3月23日
教室に入ると目に飛び込んできた景色があった。
僕は感じた
俺たちの一年が終わることを告げるチャイムが鳴る
あいつの虚な目が僕の方を向いている
「今日でこの校舎ともお別れか」
レンはぶっきらぼうに言う。
今日は僕らの中学校生活の終わりを告げる卒業式だった。
校庭で3年を紡いできた仲間と一緒にいられる最後の時過ごしている。
男子は駆け回って、女子は思い出話。
「もう少しなんかあるだろ?例えばさ、『みんなと別れるのが寂しいー』とか」
僕は言う。
3年間は案外楽しかった。正直なこと言うなら自分も周りと同じく別れたくない。
でもレンはそんな考えなんてないのだろう。
「俺はそんなにできてる奴じゃねえ。人は出会いと別れを経験して成長するらしい。生きてる限り別れが訪れることは不可抗力なんだよ。しかも別れってやつはいつ降りかかるか分からないことが多い。でも卒業なら時期分かりきってるから気持ちの整理ができる」
「そうだけど」
僕とレンは同じ高校に進む予定だ。
「じゃ僕は他の奴らに話してくる」
一通り友人とは別れの挨拶が言えた。
僕は校門をくぐり抜け帰路についた。
これで僕の長かったようで短かった3年間が終わった。
読んでいただきありがとうございます
初投稿なので変なミスがあったらすみません
物語を描く練習なので不定期で更新します
この作品のような短い文章をちょこちょこ出しますね。




