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最強転生者が神になるまで  作者: バーチ君
カナリカ王国
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フローレンスを散策

 馬車から降りて外を見ると、辺り一面に緑の芝生が引き詰められている。そして、奥には立派な屋敷が立っていた。



「ここが我が家です。どうぞ中に入ってください。」



 オレ達が到着すると、屋敷の中からセザールさんの奥さんと思われる美女とメイドの女性達が出迎えのために出てきた。その後ろから7歳、5歳ぐらいの男の子と女の子が走ってやって来た。



「パパ! お帰り!」


「アルト! スピカ! 元気だったか? ちゃんとママのお手伝いをしてたか?」


「あなた。この子たちがいろいろとお手伝いをしてくれたから、助かったのよ!」


「そうか~! なら、これはお土産だ! 自分の部屋に持っていきなさい!」


「うん!」



 アルト君とスピカちゃんはセザールさんからお土産を受け取ると、一目散に家の中に入って行った。続いて、オレ達を妻のマーガレットさんに紹介してくれた。オレ達もそれぞれ自己紹介して、そのまま応接室に案内された。しばらくして、そこにセザールさんがやって来た。



「みなさん。お待たせして申し訳ない。」


「大丈夫ですよ。それより、魔物が多くいる場所を教えてください。それと、兵士達の訓練をするにあたって、責任者を紹介して欲しいんですけど。」


「長旅で疲れてるでしょうから、明日兵士長を紹介しましょう。それよりも、部屋を用意しますのでゆっくりと休んでください。」


「ああ、お構いなく。オレ達は街の宿屋に泊まりますから。」


「それでは申し訳ないじゃないですか。」


「街の様子も知りたいので。ただ、この国のお金を持ってないので、換金してもらえますか?」


「わかりました。すぐに用意させましょう。」



 セザールさんが執事にお金を持ってこさせた。目の前にはカナリカ王国の白金貨10枚と金貨50枚が置かれた。



「これは?」


「ヒドラ討伐の報酬ですよ。これからお世話になる報酬は別に用意しますので。」


「それは申し訳ないですよ。多すぎます。」


「いいんですよ。このお金が街で使われれば経済の活性化にもなりますから。」


「さすがですね。なら、遠慮なく受け取っておきます。」



 オレ達はセザールさんの屋敷を出て街へ繰り出した。



「ケン。来る途中で美味しそうな店があったにゃ。」


「お洒落な服屋さんもあったわよ。」


「なら、最初にご飯食べてその後みんなで服屋に行こうよ。良いでしょ? ケン兄!」


「わかったよ。ドリエもそれでいいよな?」


「はい。楽しみです!」



 今日は右手をミサキ、左手をミレイが繋いで歩く。すでに女性達の間で相談済みのようだ。さすがに2人と手をつなぐと、柔らかいものが当たるので困ってしまうのだが。



「ケン。あそこの店にゃ!」



 ミレイの指さした先には確かに美味しそうな店があった。店先に料理のサンプルが展示されていたのだ。まるで、日本のレストランのようだった。オレ達は、店先でそのサンプルを見ながら注文するものを決めることにした。



「僕は決めたにゃ。この大きなお肉の塊にするにゃ!」



 ミレイが選んだのはジャンボハンバーグだ。どうやらこの国にいた異世界人が広めたようだ。他にも天丼やかつ丼、カレーにカツカレー、ラーメンにオムライスと日本食満載だ。それぞれ食べるものが決まったので、店の中に入った。



「いらっしゃい。窓側の空いてる席にどうぞ!」



 店の中は広くて明るい雰囲気だ。店員も可愛いウエイトレス姿の女性が5人ほどいた。



「いらっしゃいませ。ご注文はお決まりですか?」



 店員さんが声をかけてきた。ミレイと同じぐらい胸が豊満だ。思わず見とれてしまった。すると、目ざといミレイが注意してきた。



「ケン。店員さんがきれいだからって見とれてないで、早く注文して!」



 店員さんは『きれい』と言われたことが嬉しかったようで、ニコニコしながら注文を聞いてくれた。店員さんが立ち去った後、みんなからのお説教が始まる。



「まったく! 私達がいるでしょ!」


「ケン兄の目つき、いやらしかったヨ!」


「ケン様。ひどいです。」


「ケンは胸が好きにゃ! 私の胸で我慢するにゃ!」


「誤解だから! あの女性達が着てる服が懐かしくて、つい見とれちゃんだよ。」


「服が?」


「そうさ。あの服はオレがいた世界では、ウエイトレスの女性が着るものなんだ。」


「まっ、そういうことにしておきましょ!」


「ひどいな~。ミサキ! 本当だから! ミサキ達は自覚がないと思うけど、ミサキもミレイもローザもドリエも超美人だからね! そんな美人が近くに居るのに、他の女性に目移りなんてするわけないじゃないか!」



 オレがみんなを『超美人』と褒めたことで、なんとかその場がおさまった。だが、オレの膝の上にいるリンだけは、疑わしい目つきでオレを見ている。しばらくして料理が運ばれてきた。オレはカツカレー、ミレイはジャンボハンバーグ、ミサキは天丼、ローザは野菜炒め、ドリエはかつ丼、リンはステーキだ。



「ケン兄! これすごく美味しいよ! それにすごくいい香りがする~!」


「私のも美味しいです! このお肉はなんの肉でしょう?」


 

 ミレイは一心不乱に黙々と食べている。何も言わずに食べている様子から、相当美味しいのだろうと思う。ミサキもリンも満足げだ。



「ああ~! 美味しかったにゃ! 満足にゃ!」


「私も美味しかった~! でも、食べ過ぎたみたい! ちょっと動きたくないな~!」


「なら、デザートでも頼もうか?」


「うん。ケン兄! 私、このフルーツパフって食べてみたい!」


「ローザちゃん。よく食べられるね。私はフルーツジュースだけでいい。」


「ケン様! 私もフルーツジュースだけでお願いします。」


「ケン! 僕はローザと同じものがいいにゃ!」



 それぞれ頼んだものを食べた後、しばらく休んで服屋に向かった。街は賑やかだが平和だ。その分、荒くれ者の冒険者達が少ないような気がした。



「ケン兄。今日は一人何着まで買っていいの?」


「好きなだけ買っていいよ。」


「太っ腹ね。」


「辺境伯からお金をもらったからにゃ! たくさん使って街を活性化させるにゃ!」


「そういうことですね。なら、私も遠慮しません。良いですよね? ケン様!」


「ああ、好きなものを買いな!」



 ミレイ達が服屋に入って行った。


ケン兄が考え事してるみたいだけど!

他の3作品があまり読まれてないにゃ!

例えば?

”創造神の子が記憶を封印されて修行の旅をする異世界冒険”にゃ!

なんでだろうね?


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