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主人公、偉い人とこれからについて話をする

 次の動きが起こったのは、目覚めたその日の夜だった。

 明かりの無い部屋の中、真っ暗闇になった視界に文明の違いをひしひしと感じながらベッドの上でぼんやりしていると、突然硬質な何かを叩く音が響いたのだ。

 なんだいったいと思って身を起こすと、聞き違いではなかったのか、もう一度等間隔で音が鳴る。音源の方向には扉があったということを思い出して、もしやこれはノックなのではと考えるようになる。

 それでも反応が無いことに焦れたのか、次に鳴った音は結構大きく激しかった。

 心の準備くらいする間が必要だろうよ、と溜息を吐きつつベッドから立ち上がる。起きた直後こそ動くのに苦労したが、昼寝をした後でストレッチやら何やらをしている内に随分と楽に動けるようになってきたので一安心というところだ。

 さーて、どこに連れて行かれるのやらと軽く考えつつ、扉の向こうに居る誰かに向かって声をかける。

「どうぞ。起きてるから入ってきてもらって構わない」

 一拍の間を置いて、扉が相変わらず喧しい音を立てて開き始める。

 現れたのは、一組の男女だった。

 視界の利かない暗闇の中ではそんなことわかるわけないだろって? そりゃ暗いままだったらわかりゃしないが、相手のうち、女のほうがろうそく台をもって入ってきたから明かりはあるのだ。電気のある生活になれた身としては頼りない限りだが、その傍に居る誰かを識別するには十分な明かりだろう。

「それで、こんな夜分にどんな用向きで?」

 二人の顔を見ながら問いかける。

 二人のうち、男のほうがこちらを見て言う。

「夜分に申し訳ありません。話をする機会をいただきたいのですが」

 思わず笑ってしまった。その笑いを口元に貼り付けたまま、問い返す。

「今から? 誰が? 何の目的で? 宿を借りている身ではあるが、それでも通すべき筋はあるだろうよ。呼んでます、だから来てください、と言われてほいほい付いて行きたくなるような状況じゃないってのは理解してもらいたいもんだがね」

 男はこちらの言葉に小さな笑みを漏らしたが、咳払いをして表情を戻した後で言う。

「今宵の用件は、あなたの処遇についての話し合いです」

「処分について、の間違いじゃないのか」

「そうなる可能性も否定はしません」

 返ってきた物言いに、浮かべた笑みが深くなる。それは最悪の未来を想像した恐怖からくる部分もあったが、それ以上にこのやり取りを面白いと感じたからだ。いい感じに乗ってくるやつもいるんじゃないかと、会話が成り立つ感覚が少し嬉しかったのだ。なにせ、この場所に引きずりこまれてからこっち、言葉を交わした相手は自分を牢屋にぶち込んで笑う連中か、まともに応対をする気がない野郎だけで、会話というのが成り立った試しがない。

 誰かと会話ができるだけでも随分と気持ちは楽になるものだなと実感しながら、口を開く。

「……正直で何よりだ。相手の詳細も知っておきたいところだが」

「この国で実権を握っている方々です」

「こんな格好で大丈夫かい? まぁもし文句を言われても、あんたらから貰ってるものなんだがね」

 男は何も答えず、ただ道を空けるように体の位置をずらした。

 気にする必要はないということかなと考えて、空いたスペースを通って部屋の外へ出る。扉が閉まる音が背後で聞こえたと思うと、こちらです、という女の声が聞こえた。そちらを見ると女は既に歩き始めていて、男もこちらを一瞥した後で歩き出した。

 ついてこい、ということなのだろう。今更反抗する理由もないのだ。大人しく、二人の姿を見失わないように歩き出す。

 しばらくの間無言で歩いていたが、男の方がこちらを見ないままで話しかけてくる。

「そういえば、ひとつ謝罪せねばならないことがありました」

「ひとつだけか?」

「今のところは。……昼間、部屋に行った者達が不快な思いをさせてしまったと聞いています」

 相手は皮肉には付き合わなかった。そして、返ってきた言葉はある意味では予想通りの内容だった。簡単に謝れるような出来事はそれくらいしかないだろうと思ったからだ。ただ、それでもひとつ付け加えたいことはある。

「まとめるなよ。それはひとつの出来事じゃない。不快な出来事の種類が違うからな」

「関わった者にはしかるべき処分を言い渡してあります。それをこちらの誠意と受け取っていただければ助かります」

「内容が見えないのにか?」

 一息。少し攻撃的になりすぎている自分を自覚して、吐息を吐いて体に入った無駄な力を抜いてから言う。

「まぁ、そんな些細なことにいちいち噛み付いても仕方ないか。ただまぁ、あの兄ちゃんはとんだとばっちりだな。上からの指示通りに動いたってのに、罰されるんじゃあやるせない。いやはや、俺の身に降りかかった現状といい、人生ってのは理不尽に溢れてるもんだ。そうは思わないか?」

 問いかけに返ってきたのは、答えではなく問いかけだった。

「勇者殿はこの世界に来たことを後悔されていますか?」

 その問いかけ方に、こいつらの認識は本当に偏ってるなと思いつつ答えを返す。

「使う言葉には気を使え。俺はこの場所に自ら選んで来たんじゃない。てめえらに拉致られたから居るだけだ。だから、浮かぶ感情は後悔じゃなくて憤りだよ。他人の人生なんだと思ってやがるんだ、ってな。

 ……ま、あんたに言っても仕方が無いことだな。それに、言ったところで響くような真っ当な神経を持ち合わせてる連中でもなさそうだ」

 こちらの言葉を聞いて、目の前を歩く二人の雰囲気が一瞬剣呑なものに切り替わった。それはすぐに感じられなくなったが、彼らの反応は当然のものだ。いきなり侮辱されれば誰だって憤る。

 だから、そんな反応をこそ俺は笑った。

「どいつもこいつも自分が加害者であるという認識が足りないな。誰の、どんな意図で呼んだのかなんて関係がない。勇者だかなんだか知らないが、そういうものとして拉致られた人間は俺だけじゃないんだろう? だったら、その存在を知っている人間は全て同罪だ。うまいものが食いたいからといって人を殺すろくでなしと大差ない。むしろ、開き直れない分だけ悪いくらいだ」

 この言葉に、二人から反応が返ってくることはなかった。

 それからしばらく無言で歩き続けて、やがてひとつの扉の前で二人は立ち止まる。それぞれが扉の取っ手を持つと、男の方が口を開いた。

「先ほどの言葉をこの先でも言えたなら、私はあなたを尊敬します」

 俺は笑って言う。

「尊敬されたからどうだって話だが、せいぜいそのタイミングが来ないことを祈ってろ。そもそも、どこにそれを躊躇う理由があるっていうんだ?」

 こちらの言葉を聞いてから、その意図を咀嚼するような間を置いた後で扉が開いた。

 中は随分と贅沢に光源を用意しているらしく、開いた扉から漏れる光は薄暗闇に慣れていた目には少し刺激が強かった。とは言え、扉が開いた以上は足を進める以外に道はない。

 やれやれと溜息を吐いてから、光の刺激を減らすために目を細めつつ、部屋の中へと入ることにした。





 光に慣れた目に映る部屋の様子は、思ったよりは地味なものだった。

 装飾らしい装飾は殆どない。壁のちょうど真ん中くらいの高さに等間隔でろうそく台が設けられているくらいで、あとは調度品として長机がコの字型に並べられているだけだ。

 長机の前には五つの人影がある。おっさんとおばさんばかりだ。どいつもこいつも雰囲気からして偉そうで、部屋の雰囲気はすこぶる重かった。普段の自分であればビビッて萎縮してしまうところだろうが、今はただ面倒だなぁとしか思わない。この変化がいいことか悪いことかはともかく、気持ちの上で余裕があるという点だけは悪いことではなかった。思考がほどほどに回ってくれる。

 第一声をどうしようと一瞬だけ考えて、入ってくる直前の会話を思い出してから口を開く。

「しかしまぁ、いきなり呼び出すとは不躾な連中だよな。さっすが、自分たちだけの都合で他人を拉致ることができる悪人どもだ。他人の命を消耗品としか考えていないだけはある。俺にはとても真似できないね」

 部屋の雰囲気が一瞬で剣呑なものへと変化した。雰囲気が変わったのは上座に座る一人を除いた全員か。ああやっぱりこの程度の連中が殆どなんだなと、こみ上げて来る笑いを堪えることなく浮かべながら続ける。

「事実を言い当てられたからって機嫌を悪くするなよ。ガキじゃあるまいし。単なる挨拶だろう、この程度。

 それで、呼び出したのは俺の処遇を決めるためだとかなんとか聞いたが、俺の話を聞く気があるのか? それともてめえらが言いたいことを言うためだけの場か? まずはそこをはっきりさせて欲しいね。後者なら居る意味がないからな」

 少しの間を置いて、誰かが口を開いた。

「どうして君はそう攻撃的なのかね」

「攻撃的にならない理由がどこにあるんだ? やっと憤りをぶつけていい連中が出てきたんだ。言いたいことは全部言うさ」

 他の者も、次々に口を開き始める。

「自分の命が惜しくはないのか。今、君の生殺与奪権を握っているのは私たちだ」

「だからなんだ。今はこうしたいからこうしてるんだ。命が失われる直前になったら惨めに命乞いをしてやるから、殊勝な態度を拝みたいならその時まで待ってるんだな」

「口が悪いな」

「おまえらは性根が腐ってる。これでようやくお互い様だ」

「……君は我らの事情を知らないだろう。どうしてそこまで罵ることができる」

「どんな事情があるにせよ、他人の人生を簡単に台無しにできる連中に好意を示せというのは無理な話だろう。おまえらはそこら辺に居る人殺しと大差ない。俺の最初の言葉を聞いて、開き直れていたなら多少は違ったがな。

 他人の命を使い潰すのは自分たちの国を守るためだ、なんて言い返してくるかと思ったが、悪し様に言われることに腹を立てる底の浅さが見えただけだ。そりゃ悪感情しか浮かばんよ」

「何様だ貴様!」

「あえて言うなら被害者様だがそれがどうした。言われなければわからんのか、加害者ども。自覚しろよ。おまえらは誰かの助けを借りたい弱者だと、自分たちのことをそう思っているのかもしれないが、何も事情を知らない人間から見ればやってることはただの拉致だ。この世界では人身売買は合法か? だとすれば常識が違っているようだ。悪し様に言ったことは謝ろう。ただただ軽蔑だけしておくことにするよ」

「この、言わせておけば――!」

 おお切れた、なんて他人事のように眺めていると、

「静まれ」

 上座に座った一人が威厳のある声音でそう言った。

 言い放ったわけではない。ただ静かにその言葉を口にしただけだ。それでも、盛り上がっていた部屋の空気をその一言だけで収めてしまうのだから、この人物は他四人とは比較にならないほどの傑物あるいは偉い人間なのだろうと、そう思う。そもそも、こちらの第一声に対する反応も違っていたしな。

 視線を上座に居るそいつに向ける。

 そいつ――彼はこちらの視線を受け止めた後で言う。

「君にも言いたいことがあるのはわかっている。しかし、この場で行いたいのは話し合いだ。挑発するような真似は控えていただきたい」

「コンセンサスを取るための必要なやり取りだったと思うがな。うまくいったとは、確かに言いがたいかもしれないが。少なくとも、俺にとって話す価値のある相手が絞れたことは大きい。できれば、あなた以外は退室してもらいたいぐらいだ」

 この言葉に再び他の四人が憤り気配を見せたものの、彼が視線を向けるだけで収まった。その後で、彼は言う。

「それは難しい。私一人で決められることでもない」

「いいさ、それなら仕方が無い。では、建設的な話をしよう。そのためにもまずはひとつ要望がある。……いい加減座りたいんだが、椅子を貰えるか?」

 聞くと、彼は小さく笑った。そして、

「これは失礼を」

 そう言って、彼がこちらの後方に目配せをする。

 何があるのかと振り返ってみると、扉の脇に二人ほど人が居たようだった。そのうち一人が部屋の外に出て行った。おそらく椅子を取りに行ったのだろう。

 その後姿を眺めながら、彼らの気付かなかった自分を思わず笑ってしまった。我ながら節穴な目を持っているものだと、そう思う。

 しばらく待っていると、出て行った一人が椅子を持って現れた。こちらのすぐ傍に椅子を置いて、また扉の傍に下がる。どうも、とだけ声をかけて椅子に座った。立派な椅子で、座り心地は結構いい。これなら長い時間座っていても楽に過ごせそうだ。

 こちらが座ったのを見てから、彼が言う。

「では、話し合いを始めよう」

「何について話し合うんだ?」

「あなたに協力してもらうための条件について、取り決めを」

「俺を処分するという選択肢も採れるのに?」

「……あなたの立場からすれば、私たちが人の命を軽く扱っていると疑われるのも無理はないと理解はしている。しかし、この世界においても安易に命を奪う選択肢を良しとはしない。必要であれば躊躇わないが」

「ああ、とりあえずはそういうことにしておこう。それで?」

「私たちはあなたに協力してもらいたいことがある」

「断ってもきちんと保護してくれるならその言い方は正しいが、今の状況だと強制させたいことがある、とでも言い換えた方が適切だな」

 彼はこちらの言葉に苦笑を漏らしたものの、取り合うことなく話を続ける。

「とは言え、具体的に何かをして欲しいということはない。戦えるようになってさえくれればそれでいい」

 言われた内容に、少し呆けてしまった。実質、何もしなくていいと言われたも同然なのだから当然だ。とは言え、呆けていたのも一瞬だけだ。言い換えれば、おまえには何も期待していないということになる。人生台無しにされた上にこの物言いは、流石に癇に障る。

 多少表情に出てしまったのか、彼は気を悪くしたらすまないと謝ってきた。その後で続ける。

「一番重要なのは、勇者という、貴重な戦力がこの国にあるという事実なんだ。具体的に何かをして欲しいというわけじゃない。あなたからすれば、呼ばれた理由がその程度なのかと思うかもしれないが、私たちにとっては死活問題なんだ。

 私たちの国は大きくは無い。他の国と渡り合うために、大きな戦力を保有しているという事実は重要だ。それだけのために、私たちはあなたを呼び出した」

「……なるほど」

 要は俺の居た世界で言うところの核兵器を保有しているかどうか、みたいなものかなと考える。嘘というわけでもなさそうだが、それが全てということはないだろう。

 とは言え、こういう情報を出してくるということは、悪い扱いをする気がないということなのかもしれない。いやいや、あるいはそういう意図だと思わせておいて警戒心を下げさせる目的なのかもしれない――などと色々な考えが頭を過ぎったが、ある程度考えたところで打ち止めにした。

 相手は権謀術数渦巻く場所で生きてきたのだ。いくら考えてみたところで、まったくの素人が太刀打ちできるわけもない。元より負け戦なのだから、ある程度の譲歩を引き出せれば十分なのだが、どうなるやら。

 軽く吐息を吐いた後で、彼を見て言う。

「戦えるようになって欲しいとはどの程度なのか、知りたいところだ。生憎と、俺は庶民だぜ。戦ったことなんて無い」

「それは把握している。大抵、呼び出される勇者はそうだからだ。だから、こちらで訓練メニュー等は用意している」

「そうかい。厳しいものでないことを祈るばかりだよ」

「こちらの要望は聞いてもらえると思っていいのかな」

「右も左もわからねえ場所で一人でやっていけると思うほど能天気じゃねえよ。どうせ帰れないんだろ?」

「そうだな。少なくとも私は勇者が自分の世界に戻ったという話は聞いたことがない」

「じゃあ何で勇者を何度も呼ぶ必要ができるんだ?」

「人は死ぬ。色々な要因でね」

「死因を聞かせてもらっても?」

「想像の通りだと思うよ」

「そうかい。まぁ切り捨てる時は苦しまないようにしてくれや。……それじゃあもう少し具体的な話をしよう。待遇の話だ。俺の扱いはどうなるのか、気になるところだ。客人か? それとも見習い兵士でこき使われるのか? 出来れば前者が楽でいいんだがね」

「扱いは客人とそれの半々というところだろう。君は誰が相手であっても自由に振舞ってくれて構わないし、衣食住に困らせるつもりもない。とは言え、用意したメニューはきちんとこなしてもらわねば困るが」

 彼の言葉を聞く限り、待遇は悪いものではなさそうだった。

 いずれにしても、この世界の常識を学ぶための場と時間が必要なのだ。お互いにいつまでこの関係を続けるかはさておき、この場は相手の提案に乗っておくのが妥当な判断というものだろう。

 椅子の背もたれに身を完全に預けて溜息を吐いた後で言う。

「自由時間もちゃんと用意してくれればやってやるさ。週休二日って言って理解できるか? それを保証してくれれば、まぁ、就職後にいきなり僻地に飛ばされたと諦められそうだ」

「では、細かい部分は実際に過ごした上で決めてもらうのが一番だろうから、都度話し合いの場を設けることにしよう」

 彼がそう言うと同時に、部屋の内部の空気が少し弛緩したように感じられた。いや、実際のところは自分が単に脱力しただけかもしれないが、いずれにせよ、この場での話し合いはここで終了だと思ってよさそうだった。

 椅子から立ち上がって、扉のほうに向かう。誰も止めないところを見ると、本当に終わりのようだ。

 最後にと、扉に手をかける前に彼に向かって言っておく。

「待遇はほどほどに良くしてくれよ。根性無しなもんで、ちやほやされていないと逃げ出しちまいそうだ」

「善処しておこう」

「期待しておくわ」

 じゃあなと言い残して、部屋の外に出た。

 部屋の外、扉の脇にはこの部屋まで自分を案内してきた二人がまだ残っている。居てくれなくてはむしろ困るくらいだ。なにせ、ここから自分に宛がわれた部屋までどう行けばいいのかわからないのだから。

 男の方に視線を移して言う。

「終わりだとさ。部屋まで案内してくんない?」

「わかりました。行きましょう」

 反応は速かった。相変わらず女が明かりをもって先導し、その後を男、俺と続いて歩く。

 その道中で、そういえばと、部屋に入る前の出来事を思い出して男に聞いてみた。

「扉越しでも中の会話って聞こえたのか?」

「ええ、まあ」

「そうかい。ならいい」

 相手がどう思ったのかまでは知ったことじゃない。ただまぁ、自分は言ったことをやってみせたぞ、ということが相手に伝わっていたかどうかが重要だ。なにせ、こういう小さなことの達成を積み重ねて自信というのはつくものだからな。

 これからもぼちぼち積み重ねていくとしようかねと考えながら、部屋への帰路を進んでいった。


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