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Battle1 s_n_boy[2]

 範子にしたら予想外だったのかもしれない。

 だけど、戦うか否かは自分次第。下手にレスポンスするから炎上する。それも事実だ。


 だけど私、何で戦ってるんだろう?

 そんな疑問が、いつも背中に張り付いている。

 しかし範子は(したた)かだ。


「そう言うサクラも、いずれはバトルの相手になりそうやなぁ」


 そう言うと、ニヤリと笑った。

 目の前にいる“友達”のはずの女のその笑いは、背筋が凍りつきそうな程に恐しいと感じるものだった。


 やる気満々やな!

 よっしゃ!! その時は受けて立とうじゃないか。


 私も不敵な笑みを浮かべてやった。


「炎上しやすいネタって、何やろ?」

「モラルに関する話題…やなぁ」


 私と範子は、MTGを開くとどんどんスワイプし、炎上中のスレッドを探してみる。



lady-papa:

「飲食ですが、ある客の子供が食事中に騒いで走り回ってたので、その子の親に「注意してもらえませんか」とお願いしたら、「迷惑だと思うんだったらテメーで注意しろ」って言ってきた。

この親なんなん?

私がその子に注意したら、「子供がした事だろ! 少々の事ぐらい目を瞑れ!」とか言われるんだろうな」


enjoyenjo:

「>lady-papa パターンがわかるぐらいだから、あなたもその親と同じ事を言うんですね?」


lady-papa:

「> enjoyenjo 言いません」


black_you_more:

「>lady-papa 他のお客様が迷惑被ってるって、何でわかるんですか? アンケートでも取りました?」


lady-papa:

「> black_you_more 他のお客様が迷惑被ってるとは言ってないですよね。飲食店で騒ぐのは、モラルの欠如だと思うので、親に注意して欲しいんですよ」


ponky@pachi-slo:

「>lady-papa オメーが注意したらええんちゃうんけ?」


lady-papa:

「> ponky@pachi-slo ちゃんと読んで下さい」



「どう? サクラ」

「なかなかのもんやな」


 炎上狙いのアンチリプには、制裁を。

 まずはアンチリプを集める必要があるだろう。

 そのために、こういった炎上スレッドをチェックしてパターンを知るのが大切だ。


 それって大切なの? 大切なら、その理由を100字以内で答えよ。

 理由なんてないわっ!


「よし! じゃあ、炎上ネタ探してみよ」

「範子、車には乗れる?」

「あるで。軽やけど…あ! 車ネタ多いな」

「やろ? s_n_boyからやっつけよう」


 フフフ……。


 2人して不敵な笑いを浮かべる。

 これはゲームだ。潰し合いのゲームなんだ。


 そして私達は、その狼煙を上げた。

アクセスありがとうございます。

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