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白浜と言う名

はい。今回はまあ入学式の日後編という事でかきました。次は部活入部編という事でこれから物語は動き出します。まあプロローグ的な感じです。次は12/4までに出せればいいかなぁと思います。



最後に皆さん著者の技量、技術不足により読みにくいことがあるかもしれませんが今後もよろしくです。

彼女はニコッと笑いかけて俺の手を握って「一緒に行きませんか? 」といって俺を連れて行く。正直言って高校の場所を忘れていたため、これは一石二鳥かもしれない。


しかし何故だろうか。ここまで綺麗な女性に手を握られていたら、心がドキドキして壊れそうだ。ヤバい。手汗ビッショリでバレたら恥ずい。多汗症と思われる。


そんな事を考えている間にも彼女はどんどん走って行く。もちろん俺も連れてだが。


でも、女の子の手ってこんなにも小せえんだな。握りつぶす事が出来そうなくらいまで。俺と生きてる時はほぼ同じなはずなのに、なんでここまで変わるんだろうなぁ。


変な事を考えている間にももう学校まで着いてしまった。彼女は俺の方に振り返る。


「そういえば貴方のお名前はなんていうんですか? 」


「俺ですか? 俺は柚子木光牙です。ヨロシクっす」


「柚子木くんですか。私は白浜舞って言います。よろしくお願いします。いや〜、私も登校1日目で遅刻かもって思ってて怖かったんですけど、私と同じ人がいてよかったです」


彼女はそう言うとニコッと微笑む。幼かった。


……。なんて言えばいいのだろうか。女子とここまで話したのはあまり無い。あまり無いっていうよりかは、苦手になっちまった。そんな時俺はふと彼女の首にネックレスが付いていることに気づいた。そのネックレスは銀メッキのようなもので作られているようであった。縁には植物の葉があしらわれていた。


「そのネックレス綺麗っすね。どこで買ったんですか? 」


「え? ああ、これは母から貰った物で中には私の家族写真があるんです」


彼女はそう言ってペンダントの中の写真を見せた。写真には小さい頃の彼女らしき人物とその両端には母親と父親らしき人物がたっている。写真を見終わった俺に彼女はニコッと笑っていた。


ただ、何かおかしかった。彼女の笑みは作られた笑み。その笑みは誰を騙そうとしていたのか。俺なのか、写真に写っている人たちか、それとも彼女自身か。


「それより柚子木くん。そろそろ教室の方に行来ませんか? 早くしないと本当に遅刻です!」


「ああ、うん。クラスの表を見に行こう」


そう言って俺達2人はクラスの表の所へ行った。今年はクラスが3クラスあるらしく俺も彼女も同じ3組である。俺たちはクラスを確認して玄関で上履きに履き替えて教室へ向かう。教室は3階にあるらしく3階へ二人は走って向かう。3階に着き教室へと行こうとした時学校のチャイムが鳴る。ヤバイ、そう思った2人はダッシュで教室に入る。なんとかギリギリセーフで済んだが、教室にいた人達の 視線が一斉に俺たち二人へと向く。まあ、入学式早々遅刻ギリギリは珍しいものなのかもしれない。


「はぁっ、はぁっ、だ、大丈夫みたいだな」


「は、はい」


全力疾走だった為二人の会話は繋がらない。二人が入ってきてから2分後ぐらいに若い女の先生が入って来た。


「初めましてかな? 私の名前は浦部雪乃と言います。この一年間私が皆さんの担任なんで。よろしくっ!」


若く、とても明るそうな笑顔にジャージ姿。体育の先生であろうか?そうとも読み取れるほどのこの人の解放感には少々驚いた。


彼女は出席簿を取り出すと個々の名前を呼び始めた。名前番号順ではクラス27人のうちの一番ラスト。自分も人生初めてである。それと同時に変な敗北感も。


彼女はクラス全員の名前を呼び終わると、黒板に何かを書き始めた。


彼女は黒板に「高校舐めんなよっ! 」と書いた。その後彼女はこう付け加える。


「楽しんで、恋して、青春するのはいいよ。ただ君達にとってはたった一回限りの高校なんだ。前進することもいいが少しは止まれよってことよ」


彼女は笑いながらそう言うとみんなを講堂へと案内をする。


変わった人だな、



体育館に着くと目の前には新入生を歓迎する看板もあった。生徒は全校生徒合わせて250人ほどらしい。入学式はとても退屈であった。校長の話はだらだらと続き、30分以上も話していた。多くの生徒は上の空の状態で聞いていない様子であった。俺もずっと上の空だった。白浜という女の子の事が気になって仕方がなかった。


入学式が終わり教室へと帰る途中に白浜が俺に話しかけてきた。


「柚子木くん。ホームルームが終わったら一緒に帰りませんか? 」


「うん。いいよ」


そう返事をした俺の闘志は密かに燃える。そう、彼女のハートをこの三年間の高校生活の中で掴みとるのだと。


そしてホームルームが終わると白浜と俺は一緒に帰った。もちろん俺はこんな可愛い子とのトークスキルは洗練されてないため話す事柄は無く話を続けることが予想以上に難しかった。あまり話す事無く気まずくなっていた時に、なんとアンラッキーな事に俺が降りる駅が来て、俺は降りた。つまり、この20分ほどの電車内の中で彼女は多分俺のことをつまらないクズとして思うかもしれない。最悪である。


そんなこんなで俺にとっての最初の登校の日が終わった。色んな意味で。


でも、この日から俺の普通の高校生活という名の道が狂い始めた。






曲がりくねった先にあるのは優愛な学園パラダイスか、憎悪の塊か、それとも新しい道に乗り換えるのか。


それは少しづつ紡いでゆくもの。一回の判断で、一回の行動で結果が大きく変わる可能性パラレルワールド


青春の思い出に揺らぎ、人と人の本音がぶつかり合う。


俺たちは一回しかこの高校生生活を味わう事ができない。


それなら、自分がいた証を無茶して作るのもいいんだぜ。


だって、俺たち高校生なんだから。


はい。今回も人物紹介を致します。今回は白浜舞さん!


白浜 舞 高一

しらはま まい


身体/身長163センチと女子にしては高め。体重はヒ・ミ・ツ♡ 髪は黒髪ロング? 顔はかなりの美形 少々天然バカ 成績はそこそこ Cカップ


性格/超絶純粋な子。未来永劫で白。黒は交わらない。純粋過ぎて逆にだるい。


好きな物/正義。格言。海産物。


過去/元々二卵性の双子で産まれ家族が4人家族であったが、7歳の頃の冬、新潟で車と車の衝突事故で彼女以外全員が死亡その後彼女は見知らぬ人に預けられた。元々の名は羽賀舞。



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