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こんな奴でも青春したいっ‼︎  作者: Gヘッド
episode.5 秋では色々赤く色づく
83/402

カラオケ選手権‼︎

はい!Gヘッドです。


今回はみんなカラオケで点数を競い合う回です。まぁ、他にもありますけど。


ちなみに、今、episode5の中間らへんですね。



賑やかな街の中にあるカラオケ。その中で熱唱している赤石。あれっ?赤石って、こんな奴だったっけ?


赤石は歌い終わると大きく息を吐いた。カラオケの結果が画面に出るのを待つ。


「赤石さんって上手いね。歌うの」


「いや、そんな事ない。ただ、歌いたいように歌っただけ」


画面に結果が出た。結果は100点中94点。歌った歌はとても難しい。でも加点を取りまくって高得点。


歌いたいように歌っただけでこんなに良い点数が出るんかねぇ。本当はちょっと本気だったんじゃないの?友達の目の前だからって。


俺が赤石を妬んでいると赤石は倉本にマイクを回した。倉本はそのマイクを受け取ろうとはしない。


「ほら、歌ってみなよ」


「いや、別に、私はいいよ。歌、上手くないし……」


「上手い下手じゃないよ。いかにどうやって楽しむかだよ。ほらっ、ねっ?」


倉本はしぶしぶ歌う事にした。


……なんか、倉本にはちょっと優しくない?ズルい‼︎俺も優しくされたい!


倉本はお気に入りのアニソンを選んだ。いかにも倉本が選びそうで、かつ、他の人も分かるような歌だった。


倉本は歌いだした。それと合わせるように俺と湯島はタンバリンを叩いた。倉本は自分では上手くないと言っていたが、実際は結構上手かった。確かに、赤石ほどではないが、それでも平均的には上の方だろう。


倉本が歌い終わり点数が出た。点数は79点。倉本はその点数を見ると俺にドヤ顔をしてきた。うっぜぇ〜。


「じゃ、次は柚子木だな」


俺が次に歌う番になった。俺は曲名を選択した。……演歌を。


俺が演歌を選ぶと湯島は俺に話しかけきた。


「演歌?」


「んだよ、悪いかよ!」


「いや、お前らしくないね」


「しょうがねぇだろ。演歌じゃないと良い点数取れないんだから……もうすぐ曲が始まる」


俺は曲が始まるとマイクを右手に持って喉を震わせた。この曲は抑揚が激しい。そこに気をつけて、あとは音程と声量を出せばいいだけ。


俺は歌い終わった。みんなの方を振り返るとみんなは笑いをこらえている。息ができなくて死にそうなほどに。


結果は51点。


……そうですよ。歌、めっちゃ下手ですけど何か?別にいいじゃないですか。歌なんかどうせ上手くなくったって。上手くなくったって…………。


俺が憂鬱に浸っていると倉本が指を指してきた。


「あははははっ!ど下手くそっ!」


「う、うるせぇなぁ!いいだろっ!」


「全然演歌出来てないじゃん!声出せてないしっ」


「もういいだろ!ほら、次は湯島。お前!」


俺はマイクを湯島に手渡した。湯島はそのマイクを手に取った。


「ふんっ!聞かせてやろうじゃないの!私の歌声を!」


で、結果は。


「ブフッ‼︎」


赤石でさえも笑ってしまった。その点数、28点。


「ぷっ‼︎俺よりも下手じゃん!」


「うるさいわね。しょうがないでしょ。人には得意不得意があるんだから!」


誰だよ、さっき私の歌声を聞かせてやろうなんて言った奴は。


とまぁ、こんな感じでカラオケをエンジョイした。


俺たちはカラオケから出た。湯島はこの後、病院に行かないと行けないらしく別れた。そして俺たち三人で歩いている時に、俺と倉本はある事に気付いた。


そういえば、俺たちは今まで、何をしていたんだ?俺たちの目的は赤石に彼氏がいるかというものである。まぁ、できればその本人の特定も。しかし、赤石本人にもう付き合ってないと言われただけで諦めても良いのか?もしかしたら赤石が嘘をついているかもしれない。今でも、その彼氏と会っているかもしれない。


すると、俺と倉本は赤石が怖く思えた。


今までずっと、彼女の手のひらで踊らされてただけなんじゃないだろうか。


学年ダントツ1位の彼女ならありえそうだ。


……恐るべき赤石由美‼︎



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