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機甲女学園ステラソフィア  作者: 波邇夜須
偽神の呼び声編
264/322

偽神編最終話:二人一緒に/Říční Žena

装騎スパロー3Aの一撃は、装騎スパロー・ヴァーミリオンを一閃……そのコックピットを両使短剣サモロストで両断した。

瞬間、装騎スパロー・ヴァーミリオンは爆炎を上げ、その機能を完全に停止する。

「終わった……」

スズメはぽつりと呟く。

滅多打ちにされたように、ボロボロの装騎スパロー3A。

恐らくは装騎スパロー・ヴァーミリオンに攻撃を仕掛けようとして返り討ちにされたのであろう、大地にへばる仲間達の装騎。

しかし、ビェトカもズィズィもクラリカもローラもロコヴィシュカもフニャトもカナールもレオシュもレイも……みんな無事で装騎スパロー3Aを見つめていた。

「やったじゃん、スズメ!!」

真っ先にスズメへと駆け寄っていくビェトカ。

そのあとを、他のみんなもついてくる。

「でも、あの紅いスパロー、一体なんだったの?」

ビェトカ達にはスズメともう1人のスズメとのやり取りは全く聴こえていないようだった。

だから、スズメは言う。

「何でもないです。アレはきっと……ヤツらの秘密兵騎だったのだと思います」

そう答えながらも、スズメは胸が早まっていた。

早くアナヒトの顔を見たい。

早くアナヒトと触れ合いたい。

「アナヒトは無事だよ」

そわそわするスズメの姿にビェトカはそう言った。

他の仲間達もスズメに気を利かせて、道を作る。

その先には…………無傷で、穏やかな微笑みを浮かべるアナヒトの姿があった。

「アナヒトちゃん!!」

スズメは一目散にアナヒトの元へと駆け寄る。

アナヒトはスズメの目を真っ直ぐ見つめた。

スズメの胸に幸せが溢れる。

アナヒトが"私"に微笑んでくれている。

アナヒトが"私"の目の前にいる。

アナヒトが"私"を受け入れてくれている。

「アナヒトちゃん、無事でよかった。アナヒトちゃん、アナヒトちゃん、アナヒトちゃん!」

笑みがこぼれる。

涙が溢れる。

長かった。

今まで長かった。

一体この瞬間をどれだけ永い間待ち望んだだろうか。

"私"は勝った。

最後の最後に。

"私"は勝った。

偽神クトゥルフに。

"私"は勝った!

"この世界の私に!!"

「わたしも、よかったと……思う」

アナヒトが言った。

「"2人とも"無事で」

「!?」

頭が痛い。

眩暈が私に襲いかかる。

声が、景色が、意識が流れ込んでくる。

「うぐ……うぅっ!?」

私は思わず膝をつく。

知らない感情、知らない感覚、知らない世界、知らない私。

知らないものがたくさん私に流れ込んでくる。

熱いものが私の中に渦を巻く。

「何、何、何なの!? 私は知らない! こんなモノ、知らない!!」

(私も知らなかった。アナタの人生、アナタの激情、アナタの絶望、アナタの憎悪、アナタの決意)

知らない人生、知らない愛情、知らない希望、知らない慈愛、知らない決意……。

そんな何もかも知らない中に一つ、スズメは感じた。

"私"もよく知る、私と"私"が持つ全く同じ想い。

(私はアナタを受け入れる。私もアナタも同じ"サエズリ・スズメ"だから)

「私はアナタを受け入れられない! 私がアナタと同じ、なんて……同じだなんて……ああっ、ああああっ!!!!」

心が焼ける。

私を否定しようとすればするほど、"私"が壊れそうになる。

私は"私"よりも弱いはずだ。

ぬるい環境で、ぬくぬくと育って、甘やかされて、絶望も執念も技術も"私"には遠く及ばないはずだ。

"私"は色んなものを失ってきた、色んなものを奪ってきた、独りで戦ってきた、死ぬ気で戦ってきた、なのに、なんで!!!!

「ダメ、私は、私……サエズリ・スズメは、わた…………」

プツリと意識が消えた。

"私"の意識が消えた。

でも、それはダメだと私は思う。

私が助けなくてはと、思う。

「違いますよ……サエズリ・スズメは"私達"です」

スズメは意識を委ねる。

スズメの意識と、もう1人のスズメの意識に。

意識の海に身を投げる。

色んな記憶が頭の中を明滅する。

楽しかったこと、苦しかったこと、嬉しかったこと、辛かったこと、色んな記憶が頭をめぐる。

どれが私の記憶で、どれが"私"の記憶なのか分からなくなっていく。

でも、それで良いんだと、スズメはスズメに言い聞かせた。

私は私だと、私が私である限り、私を見失うことは絶対に無いんだと。

「見つけた……」

意識の奥底で、目を閉じ、頭を抱えているスズメの姿を見つける。

絶望に震えるスズメを見つける。

スズメは、そんなスズメにそっと手を差し出した。

「帰りましょう。アナヒトちゃんの所に」

スズメの姿を見て、スズメは首を横に振る。

「どうして」

(私は、邪魔な私だから)

スズメは言った。

(私は見た。アナタの記憶を見た……ううん、違う。私はアナタになった。それで、分かりました)

「何が、ですか?」

(私はこの世界に、今の私に、今のアナヒトちゃんには不必要な私だって)

スズメは続ける。

(私は奪うことしか知らない。戦うことしか知らない。過去しか知らない……そんな私は、未来を見続けている私には邪魔なだけなんです)

「それなら……いえ、だからこそ、私でないといけないんです!」

(なに……言ってるの?)

「私と一緒に行きましょう。未来へ」

(未来……)

「私はアナタなんですよ? まだまだ未来はこれからです。うじうじしている暇なんてありませんよ!」

スズメはスズメの手を掴むと、思いっきり引っ張り上げた。

手を引かれたスズメの身体が前のめり、勢いで倒れこみそうになる。

それをスズメは抱き寄せると、両腕に力を込めた。

「無理矢理にでも連れて行きますよ。まだ見たことない明日に!」

スズメはベッドの上で目を覚ました。

仲間達の心配するような声がスズメに投げかけられる。

騒がしい室内でスズメはしっかりとその感覚を感じた。

「私は、私だ……」

「うん。スズメはスズメだよ」

アナヒトがスズメに優しく言った。

だから、スズメもアナヒトに優しく微笑んだ。

「全部、終わったよ」

スズメとアナヒトの手が絡み合う。

互いの無事を確かめるように。

互いのぬくもりを確かめ合うように。

「……なんだろう。なんか、懐かしいな」

スズメがポツリとそう言った。

「そうね」

アナヒトがそう返した。

「何が懐かしいのか分からないけどね」

苦笑しながら言うスズメに、アナヒトも釣られてわらう。

「わたしは、おぼえてる……」

「なにを?」

「わたしが、スズメと初めて会った日のこと……」

「確か……2年前、カナンの地下で、だよね」

スズメの言葉にアナヒトは何も答えない。

ただただ穏やかな表情で、スズメの顔を見つめていた。


「すっごい宝物を見せてやりますから!」

ある日、私は友達と喧嘩をした。

私の描いた宝の地図を、男の子達がバカにしたのだ。

取っ組み合いの喧嘩を散々して、それでもバカにしてくる男の子達に私はそう言ってやった。

「アナタ達に吠え面かかせてやりますッ!」

そう言って私はお気に入りの公園を飛び出した。

画用紙に描かれた宝地図を頼りに、走って走って走って走って……。

勢いあまって身体がつんのめる。

地面に投げ出された身体が地面を滑り、体中に痛みが走った。

「うぅ……」

涙が滲む目を擦り、ふと辺りを見回してみる。

後ろを振り返る――そこに広がるのは鬱蒼と茂る木々だけ。

前を向いてみる――そこに広がるのは鬱蒼と茂る木々だけ。

右を向く、左を向く、あるのは木、木、木、木、そして木。

「どこ……ここ」

私は宝の地図を当てにして、馴染みのプラモ屋の裏まで走って来た……はずなのに。

気付けば薄暗い森の中。

どこをどうやって此処にたどり着いたのか、全くわからなかった。

「どうやって、帰ろう」

とりあえず、来た道を引き返してみようか?

そう思った時、ふと私の耳に静かな囁くような音が届く。

私は、その音に連れられ、草木をより分けて顔を出した。

「川だ……」

私を誘った囁きは、川の流れる音。

それはきっと幅の小さな川だったけれど、小さかった私にはとても広く、大きく感じた。

私は川の向こう岸へと目を向ける。

「あっ! 誰か……倒れてる!」

私は慌てて周囲を見回す。

人がいないのは当たり前。

周囲な立ち尽くす木々達と、私の目の前を横切る清流。

橋なんてものは無い。

私は意を決すると、目の前の川へと飛び込んだ。

「うぷっ!? 思ったより、深い!」

わたしは泳ぎが下手な方ではない。

寧ろ、並の友だち相手なら負けはないと自負している。

さすがに、水泳教室に通っている泳ぎが得意な友だちには勝てなかったけれど。

それでも予想以上の川の深さに、段々と重みを増していく服に私の身体は水中へと引っ張り込まれる。

それでも必死に私は泳いだ。

泳ぎ、だなんて呼べるような動きでは無かったかも知れないけど、それでも私は泳いだ。

泳いで泳いで必死に伸ばす手を……突然、誰かが引っ張り上げた。

「ッ! 助かっ……た」

呼吸が荒くなり、全身が寒さに震える。

必死に息を整えていると、ひたりと、大きな手のひらが私の額に添えられた。

「はぁ、はぁ……はぁ…………」

私の動機が段々と収まっていく。

身体が楽になっていく。

気持ちが落ち着いて来た私は、顔を上げて私を助けてくれた人物へと顔を向けた。

「ありがとう……ございます」

それは綺麗な女性だった。

とても整った顔立ちの、育ちの良さそうな女性。

しかし、そんな穏やかな顔に似合わず、金髪はくすみ、どこか弱り切った目をしている。

「こちらこそ、ありがとう」

女性の言葉に私は首をかしげる。

何か、お礼を言われるようなことをしただろうか?

「わたしを助けようとして、溺れてしまったのでしょう?」

そうだった。

私は倒れている人を助ける為に、川に飛び込んで……それから……。

「助けようとした人に……助けられちゃったんですね……」

正直、ショックだった。

プライドが傷付けられた……。

「でも、無事で良かったです」

そう呟く私の頭を女性が優しく撫でる。

「あなたは、優しいのですね」

「そう、かな……」

女性の言葉には少し疑問を覚える。

どちらかと言うと、助けたい……と言う気持ちよりは、私なら助けられる! という自信が先行していたような気がするから。

「あなたは、どうしてこんな所に?」

不意に女性がそう尋ねてくる。

「えっと……宝地図を描いたから……だから、宝物を、探しに」

今までの経緯を女性に話す。

私の話を聞く女性は、とても優しく穏やかで、まるで私の母親になったような面持ちだった。

一通り私の話を聞いた女性は言った。

「それじゃあ、道に迷っちゃったんだ」

「うぅ………………はい」

あまり認めたくない事実でもあるけれど……認めないといけないことだった。

「それなら、わたしが森の外まで案内しましょう」

女性はそう言うと、私へと手を差し出す。

私がその手をそっと握ると、女性は私を連れて、歩き出した。

森を出るまでの間、私と女性は他愛のない会話を続ける。

優しい母親のこと、気ままな父親のこと、最近調子づいてきた妹のこと、プラモデル屋に優しいお姉さんがいること、お気に入りの公園や、秘密基地のこと、好きな食べ物や嫌いな食べ物の話、時間が許す限りどんなことでも私は話した。

どうしてだろうか。

その女性と一緒にいると、とても心が安らいで、そして、楽しかった。

でも、やがて別れの時は訪れる。

「この先を真っ直ぐ行くと、森から出られるわ」

女性は一本道を前にして、私にそう言った。

ここを進めば家に帰れる。

そう思いながらも、どこかその女性と別れたくないという気持ちが胸にはあった。

「ねぇ……私のお家に、来ませんか?」

気付けば私はそんなことを口走っていた。

私の言葉を聞いた女性は、とても嬉しそうな笑みをこぼすと、でも、首を横に振った。

「ごめんね。でも……きっとまた会える。そんな気がするわ」

「……はい」

その時の私は目に見えて落ち込んでいたのだろう。

女性が腰をかがめて私と同じ高さへと目線を落とすと、私の頭をそっと撫でた。

「そういえば、あなたは宝物を探しにやってきたのよね」

女性はそういうと、綺麗に輝く透明なガラス玉のようなものを取り出す。

「きれい……」

それは私が手を握るとやっと隠せる程度の大きさで、周りの光を集めて、反射し、虹の光を放っていた。

私の瞳もつられて輝く。

「あなたに上げる。お姉さんの宝物」

「本当! 良いんですか!?」

「うん。あなたに持っていて欲しいの」

私は、輝く光の玉を貰い、揚々と家へと駆け帰った。

気付けばもう夕暮れ――親も私のことを心配しているころだろう。

私は貰った光の玉を、両親に、妹に、そして次の日、友だちに自慢して回った。

私のことを馬鹿にした男の子たちは、やっぱりその光玉のことを馬鹿にしてきた。

私は頭にきて男の子たちを殴ってやった。

それは、幼い頃のちょっと不思議な思い出。

私の中にある、とても、きっと、とても大切な思い出。

「……おもしろいね」

私の話を聞いたアナヒトちゃんが、微笑みながら言った。

その表情が、記憶の中の何かと重なる。

「でも、結局……あの人とは会えなかったな……」

あの後、私はまた女性に会おうと必死で覚えている道をたどった。

森を彷徨って、あの川を探した。

でも、見つけることはできなかった。

今ではその森は、切り開かれて住宅街になっている。

そこを通る度に私は思い出していた。

あの、不思議な女性との出会いを……。

ふと、私の頭に優しいぬくもりが重みと共に添えられる。

顔を上げると、アナヒトちゃんが私の頭へとその手を乗せていた。

「今は、わたしがいる……」

「うん……そうだね」

「だから、今はしっかり休んで」

私はアナヒトちゃんの言葉に甘えて、目を閉じる。

「ありがとう、スズメ」

その言葉は何に対するお礼だったのか――私が考える余地もなく、私は眠りへと落ちた。


マルクト共和国某所

「まさか、偽神までもが倒されるとは……」

使徒ユーディは難しい顔をしながら眼鏡を中指で押さえつける。

「申し訳ありません……」

「申し訳ないでは済まんぞ、司祭アンドレア! これまで何度――」

「使徒ユーディ、こればかりは私にも予想外……詮無いことです」

怒りを露わにする使徒ユーディに、司祭アンドレアのフォローをするのは使徒長ジェレミィ。

「しかし使徒長ジェレミィ。偽神なくしてどう計画を遂行しろと……!」

「計画はまだ潰えておらぬ」

ポツりと呟いた使徒シモーヌの言葉に使徒長ジェレミィは頷く。

「こうなれば最後の手段です。司祭アンドレア、ただちに全司祭へ情報の伝達を」

「……解りましたわ。我々の命に代えましても、この計画は成功させます」

「非情に心苦しいことですが――――よろしくお願いします。司祭アンドレア」

「は、我らが新世界の為にザ・ノヴェーホ・スヴェタ

使徒長ジェレミィへ首を垂れ、その場から引く司祭アンドレアを見送ると、使徒長ジェレミィは口を開いた。

「しかし、こうまで計画に妨害されてはかないませんね……」

「お姉さま」

使徒長ジェレミィの呟きに声を上げたのは使徒長ジェレミィの妹である使徒、ヨハンナ。

「あの復讐姫ムスチテルキとか言う奴らはどうするおつもりなのだわ?」

「私見としては、即刻縛り上げるべきかと存じますが」

使徒ユーディはそう言うが、使徒長ジェレミィは首を横に振る。

「我々は悪の組織ではありません。そのような強硬策に打って出るのは気が引けます」

「ですが、あの少女達の力は規格外です。妨害されないとも限りません」

「そうですね……使徒シモーヌ、復讐姫ムスチテルキの詳細は手に入っていますか?」

「此処に」

使徒シモーヌは最小限の動作で、情報をその場に居るすべての使徒、司祭へと共有する。

その情報にはサエズリ・スズメ、ピシュテツ・チェルノフラヴィー・アルジュビェタ、ズィズィ、クラリカ――この4人を筆頭に、今回の件に関わったと思しき人物の詳細が記されていた。

「感謝します、使徒シモーヌ」

使徒長ジェレミィは一礼すると、その内容へと目を通す。

「では、今回の件に関わった被疑者には全て監視を。それと、スパローの身辺調査を諜報班に」

「彼女はただの学生では?」

「はい。彼女に特殊技能は無いでしょうが、国内でのコネクションは他の3名よりも多いですから、その洗い出しです」

「先の件でも、スパロー伝手の協力者も何人かいたようだものね」

使徒ヨハンナの言葉に使徒長ジェレミィは頷きながらも、

「しかし、直接的な脅威としては傭兵、軍属経験のある他の3人でしょうから、特に重視するべくはその3人の監視になります」

と言った。

「ピトフーイに関しては特に脅威だわ。偽神装騎の敗因には必ず彼女が関わってるんだもの」

「そうですね。おそらくは、偽神も……」

使徒長ジェレミィの言葉が消え入るように、場の空気も静まり返る。

「一先ず、今後の計画方針は纏めた通りに。では……」

使徒長ジェレミィは一先ず場を一区切りさせると、おもむろに立ち上がった。

それに倣うように他の使徒や司祭も立ち上がる。

「これより新世界計画は最終段階へと移行する。我らが新世界の為にザ・ノヴェーホ・スヴェタ

我らが新世界の為にザ・ノヴェーホ・スヴェタ!!』

やがて、その場から使徒や司祭達の姿が消えていった。

使徒長ジェレミィはただ1人、静まり返った一室で呟く。

「我らが預言者よ――本当に彼女を12番目に加えるつもりなのですか……?」

その声は、ただ空しく響いただけだった。


挿絵(By みてみん)


次回予告

あの"最終防衛戦"から1年。

「わぁ、懐かしいなぁ……」

スズメは、ステラソフィア女学園機甲科を前にして呟いた。

自分と同じ、機甲科の制服に身を包む少女達の姿に過去を思い出す。

新しい年度、新しい仲間、新しい生活――この場に居る少女達は、きっと期待と不安に胸を膨らませていることだろう。

それはスズメも同じ。

「これからまた――ステラソフィアでの日々が始まるんですね!」

次回、機甲女学園ステラソフィア第4部。

「新世界編第1話:Trocha Kvasu Všechno Těsto Prokvasí」

お楽しみに――


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