会議中断-1
「やっほー、ひさしぶり~」
そう言って人類騎士団本部会議室に入ると突然左から
銀色の髪の見た目だけなら大人に見える、動かなければ大人に見える吸血鬼、ギルド、ブラッドレイン副団長レイナ・ラニルトライロンドが首に噛みついてきた
驚かないのかって?驚くわけないだろ魔力も気配も消してなかったからな、待ってるのが丸わかりだ、まあもし隠していても分かるが
うん?じゃあなんで避けたりしないかって?それは簡単絶対吸うっていう覚悟で負ってくるから諦めた
「お久しぶりです。ギルドイーグルアイズ到着しました。」
いつもの光景には目も止めず、月が挨拶し金色の髪の勇者のような見た目をした少年、八天皇第8位パエニテット・セレクトロから3つ開けた右の席に座るそしてその左に八天皇第1位夏花、一つ空けて左に第3位ここあが座りそのほかは後ろに立つ
ブラッドレインの団長でレイナの姉である金髪の見た目は少女中身も割と少女なところがある***歳のラアナ・ラニルトライロンドにレイナを引き離してもらい、ここあと夏花の間に座る
「それでは、騎士団代表7栄ギルド、聖教会代表7美徳、国際連合代表7強、そして人類最強の8人八天皇がそろったところで、これより緊急会議を始める」
騎士団長であり八天皇第4位白髪を後ろでひとまとめにして、唇上から長く白いひげを垂らしている、右目にモノクルを付けたうーつ姿の似合うイケおじ、アレキサンド・トールが静かにそういう
「今回緊急会議を開いた理由、みな知っていると思うが改めて説明する」
「数か月前大きく動き始めたテロリスト組織アンティスターことアスター、奴らが世界に憎しみを抱いている一般人に、憤怒の魔人の魂と思われるものを入れた瓶を渡した件についてだ」
「そんでその瓶を渡された犯罪者は?」
ギルド獣星団長金髪オールバックの筋肉ムキムキの顔に傷がないだけでヤクザみたいな見た目の大男、マスト・キメラが舐めた態度や高圧的な態度ではなく、とてもまじめな態度で聞く、開始早々寝そうになって両隣から殴られてるどっかの二人の何百倍もまじめな態度で聞く
「ああ、奴は今牢屋のなk・・・」
「すまん、今死んだらしい」
あり得ないという顔をする7強と壁沿いに建つ一部の人たち、「あちゃ~」というような顔をするそのほか面々
このタイミングでここセントラールを、しかも誰にも気づかれずに牢屋内の人間を殺すか、もしかしたらあいつがかかわってるかもしれないな
一度セント周辺数十メートルまで探知を広げるか
ふむ、かなりの人数を四方に配置してるな、しかも質もいいつまり俺らにここから離れてきてほしいってことか?
「いさぎは北を、夏花は南を、ここあは西を、わしとパエニテットで東、テラス、ユナ、ルイは牢屋に、他はこの場で待機じゃ」
「いいわよ、行ってらっしゃい3人とも」
俺たちを見て笑顔でそう送り出す
久しぶりに楽しくなりそうだ
八天皇第5位黒髪ロングのクール系美女テラス・マイ、八天皇第6位白髪の無口低身長のユナ、八天皇第7位無口俺と同じくらいの身長のルイ・ルイが窓を開けベランダから出る、ちょうど北側の窓だったのでそこからいさぎが後に続くかたちで出る
北門、ここ騎士団本部から数百メートルの場所まで光と並走しながら周囲に影響を与えないよう、衝撃を力で相殺しながら進み敵軍先頭に立つ兵士を着陸ついでに門まで蹴り飛ばす
「初めまして、犯罪者ども」
笑いながら敵にそういう