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Battle1 s_n_boy [12]

いよいよ決着!

対 s_n_boy 、最終決戦。

美優と範子のcleverな連携をご覧あれ!!


 作戦会議と題した飲み会の一夜が明けた。

 私は会社へ、急遽有給休暇取得の旨を連絡した。


「体調がすぐれなくて…」


 こんな理由を作ったのだから、きっと岸本さんには気付かれるだろう。だけど、気疲れしているのも事実で、彼女もそれをよく知っているのだから…


 気疲れには気付かれている。


 何だこりゃあっ! 駄洒落やんーっ!!


「サクラ、もしかしてアタオカ?」


 急に笑い出すものだから、範子は心配そうに私の顔を覗き込む。


 それはさておき、いよいよ最終決戦だ。



norishio_ikeike:

「こないだ一方通行の道を走ってて、赤信号で停まったんだけど、右から出て来た車が左折して来たの。あり得ない。逆走じゃん!」


 これはトラップだ。

 範子がドラレコ映像から切り抜いた静止画像を貼ったスレッドでトラップを仕掛け、s_n_boyかsuzuki_shonenどちらかがこれにレスポンスすれば、今度は私がそのドラレコ映像を晒す。


 賭けだ。

 別人の可能性の方が、明らかに高い。だけどその反応次第では、本人と結び付ける裏付けにもなる。


 ―さあ、来い!!


 ―BOOM


「「来たっ!!」」


suzuki_shonen:

「> norishio_ikeike 事故らなかったんなら放っておけよ」


norishio_ikeike:

「>suzuki_shonen 逆走はダメでしょ? 事故になってからでは遅いでしょう。そうならないうちにやめてもらわないと」


 範子のリプに続いて、多くの人がレスポンスし始めた。明らかに範子のスレやリプに賛同するレスの数々。これでsuzuki_shonenは、反論する術を失った。

 その様子を伺いながら、いよいよ決着の時を迎える。


yozakuraminmin:

「此奴、酷い。一方通行逆走だって合図してんのに」


 今度は私が、映像を貼り付けて晒す。その際、多くの言葉は発しない。

 映像を音声付きで再生すれば、この運転手がどんな反応をしているのか一目瞭然だからだ。


「ええねんて。すぐそこまでやし、さっさと通してくれや!」


 範子の制止に逆らい、見るからにイライラした顔つきで、「どけよ!」と言わんばかりの仕草。

 さすがに顔にだけは薄くモザイクをかけておいたが、此奴のレス次第ではそれも取り去る用意は出来ている。


s_n_boy:

「>yozakuraminmin ナンバーまで晒す必要あんのかよ」


 ふふふ…乗って来た。

 やっぱりそういう事なんだ。


yozakuraminmin:

「> s_n_boy 貴方はナンバーを晒されると困るのですね?」


s_n_boy:

「>yozakuraminmin 個人特定されたら誰でも困るだろ」


yozakuraminmin:

「> s_n_boy あら? 貴方はご自身と無関係な人を擁護するんですか? いつもの貴方とは対応が全く違うようですが」


 この私のリプに、s_n_boyからのレスが途絶えた。そこにすかさず、いつもの横槍が入る。


bonbon:

「> s_n_boy 追い込まれて草」


s_n_boy:

「>bonbon 草ならそこら中に生えとるやんけ! 好きなだけ食っとけや!」


 bonbonからのリプに苛立ったのだろう。s_n_boyは、bonbonに向けてレスをした。だが私は、それを許さない。私のスレに対しての、はっきりとした答えを要求するまでだ。


yozakuraminmin:

「> s_n_boy あらら? 貴方、関西弁ですねぇ。で、私の問いかけ、はぐらかさないでください。この映像、貴方なのですね? ねぇ錫少年さん?」


 しかし、s_n_boyはだんまりを決め込む。私はさらに追求のリプを送る。

 さあ! 応えられるものなら応えてみよ!


yozakuraminmin:

「> s_n_boy スズキ少年さん、私の質問に応えられないって事は、そうなのですね? 道交法違反の確信犯でよろしいのですね? では、まずは運営事務局に通報します。なんなら警察にも情報入れますけど」


 このリプを送った瞬間、s_n_boyのリプライが全て非表示になった。

 ブロックしたのだろう。


 しかし、私と範子はこれまでのやり取りをスクリーンショットで画像として残している。ドラレコ映像に至っては、範子が撮影者であり、一部始終を記録している。

 私は範子と共に、s_n_boyなる人物のこれまでの書き込み内容や交通法規に関する問題を入力し、通報ボタンを押した。



 2日後、s_n_boyとsuzuki_shonenのアカウントは、MTG-roomと関連サイトから削除された。


「「よっしゃあっ!!」」


 対 s_n_boy、私達の完全勝利だ!!

いやぁ〜、s_n_boy…

京都に住んでいて、実際に美優&範子は遭遇していたのですね。

思わぬトラップに成す術をなくしたs_n_boy。

ついに2人をブロック。そして通報によりアカウント削除ですって。


次回から第4話。

次なるターゲットは?


アクセスありがとうございます。

更新は、X および Instagram にて告知致します。

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