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新たな力

久し振りです。

最後まで読んで頂けると幸いです。



「これで良しっと」


森の開けた場所にポツンと立つ墓標(のような物)。

その墓標にはこう彫られてある。


『偉大なる初代龍神

波乱に満ちた生涯をこの地にて終える』


もうこれで分かっただろう。

これはベガの墓だ。別に、死んだ訳では無いのだが形だけでもと、俺が即興で作った。


向こうからなら会おうと思えば何時でも会える。ただ、こちらから会いに行く事は当分できないだけだ。



「さて、ひと段落したしステータスでも見てみるか。」


もちろん返答は帰ってこない。


ベガが居たなら相槌するなり、鼻で笑うなり何かしら帰って来るのだが……


居ないのは仕方が無い。


(気を取り直して、ステータスっと。)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


名前 田嶋蒼児(♂)

種族 亜神(龍神)

職業 龍神

レベル 68

HP 681000

MP 511000

攻撃 52000

防御 35000

敏捷 52000

魔攻 52000

魔防 35000


ユニークスキル

技能スキル収集者コレクター】【龍神王】【龍魔法】【魔法拳】【魔法剣】【龍眼】【龍化】


スキル


戦闘

剣術、拳術、短刀術、槍術、見切り、限界突破、空歩


魔法

空間、刻印、使役


便利

身体強化ex、無限回復、料理、手加減


称号

【異世界を渡った者】【女神に愛された者】【技の継承者】【野生児】【チート持ち】【龍神】


・・・・・・・・・・・・・・・・・・



(………おいおい、マジかよ。)


ステータスの殆どがなんと10倍。

ユニークスキルも増えてるし、高速回復は無限回復になってるし。


(継承の時の力の奔流はここに反映されたのかな?)


まぁそんなのは如何でも良いや。とループしそうになる頭を無理矢理切り替える。


(1つずつためしてみるか。)


まずは、新しく追加されたユニークスキルの【龍眼】。


頭の中で発動と念じる。


すると頭の中に物凄い情報が流れ込んでくる。


「っぐぅ!な、なんだ⁉︎」


思わず声が漏れてしまう。

周りには人が居ないので良いが、これが街とかだったら確実に変な人と思われるだろう。


「やっと収まった。」


ふと周りに目をやると……


(な、なんじゃこりゃ……)


『木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木大木木木木ベガの墓木木木』


目で見た物の名称が頭の中を過る。


この時点で察しはついただろう。

【龍眼】は異世界物の定番。

俗に言う【鑑定眼】なるものの仲間だろう。


これは便利なスキルゲット!と心の中で一人ガッツポーズをする。


ーーーーーー


かれこれ小一時間ほどだろうか?

たっぷり時間を使い色々な物に【龍眼】を使いまくる。


その辺の木、生い茂る草、転がっている石ころ、ベガの墓標、果ては自分のスキル。


色々な物の情報を調べる。


使ってみて分かったのだが、これは俺が望めばかなり詳細な情報まで調べれる。

それと、目で見なくても頭の中で念じれば同じ様に調べれること。


試しに今迄よく分からなかった【龍神王】を調べてみた。


『スキル名 【龍神王】

解放条件 ???(先天的な物と思われる)

効果 得られる経験値を二分の1にする事でレベルアップ時の増加ステータスを10倍にする。』


つまり、何が分かったかって言うと、俺のレベルが上がりにくい理由はこいつのせいだ。と言うことだ。


まぁ、これのお陰でステータスがかなり高めなのだから、何とも言えない複雑な気分。


他にも新しく追加された【龍化】や無限回復なども調べてみた。



『スキル名 【龍化】

解放条件 称号【龍神】を手に入れること。

効果 MPを半分使い龍に返信する。』


『スキル名 無限回復

解放条件 高速回復を習得している状態で、自身の体に何かしらの大きな変化が起きた時に低確率で習得。

効果 大抵の傷は瞬時に回復』



こんな感じで、二つともかなり使えるスキルだと思える。


(これだけのスキルと、お金と服を残してくれたベガには感謝だな。)



俺の中でベガの株が上がったのだった。




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