男の娘は願う。漢になりたいと
はい。Gヘッドです。えーepisode1.5は日常のお悩み相談なので、泣きシーンはほぼないです。(まあ、今回は西枝くんが泣いてましたが)後は、生徒会キャラを書きます。
後、何か書いて欲しいキャラがいたら感想に書いてください。いい案でしたら使うかもです。
扉が開いた。そこには高一の男装をした女子が立っていた。
「あのぅ、ここはGHBであっていますよね」
「あ、はい。そうっすけど」
「どうしたんですか?」
俺と白浜がその女子に話しかけると、他のGHB部員たちは一斉にニヤリと不吉な笑みを浮かべた。
「柚子木と白浜! そのさ、私達のお悩み相談の解決者は一番最初に対応した人っていうのが代々GHBの決まりなんだよね。……ごめん。言い忘れてたわ。ということでその子の件はあんた達が解決してね」
五条はそういうと舌を出して”テヘペロっ”としてきた。
は? 何? どういう事だ? 一から説明して欲しいんだが。……まさか俺達を騙したな!
「いや、ちょっと先輩。待ってくださいよ」
俺がそう言うと他のみんなは口笛を吹いて知らんぷりしている。このヒモ人間どもめ‼︎その狡賢さをもっと他の事に使えよ!
「はぁ。しょうがないか。ねぇ君名前はなんて言うの? 」
俺がそう聞くとその女子はモジモジしながら
答えた。
「ぼ、僕の名前は、西枝聖」
え? 僕? ……いやいや、まさかね。あれだ!一人称が”僕”の女の子だよ! そうだ。きっとそうに違いない。
すると白浜はこう言った。
「可愛らしいお顔ですね。肌が白くて、顔が小さくて」
すると西枝はいきなり「うっ、うっ」と泣き出した。
……え? ど、どうした? どうしたんだ? いきなり泣き出したぞ?今の白浜の言葉にキズついたのか?
白浜もわざとではない。現に白浜も驚いている。自分が何か悪いことを言ったのであろうかといわんばかりにオドオドしている。
俺達二人が困惑していると、門川がこう言った。
「あー、お前見ていると色々言いたくなるわ。お前ら少しぐらいは生徒を覚えとけよ。ってか勘違いしているかもしれないが、こいつ男だぞ」
その言葉を聞いた俺と白浜は「えっ?」と言ってしまった。俺なんか声が裏返ってしまった。
なっ、ま、まじか。こんなに可愛らしいくて、肌が白くて、顔が小さいこんな奴がお、男だと⁉︎ これがショタ、並びに男の娘というやつなのか?
とにかく俺達二人は酷いことを西枝にしてしまったので誤った。西枝は許してくれたが一向に泣き止まない。
どうすればいいのだろうか。泣き止ますのはココのおかげで慣れているが、西枝は多分ココのやり方じゃ泣き止まないだろう。
すると白浜が
「あの、今日はどうしてここに来たんですか? お悩み相談ですか?私達が相談に乗りますよ?」
と言った。
バッドタイミングだな。おい。白浜は人生タイミングが必要なのをわかっているのだろうか。しかも俺達が泣かせていて、泣き止ませてもいないのに、お悩み相談のタイミング早すぎるぞ‼︎天然すぎる所を少し知性に回してくれんかね!
とにかく俺が白浜の失態をカバーする様に泣き止ます。
それから数分したらやっと泣き止んでくれた。多分彼はココ並みに繊細な人なのだろう。
慎重にしないと、またこのような事態を招きかねない。
俺は西枝をソファーに座らせた後、彼に訪ねた。
「あのさ、西枝さん。今日はどんな用件できたの? 」
俺が慎重に聞くと彼はこう言った。
「その、僕コンプレックスがあって……」
あー。大体分かるわ。今んとこ大体検討はつく。
「その僕、男なのに女っぽいところを直したいんだ。漢になりたいんだ! 」
女っぽいではない。女そのものである。女に”あれ”がついている。それだけである。
しかし、西枝は本気で俺達に頼っている。
「はぁ、まぁそんなに、期待すんなよ。俺達この部活に入ってまだ全然経ってないんだ。それに”お悩み相談”は今回が初なんだ。だからそんな期待し…」
彼は目をキラキラさせながら俺を見つめる。
めっちゃ期待しとるやないかい!
とまぁそんなこんなで俺と白浜の最初の仕事が始まった。
えー、今回はGHB部員ラストの神崎千鶴さんです。この子は相当なすみません子にするつもりです。
神崎 千鶴 高二
かんざき ちづる
身体/身長は165と平均的。体重は42と少し軽いのかな?(作者は男なので女性の平均が分かりません。出来れば平均を載せてくれるとありがたいです) 柚子木くんよりも霊感が強いので色々見えちゃう。髪はおさげ。Dカップ。
性格/ごめんなさい子。凄い色々な事にビクビク。
好きな物/自然。神様。日本の伝統的な遊び。
悩み/彼女の家は神社であり、彼女は代々その神社の主である巫女。ただし、彼女自身は神社を継ぎたいとは思っていないが、親からは継ぐようにといわれている