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こんな奴でも青春したいっ‼︎  作者: Gヘッド
episode4.仮面美女が仮面を剥がす時
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好きって言葉に気付かない+誰にでもある悩み事

えー、Gヘッドでござんす。


今回は二部構成です。


一つに二つをまとめちゃいました。


では、本編をどうぞ〜。

放課後の部活にてー


「ちぃ〜っす!」


俺はそう挨拶をしながら部室に入る。中にいたのは門川も広路である。広路は机に突っ伏して寝ている。少しいびきをかいていた。疲れて寝ているのか。


「お前、いつも部屋に入る時ってそのパターンだよな。何か他ないの?」


うわっ!痛い所つかれたよ。今、新しい新作を考えてた所なんだけどなぁ。


「まあ、残念ながらあまりレパートリーがないんです」


「まあ、いいや。それより他の二人は?」


「ああ、倉本が教室の掃除で、白浜が保健室の掃除です」


「保健室か。そう言えばこの学校って保健委員は掃除しないよな」


「まあ、そうですね。保健委員って勝ち組ですよね」


「まあな」


門川はそう言うと広路のほっぺたをプニプニと何回も押した。すると広路はムクッと起きた。


「先輩たちって本当仲いいですよね。部長と広路先輩」


「そうか?」


「ええ、第三者から言わせてもらうとリア充臭がプンプンします。非常にウザいです。視界から消えてください。そして次回からも」


「いやいや、待て待て、俺の将来を消さないで、それにリア充じゃねぇし。……別に、す、好きじゃねぇよ」


そういう所がリア充っていうだよ、ばぁ〜か!


そう。門川と広路はわからないかもしれないが他者から見るととてもいい感じのカップルに見える。


まあ、もちろんさっきの言葉は皮肉で言ったのだが。恋の気持ちに気付いていない二人がすごく羨ましい。だって俺は恋の気持ちに気付いてしまったから。こんなに傷ついているのだから←(未だに、白浜に友達と言われたのを根に持っている)


すると白浜と倉本、五条、神崎が部室にやって来た。


「おっ!真那ちゃんの寝ぼけ顔かわぇぇ〜」


と言いながら五条は写メを撮る。


「よし!これをラ◯ンのGHB部員専用グループのトプ画にしよう!」


などと言って勝手にトプ画を変えてしまった。


「あっ!スマホいいなぁ〜」


白浜と倉本は俺たちスマホ勢を羨ましがる。


白浜と倉本はガラケーなので俺たちとの連絡はいつもメール。


「私も早くスマホが欲しいです」


白浜は成績表の学年順位が100位以内だったらスマホを買ってもらえるらしいが、彼女の順位はいつも120位前後である。そのため、彼女はスマホを手にする事がまだ出来ない。


「そう言えばもうすぐで期末考査だからな〜。あと一週間だぞ‼︎お前らちゃんと勉強やってるか?」


「いや、やってないっす」


「やってません」


「そんなもの、私には必要ない」


「やってねぇよ〜」


「や、やってません」


この返答を聞くと門川はため息をついた。


「お前ら、ちゃんとやれよ。高一、高二が全滅してどうする」


いやいや、あんたなんか問題解かないでしょ。部長のこの前の答案見ましたよ。何も書いてなかったじゃないですか。頭いいのに台無しですよ。能ある鷹は爪を隠すとかでずっと能力見せるのを惜しんでたら失敗するよ。


「はぁっ、とにかく、今日の部活はやめた。部活したって勉強してないんじゃダメだ。お前ら帰ったら勉強しろ」


「はーい!」


門川の部長権限により今日の部活はなくなった。そのあと、俺たちは学校を出た。


電車内にてー


学校帰り。俺は白浜と一緒に揺れる電車の席に座っている。


季節が夏だという事もあり、電車内は冷房が効いていて、扇風機も回っている。


電車のガタンゴトン、ガタンゴトンと振動が伝わる。


白浜は揺れる車内の中でこんな事を言い出した。


「その、柚子木くん。気になる事があるんです」


「何だ?」


「その、今日の放課後の事なんですけど……」


白浜は俺に小声で話した。


「私、保健室の掃除当番だったじゃないですか」


「ああ、そうだな」


「それで、私が保健室に一番で着いたはずなんです。でも、そこには小深さんがいたんです」


「まあ、小深がいるだろうなぁ〜」


今日の六時間目は体育であった。今日の体育は外でバレーボール。その時に、小深は頭が痛いという事で保健室に行った。後から聞いた話によると異常はなかったらしいが、この時期なので安全をとって、休ませる事にした筈。


「でも、小深が保健室にいる事は別に普通だけど……」


「そこじゃないんです。小深さんは保健室の栗里先生と話していたんです。それで、その内容を、私聞いちゃったんです」


「ヘェ〜。どんな話だった?」


俺が白浜に聞くと白浜はこう言った。


「精神的な悩みがあるそうです。また、それによって、いっぱい食べてるらしくて体重も上がってるみたいなんです」


「馬鹿食いだな。まあ、芸能の仕事をやってればストレスぐらいは溜まるだろ。ってか、白浜。お前、意外に口軽い?」


そう言われると白浜は顔を真っ赤にして答えた。


「そ、そんな事ないですよ‼︎わたしは口軽くありません‼︎」


白浜がそう言っていると彼女が降りる駅に着いてしまった。白浜とは「失礼します」と少々怒り気味状態で別れた。


明日ちゃんと謝っとこ。


それはそうと、小深が隠していた事とは悩み事なのか……。






悩み事……。それは誰にでもある物。


誰かと共有する。それだけでも楽になる事を彼女はまだ分かっていない。


でも、話すには勇気がいる。悩みを話すのはそう簡単には出来ない。


悩みは出来やすいのに消しにくい。


世の中は何でそんな風にできてるのか。


まぁ、今、分かる事で言える事はただ一つ。


世界は未完成だから。永遠の未完成だから。だから、終わらない。終わらせない。











今回、保健室の先生、栗里先生が名前だけでましたが、今回は紹介しません。

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