表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
こんな奴でも青春したいっ‼︎  作者: Gヘッド
episode1.5西枝聖
12/402

グリーンカレーが上手ければお嫁にいけるかも。

はい。Gです。今回は西枝聖くんの小編の中間です。次に西枝くん小編が終わり、定番のモデルキャラか、生徒会を出すつもりです。

「ただいま〜」


「光牙様〜お帰りなさいですぅ〜もうすぐお夕食出来るので、待っていてください」


……漢になりたい……か。


人それぞれ悩みはあるからその様な悩みもおかしな事ではないのだろう。まぁそこは問題なのではない。問題は、”どのように解決するか”である。


単に”漢”といわれても、ゴッツゴッツの筋肉人間ムキムキマンなのか、かっこいい爽やかな人なのか。


う〜む。分からん。今まで俺はその様な事を思った事がない。コンプレックスなら誰にだってあるが、今回は結構な例外である。


とにかく今日はいい案が出そうにもないので、西枝には明日来てもらうことにしたが、やはり、いい案を出すのはとても難しく思える。


もうすぐ夕食が出来るというので食卓で待っているとココが夕食を運んできた。


「お待たせしましたですぅ〜」


ココはそう言うと、自信満々の笑みで俺の前に今日の夕食を出す。ココは「カレーライスですぅ」と言っていた。


中には野菜、野菜、野菜。野菜づくしである。ちまたで言う”グリーンカレー”と言うやつであろうか。


俺はそのカレーを一口食べてみた。


……うん、意外とうまいではないか。このナスとカボチャが意外とあう。


「そのぅ、どうでしょうか? 」


「うん、うまいと思うぞ」


「ほっ、本当ですか? じゃあちょっと私も一口味見を……」


彼女はそう言ってカレーを口に運んだ。


「なっ? うまいだろ」


「…………」


どうしたのであろうか。彼女は下を向くと何も話さない。


さて、ここで問題です。何故、ココはここで何も話さなかったのでしょう。





























ヒントは”味覚”































正解は”料理が不味い(ミスマッチ)だから”です。


ココが生きていた頃は味の薄いものばかりを食べているため味が濃い料理があまり得意でない。というよりココは料理自体まず得意ではない。さらに、俺の味覚はうまいの範囲が広いので不味くてもうまく感じてしまう。


ココは自分の作った料理がここまで酷いものであったのかと、悶絶中である。


「私、母からずっと言われてました。”そんなお料理じゃお嫁に行けません”って……もう、お嫁に行けないですぅ〜」


ココはそう言うとグスッ、グスッと泣いた。しかし、もう今までの俺ではない。


今までは俺もどのように慰めれば良いかわからなかったが今、俺には必殺技がある‼︎

多分、ココにしか効かない技だが……


「ココ。お前はお嫁に行けないというわけではない! お前は可愛い! お前は優しい! ちょっとドジな所もあるが、そこも可愛い! 大丈夫だ! 」


彼女はそう言われると頬を赤らめた。


ふっ、これでどうだ。泣き止ますんじゃない。褒めるのだ。こいつは褒められるといつも嬉しがる。まるで動物の様にしっぽを振りながら。


「……ぷっ、なんですか? なんか、変質者みたいでしたよ」


……あれ? 笑われた? あれれ? 俺、今凄く恥ずかしい状況じゃない?


「まぁ、でも少し男の人らしくて格好よかったですぅ……」


ココは頬を赤らめながらそう言う。

これは嬉しいのかな? 笑っているのかな? 恥ずかしいのかな? どうなんだい?

これだから女の心はわからない。


でも、男らしいか……


「なぁ、ココ」


「はい? どうかしました? 」


「その、お前は、男らしいってのはどういう事だと思う? 」


「なんですか? それは、例のGHBのお悩み相談の事ですか? 」


「ああ、そうなんだよね。なんか女の子っぽい男の子が”漢”になりたいって言う相談で」


「男と漢ですか……。う〜ん。私にはよくわかりません」


「やっぱ、そうか」


「でも、別にそんなんいいんじゃないんでしょうか」


ん? 別にいい? いやいやいや、それはお悩み相談の仕事放棄になるわ。


「なんというんでしょう。やっぱり、男の人にキュンってするのは、その人らしさ、その人ならではの優しさがカッコイイと思います。この人となら、側にいたい。って思わせてくれる様な……多分です」


「ふ〜ん。例えば? 」


ココは胸に手を置いた。


「えっ? た、例えばですか?それは、さっき光牙様がやってくれた様な……」


「えっ? なんて言った? 」


「いや、今のは聞かなくていいです! もう、私は寝ます! お休みなさい! 」


ココは顔を赤くしながら、ドアをバンっ! と閉めて彼女は自分の部屋に戻った。


俺、何か怒らせるようなことしたかな?


その人らしさ……優しさ、か……。


西枝にしか出来ないこと、西枝の優しさ。そこを俺達は引き出せるのであろうか……。

えー、今回はこの前出てきた、赤石さんをやりたいと思います。



赤石 由美 高一

あかし ゆみ


身体/174とちょっと大きめ。体重は46キロ。

身体能力は並。頭の回転が速いが、どこかズレている。Cカップ


性格/しっかり者。みんなのためなら身を惜まず頑張るタイプ。


好きな物/韓流昼ドラ。少女漫画。「一人はみんなの為に。みんなは一人の為に」


悩み/元々中学の頃、彼氏がいたが、その彼氏に二股されて、見捨てられた。

もう恋はしたくないと言っている。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ