映像処理ログ:UCL-0803
記録形式:自動映像解析要約レポート(監視カメラ No. UCL-0803)
設置場所:旧・都立川副都心中央通路(閉鎖済)
記録日時:2042年1月8日 03:14〜03:18
【自動記録要約/AI認識出力】
▶ 被写体1名、映像左端より出現。衣類特徴不明。照明下で一部非反射領域あり。
▶ 歩行パターン:正常。足音検出なし。
▶ 影:不在(物体が光を遮断していない)
▶ 被写体が右端壁面前に停止。約12秒間、静止。
▶ 背後に2体目の被写体が“現れたように見える”が、明確な出現点なし。
▶ 映像内ノイズ:該当時間帯、映像内に「記録対象外の輪郭補完フレーム」が混在。
▶ 画面全体に“同期揺らぎ”が発生。照明・ライン・天井構造が一時的に変位。
▶ 被写体1および2が一定の距離を保ったまま、フレーム外へ退出。
▶ 出口センサー、反応なし。
▶ 映像終了時、該当映像ファイルが自己圧縮化状態へ移行。復元困難。
【手動補足(監視センターオペレーターによる記述)】
・リアルタイム映像閲覧中、「画面の中に自分が立っている」錯覚を感じた。
・“見られている”ではなく、“見ている自分”がそちら側だったような感覚。
・以降、該当通路は封鎖。
【備考】
・UCL-0803は現在撤去。映像はデータベースより自動削除(理由未登録)。
・現場跡には“輪郭の残留痕”が数日間観測された。