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Battle 2 O-moricha-han [9]

「検索ワード、チャーハン大盛り…、ぬぬっ!?」


 そりゃそうだ。案の定だけど、中華料理店やラーメン屋が出てくる出てくる。


「あぁ、もうっ! オオモリはええねん。チャーハンやな。チャーハン…」


 ―え?


 違う! 私は別に、鉄板炒飯を食べたい訳ではない。お腹も空いていない。

 そもそも何を探したいか。そこから間違っている。


 ―これでは、どっかの誰か…あの巨漢女いけやまのりこみたいやん。


 別に炒飯の大盛りや鉄板炒飯はおろか、人気バンドの大森さんを検索したいのでもない。もう一度冷静になって、検索ワードを考えてみなければ。

 思考回路が混乱状態だ。一旦リセットしてと。


「私はすずちゃん…ん? それでいいの? えっと、すずちゃんの写真素材、フリー素材バンク 無料…やったはず」


 検索ワードを増やし、範囲を絞ってみても、それでもすずちゃんの検索数は多い。

 かと言って、きっと大森さんを探すよりは早いはず。私はそう信じている。

 ただ、信じるのはいいが、この行為に意味があるのかどうかまで考える程頭脳は冷静ではない。


 ―BOOM BOOM


「こんな時にメッセージか。面倒くさ」


 そうは言いながらも、現在作戦遂行中。範子は何かを掴んだのかもしれない。

 まぁ、大森さんに関する話ではない事を祈りつつ、仕方なくメッセージを開いてみてやろう。

 正しく伝わる文面である事を願う!


『サクラ! 大森!』


 ―はいはい。


『此奴、怪しくない?』


 ―はいはい。

 ―なぬ!?


『大森千夜子』


「オオモリチヤコって? どこのバーのママやねん………」


 しかし、範子は気付いたようだ。

 チヤコ。バーの常連さんが、「チヤさん」とか呼んでたりするのなら…。


「チヤさん? チヤちゃん…。ちょっとチヤはんっ!」


 何故京都のおばちゃんになるのかは置いといて。

 チヤはん…チャーはん。

 大森炒飯…!!


「しまった!! 巨漢女に先越された!!」


 そして、私達の仮説をそのまま当てはめるなら、bonbonとtsuyo-r25の2人は常連客で、大森千夜子と手を組んでクソリプしまくってるという事になる。


 この説は有力だ。ん? 有力なのか?

 まぁいい。今の状態なら有力だとしよう。


 では、何故一人称が「俺」なのか?

 簡単だ。人物を特定されにくくするため、性別を分かりにくくしているのだ。


 だが、チヤはんの企みには抜かりがあった。

 そう、アンチとなる対象が、女性でありファッションリーダーである事だ。


「という事は? ん? もしかして、実はチヤはんが巨漢女か?」


 スレ主であるyo-ko0713氏は、画像で見る限りはスレンダーだ。

 巨漢女と罵られた範子も、実は背は高いがどちらかと言えばスラリ細身。文章力に欠け、紛らわしい文面から自分が巨漢女と勘違いされたに過ぎない。


 ただ、このチヤはんが巨漢女にコンプレックスを持っているとすれば、範子のあの文面は格好の餌食となり得る。


「ここは範子に譲ろう(投げとこう)

アクセスありがとうございます。

更新は、X および Instagram にて告知致します。

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