表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

俺の『六感目』は何のスキルだ?

今日は、いい日だな…

四葉のクローバを見つけたり、シャーペンの芯が一度もおれなかったり、少しづつ運がいいことが積み重なっていき、最終的には好きなアイドルのチケットにも当選したのだ。なんという幸運。

だが、俺はフラグを毎回、回収してしまうようで、今まで何度もこの幸運を逃してきたことか。だから今回は、フラグを立てないようにできるだけ話さないようにしていた。

「よし!ここを曲がれば、遂に浅水ちゃんのライブに!初めてだな~」

あ。…いや。これはフラグじゃないぞ。

今までの経験上これはフラグじゃないと判断。

「危ない…フラグを立てる所だった…」

…あ。これは…

アウト。何で行っちゃったかな…?

とりあえず何があるか予想を立てればいいんだ。

可能性1、曲がった先から車が来てひかれて死ぬ。

可能性2、ヘリ、飛行機などが墜落して死ぬ。

可能性3、何かに躓いてスマホが壊れてライブのチケット(電子)がなくなる。

だが大丈夫だ。このためにスマホは家に置いてあるし、ここにミラーがあるから車にも引かれないし…

『わかんないよ…』

『よく見て…』

ん?何か聞こえる。そーっと声が聞こえる路地裏に近づいていく…

ひょっこり顔を出して盗み聞こうとすると…

「あ。」

「え。」

目が合ってしまった。だが、そこにいたのは銀髪の女の子が一人。年は、俺と同じ高校生くらい…

何より問題なのが、その子が持っているものだ。

それは、長さが30センチほどある銃だった。

「ごめんなさ…」

謝って逃げ去ろうとしたが、さすがにそうはいかなかったらしい。布をかぶせられた。すると、目の前が真っ暗になって、俺は気を失った。



目が覚めると、目の前にあの女の子がいた。

ちなみに俺は、椅子に縄で縛られて動けない状況だ。

俺は睡眠薬を飲まされたのだろうか。もしくはかぶせられた布に、何かがついていたか。

まだ、少し目が覚めず頭が回らないが、そんなことを気にせずに、話が始まる。

「貴方、私が持っているライフルを見たよね」

銃じゃなくてライフルっていうんだ…何か違うのかな?

じゃなくて、今俺殺されそうだったわ。

「すみません…」

「それなら話は早いわ、あなたには死んでもらうしかない」

俺の額に「ガチャ」という音を鳴らせて銃を、いや、ライフルを突き付けられた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ