プロローグ
-俺は愛に飢えている-
その代わりといっていいのか、俺は色々と恵まれている。
勉強やスポーツも出来るし、大方のことは大抵こなしてしまう。
言わば俺はなんでもこなす天才ってことだ。
だけど、こんな恵まれた俺でも、神様は愛だけは与えてくれなかった。
俺は小さい頃に両親を亡くした。
親は共働きで、俺は家でずっとひとりだった。
孤独を両親のせいにはしない。
両親は俺のために働いてくれている。
それに誕生日やイベントのある日は一緒にいてくれる。
でも仕事のある日は遅くまで帰ってこない。
そんな俺はいつしか近くの教会にいっていた。
そこは友達のお爺さんがやっている教会でよく友達と一緒に行っていた。
協会の中はとても静かで神秘的な空間だった。
俺は神様も宗教も信じていなかったので、特に祈りや懺悔なんてとどくなんて思っていなかった。
でもその時の俺はもっと家族といたい、1人でいたくないと思い、いつしか祈るようになっていた。
しかしそんなある日、2人とも休みを取って家族旅行に行くことになった。
俺はとても嬉しかった。
祈りが届いたんだ、そう思ってとても喜んだ。
でも目的地に車で向かう途中で追突事故で家族は俺を残していってしまった。
追突してきた運転手は飲酒をしていたらしく、向こうの人も打ち所が悪く亡くなった。
つまり生き残ったのは俺だけ。
親を失った俺に残されたのは、両親の財産と家族で過ごした家だけ。
まだ小さかった俺を引き取るので親戚連中は騒いだが、俺は良く行っていた協会に預けてもらうことにした。
良く知らない親戚のところに行くより、慣れた環境で過ごした方が良いだろうとゆう、爺さんの考えだ。
最初は反対もあったが、俺もそっちの方が良いと望んだのでそのまま引き取られることになった。
それから5年後。
高校生になった俺は、今家族で過ごした家で1人暮らしをしている。
高校に上がったあと、いつまでもお世話になるわけにはいかないと思ったので、俺はアルバイトをしながらやりくりして生活することにした。
昔から大抵のことが出来ていたので1人暮らしもすぐに慣れた。
そして学校生活やアルバイト、1人暮らしにも慣れた俺は高校2年の春を迎え1人の女の子に出会う。
そしてその女の子に俺はこう告げた。
「俺に、愛をくれないか。」
はっきり言って、
見切り発車www
まだキャラの名前すら決まってない(><;)
でも最後までちゃんと出来たら嬉しいです、てか頑張ります!