会議中断-2
門まで蹴飛ばされた敵が「あ・・・あぁ」という枯れた声にならない声を出しながら落ちてく
それを眺めていると、水色ロングの女の子が敵側から見て左に飛び出て地面がえぐれるほど思いっきり踏み込み、魔法と魔力で強化した腰に掛けていた剣を抜き、斬る、いや斬ろうと思いっきり振っただが、剣はいさぎの三本指で捕まれ止まっていた
「なかなかいい腕だな、だが周りは民家だぜ?」
笑顔でそういうとこちらをにらみながら
「私は犯罪者だぞ?」
「確かにそうだな」
手首のみを動かし敵の剣を敵ごと引っ張る、予備動作もなく一瞬で、そして腹に一撃死なない程度の殴りを入れ、右の民家にぶつける、もちろん民家に被害はない
そしてそれを見た敵は、「一体何が起こったんだ」と、当たり前だ何が起こったのかもわからぬまま、自分たちの中で最強、ランク10の魔力体が大量の血を流し死にかけているのだから、むしろ思考が止まったり逃げ出さないだけ立派だ
敵が息をのみ、足を震えさせながらもいさぎを囲う
魔法陣を書き威力を上げる、その代用、基本複数人で使う技術、術の発動者が魔法陣の角に立つことで魔法陣を書く代わりにする、立型魔法陣である
さてどんな術が来るのか
魔法陣が出てくると、敵の囲った範囲に結界が現れる
これは対俺専用の魔力使用不可結界か、そして目の前のガタイがよく、顔に傷のある男が持っているあれは物理無効と言われている盾か、さあどの方法で突破するか、たくさんあって迷うが、やっぱりあれだな
そう決めたいさぎが思いっきり地面を蹴り、男の目の前まで行きパンチ一発で盾を破壊し、そのまま男の胸も貫く
「次はお前らの番だ」
振り向きながら腕を振り、ついた血を地面に飛ばし、残った血を消した
次の瞬間結界は張られていたはずなのに、いさぎは結界の影響を間違えなく受けていたそのはずなのに、気づいたころには、いや気づく間もなく術師たちはいさぎの魔法にお押しつぶされていた