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こんな奴でも青春したいっ‼︎  作者: Gヘッド
episode2. 生徒会と中部の化け猫
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出陣の時!

えー、Gです。今回は私が熱を出してしまったので急遽終わらせようと思っていた生徒会編が終わりませんでした。でも私のモットーの一つの毎日出す!と言うのだけは破りたくないので意地でも書いてやりました。

明日も書きますが、多分終わりません。

すいません。

はぁ、俺一人であの空気に耐えられるのか。


俺は部室を出て生徒会室へと向かう。近づくにつれて歩幅がどんどん小さくなる。


くそっ、なぜ俺がこんな事をしなければならないのか。今頃、門川は電車内でゆっくりして、他の四人は呑気にキャッキャ言いながら服を選んでいるだろう。……俺も混ざりたい。(でも、そんな勇気ない)


あ〜あ、行くのやだなぁ〜。行きたくないよぉ〜。


でも、今日でないといけないわけもある。何故なら部費の決定期間が今日までだからだ。


この学校の部費の決め方は変わっていて、生徒会とその部活の部長の話し合いにより決まる。やり方は至ってシンプルである。生徒会が各部活を回り、希望額をまず提示され、それを生徒会が振り分ける。それだけである。

だから今回は例外中の例外と言っていいだろう。


俺は階段を降り、二階の生徒会室へ到着した。


いざ、決戦の時‼︎と俺は思い扉を開けようとする。……が、手が動かない。地獄への門をくぐる勇気は俺にはない。


……修羅場や……。泣きたくなってきた。


開けないという心が邪魔をして開けられない。


そんな事を考えながら扉の前でグダグダ、モジモジとしていると、いきなり扉が開いた。


「誰? 」


男子生徒である。その男子生徒は俺を見て「あっ、さっきの人だ」というと俺を部屋の中へと案内した。


……入っちゃった。もう後戻りはできない。一か八かでやるしかないかな?こりゃ。


部屋の中はとても綺麗で、整理整頓されていた。一番奥には生徒会長と書いてある札が乗っている机があり、その手前には他の役員の人達の机があった。


男子生徒は俺を応接間に案内した。


「貴方は確か柚子木さんでしたっけ? 」


「あっ、はい」


「僕の名前は法前希幸と言います。僕はこの生徒会で副生徒会長をしています」


法前はそう言うと深々と頭を下げてお辞儀をした。


俺はこういう人を見ると本当にホッとする。常識が分かる人であると。


「柚子木さん。すいませんが、今、会長は他の部活を回っているので帰りがもう少し遅れます。すいません」


この人はまた深々と頭を下げてお辞儀をする。


止めてくれ。俺に対して今、優しくしないでくれ!やっと普通の人に出会えて泣きそう。

もうつっこむ必要が無くなって凄く嬉しくなってくる。


その後、清戸が帰ってくるまで俺はずっと法前と喋っていた。法前とはいつも色々な人に振り回されていると言う事で意気投合してしまった。そして、俺と法前はメルアドまで交換したのだ! 会ってたったの一日で!


……しかしこの時の俺はまだ知らない。彼が心中で「こいつ、ちょれぇ。もうすぐで俺の手駒に出来る」と言っていたのを。


俺と法前が喋っていると清戸と他の三人が部屋に戻って来た。


清戸は俺を見るや否やこう言った。


「あっ、柚子木くんじゃん」


清戸的には門川が来ると思っていたのだろう。


俺は清戸に自分がここに来た理由を話した。


「つまり、代役というわけだね? 」


「はい、そうですけど」


「まぁ、俺は柚子木くんの方が良いけどね。だってガリレオくんとじゃ話が一向に進まないからね」


清戸はそう言って法前から資料をもらう。


柚子木光牙、16歳! いざ、出陣‼︎




えー今回は新しく出てきた法前くんをやります。


法前 希幸 高二

ほうぜん きさち


身体/身長174と普通。体重55。眼鏡を掛けているが、視力が悪いわけではなく、あくまで伊達眼鏡。


性格/人を操るのが非常に上手い。鬼畜。


悩み/名前が女っぽい

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