるそうだ」


 ウィズはライアと共に副官達を発令所に集めた。


「この街を出る前に皆に伝えておきたいことがある……神聖教義会のことだ……」


 ライアは苦々しい顔で周りを見渡して告げた。


 

いつも読んでくださりありがとうござます。

感想、ご意見、、誤字脱字があれば報告お願いします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ