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こんな奴でも青春したいっ‼︎  作者: Gヘッド
episode5.5 食欲の秋 読書の秋 スポーツの秋‼︎
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志が折れ……

はい!Gヘッドです!


今回はなんか題名が挫折回っぽいですね。まぁ、全然違いますけど。


episode5.5はバスケ部編ですね。まぁ、秋がメインテーマなんで秋の季節中は『食欲』、『読書』、『スポーツ』とかを書きたいと思っています。


ちなみに今回で100話ですよ!祝・100話!ですね!


いつも見てもらってる皆様には感謝かんしゃ感激かんげきあめあられです!今後も頑張りますんでよろしくお願いします!

「……で、多田森。お前は何でいるの?」


俺はビクビクしている多田森にそう聞いた。ちなみにビクビクだからね!ビクンビクンじゃないよ!痙攣とかじゃないんだから!


多田森は俺の問いに閉ざしていた口をゆっくりと開けた。


「その、文化祭の助っ人をGHBがやってると聞いて……だから、助っ人をやってほしいなぁ……なんて思って……」


はい、きました〜。予想的中!どうせあれだろ?


「その、ば、バスケを一緒にやってくれませんか……?」


だよね〜。お前だったらそうくるよね〜。北瀬に言われた時から予想はしてたよ!


……まぁ、やらないけどね。


多田森が依頼をだすと門川はそれを受理した。


「ああ、大丈夫だから。うちの部活には運動専門の人がいるから」


門川はそう言うと不吉な笑みを浮かべながら俺を見た。


「いや、俺やりませんよ」


「えっ?何で?お前やってくんないと俺らの部活は運動できる奴いなくなるよ」


「いや、部長がいるじゃないですか」


「いや、俺はいいよ。だるいし」


……えっ?今なんて言った?聞き捨てならない言葉が聞こえたような気がするのだが。


「だってバスケなんかやるわけないじゃ〜ん!」


門川は多田森の前で大声を出した。その時、俺と倉本は驚いた。


……多田森の前でそれを言うのか?と。


そう、多田森は現時点で、二人しかいないバスケ部の内の一人。二人しかいないのにバスケなんかろくにはできない。バスケしたくてバスケ部に入ったのにできないのなら辞めたいぐらいである。それなのにバスケをやる事を諦めない。


しかし、門川はそんなこころざしを持つ者の前で堂々と侮辱する言葉を言ったのだった。それは流石に倉本でもやばいと思った。


が、多田森は平然としていた。いや、平然というよりかは落胆していた。


多田森はため息をつきながらこう語った。


「やっぱりそうですよね。バスケなんか面白くもないですよね……」


そのため息には今まで持っていた志が入っていた。その志が空気の中で散らばってゆく。


俺は多田森にある事を聞いた。


「何人集めればいいんだ?」


俺は知らなかった。バスケが何人でするものなのかと。


小さい事からろくにちゃんとスポーツをした事はない。まぁ、喧嘩という名目で体を動かしていた事はあるが……。だから、そのスポーツがどのようなものなのかも分からない。名前は知ってるがそこからは知識が無い。


サッカー、野球、バスケ、バレー、ハンドボールなどは名前しか知らない。知ってるのは水泳ぐらい。


「別に俺はやらねぇぞ。でも、人なら集められる」


俺がそう言うと多田森は「本当?」と聞いてきた。


「まぁ、頼めばなんとかなるだろ。で、何人何だ?最低、集めればいい人数は」


多田森は手を伸ばした。そして四本指を立てた。


……子供かっ‼︎よんちゃい!とでも言いたいのかっ‼︎


すると、五条が話の中に入ってきた。


「あれ?でもバスケって五人じゃなかったっけ?確か、バスケ部は二人いるんだろ?じゃぁ、最低は三人じゃないのか?」


……え?五人なの?五人だけであの、なんだ……、網のついた……輪っか?に入れればいいのか?


「いや、もう、バスケ部は僕一人になっちゃったんですよ……」


「え⁉︎バスケ部、一人だけ⁉︎」


さぁ、久しぶりの人物紹介です!やばいですね。いつもみたいにできるのか。



多田森 秋 高一

ただもり あき


身体/163センチ、53キロと男にしては小柄。しかし、運動神経は異常。西枝並。スゴさは今後、載せる。


性格/凡人。ただただ凡人。凡人を極めすぎて凡神になっちゃった。


好きなもの/バスケ、仲間、クォーターという言葉


悩み/仲間のバスケ部員がバスケ部辞めちゃった。

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