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8話
その晩に出された夕食は、中々に面白い食材のオンパレードだった。
「うぇぇ、なんだこのきんもちわるいもん」
テディ殿がフォークでヌメヌメとしたよくわからないゼリー状のものを持ち上げる。
「ベルノクル、ナイゾウ」
「内蔵生で食うってどんな神経してんだよ………しかもこれぐちゃぐちゃしてるし」
どれどれ………おお。
「テディ殿、この塩辛さは癖になるぞ!」
「くそ、俺もこういう時だけ何も考えない馬鹿になりてえ……」
失礼な。
(……む、この内臓、これも捻れているのか)