部長としての意地
お熱が下がったGヘッドです。
ノープランで書いてたら凄いことになるもんですね。でも頑張ります!
「じゃあ、今から交渉を始めましょうか」
「は、はい」
一気に重々しい雰囲気になる。まるで鉛か何かで押し付けられているような感じである。
清戸は獲物を狙うかの様な目で俺を見てくる。俺は彼が作った檻の中で逃げ回るしか方法がないのか?
お腹痛くなりました、とかで帰らせてくれるのかなぁ〜。……帰りたい。もうヤダァ。
「と、言いたいところだけどその前に」
え? その前に? 何をするつもりであろうか?
「自己紹介をしま〜す」
「は、はぁ」
「いや〜チョット作者さんから頼まれちゃって。名前をそろそろやらないといけないし〜。まぁ大人の事情ってやつだよ」
うわ、この人大切な部分を”大人の事情”という万能な言葉によって隠したぞ。
ってか作者!ちゃんとやれよ!変な雰囲気になるだろうが!
「じゃあ、まずは俺達生徒会から。まぁ俺の名前は知っての通り清戸娯楽。でこいつが法前希幸」
「よろしくお願いします。(果てろ。クズめが! )」
法前さんとはいい仲になれそう。←(法前の心の声に気づいていない)
「後は面倒くさいから、自分の事は自分デェ〜」
あっ、責任放棄したぞ。やはりどことなく門川と似ている気がする……。
って言うか自己紹介する意味そもそも無いよね? こっちは交渉をしに来たんだけど。作者も作者でしっかりしてくれよ。こちとら早く帰りたいよ!
「あれ? 柚子木くん、やる気無さげ? 」
「だって、僕は交渉に来たんですよ? 」
「じゃあ次〜。花ちゃんね」
「人の話を聞けよ! 」
と俺はつっこむ!
「まあまあ、そう怒らないの! だって、これから、一緒に仕事をする仲になるんだから」
清戸はこう言った。この言葉に俺だけでなく他の生徒会の四人も驚かされた。
「は? 何言ってんすか? 」
俺は動揺を隠せない。だっていきなりこんなこと言われたら。
「だから、俺達、生徒会に入ってもらうんだよ。だって交渉だろ?ならいいじゃないか。部費と交換で柚子木を貰おうって思っている。ただそれだけの話」
「は? 部費と俺を交換する? 」
「そうだよ。いや〜この前の事件の話を聞いたときは俺も驚いた。自分の身を犠牲にしてまででもGHBのご奉仕精神を守ろうだなんて。だから、ガリレオくんに頼まれたから追い払いたかったんだけど、君みたいな面白い存在を知ったら追い払おうにも出来なくってね。そこで、僕は考えたんだ。どうすればガリレオくん達GHBから君を引き離せるのか。それでこの交渉を考えついたわけだ」
「え?じゃあまさか、最初から目当ては俺? 」
「うん、そうだよ。お目当ては汚れ仕事人の柚子木くん。君だよ」
「会長! 何を言っているんですか?僕達は五人でも生徒会として十分に機能を果たしているじゃないですか? 」
法前達四人も清戸の考えに異議を唱える。
「君達は黙ってくれないか? 」
清戸は他の四人を睨む。すると、他の四人も動けない。その目はまるで帝王、いや暴君のようである。
……怖っ! 何この人? 狙った獲物は逃さないタイプだよ。絶対に。
「ほら、どうするの? 決められるのは今日までだよ? この条件を飲む? 飲まない? 」
清戸はニヤッと笑みを浮かべる。
……どうすれば?この状況をどうすれば?
すると扉がガタンと開いた。
そこにいたのは門川であった。
「おい! 清戸! 俺がいないからって好き勝手しやがって。全部聞いてたぞ! 」
「あら? ガリレオくん? 帰ったんじゃないのかな? ってか盗み聞きはよくないよ」
「帰るわけねぇだろ。どうもなんかおかしいと思ったんだよ。何でお前が、あの時、俺の頼みを聞いたのか。化けの皮が剥がれたなぁ。清戸! GHBの部員は誰にもやんねぇ! 」
「あらら? 一枚上手だと思ったのは俺だけかな? 」
「か、か、門川せぇんぱ〜い! 」
「まぁ、俺の大切な部員失うのは、お前と話すよりも胸糞悪いからな。という事で交渉やり直しだ‼︎ 」
えー今回は書くことがありません。