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183 ケルグ騒乱(余波)

前回のあらすじ ------------------------------------------------------

宿を取り本屋へ向かうと、5割引きのセール中。大量に本を買い込む。

本屋からの帰り道、道端に倒れている子供を2人見つける。

「――っ!? 生きてる! ハルカ、治療を!」


 トーヤは伸ばしていた手を引き、ハルカを振り返って声を上げた。

 だが、ハルカの方はすぐに動かず、トーヤに訊ねる。


「トーヤ、治療した後、その子たちをどうするつもり?」


「は?」


「状況から見て、親がいないか、捨てられたか。傷だけ癒やしても生きていけるか怪しいし、多分、そこまで酷い火傷だと、元には戻らない」


「むっ……」


 ケルグの騒乱が収まってから、すでに1週間ほどは経っている。


 保護者がいるのなら、こんな所で倒れてはいないだろうし、怪我がそのままというのも考えにくいだろう。


「まぁ、別に責任を持つ必要なんて無いし、火傷だけ治してあげるだけでも、多少は意味があるかも(・・)しれないけど……」


 ハルカは『意味がある』と言いつつも、『放置すれば死ぬんじゃない?』と言外に臭わせる。


 実際、この子供たちと俺たちには何の関係も無いし、怪我だけ治してさようならでも、問題は無いと言えば無いのだが……ちょっと、もやっとするな。


 ナツキの方に視線を向けると、少し困ったような表情を浮かべつつも、ハルカに何か言う様子も無く、ユキの方は少し興味深げにトーヤを見ている。


「それともトーヤが引き取って面倒を見る? 一応私たち、依頼の途中だけど、その子供たちも連れて行くの?」


「うぅ……」


 ハルカにたたみかけられ、目をグルグル回していたトーヤだったが、考えるのを放棄したのか、色々吹っ切ったのか、ついに叫んだ。


「解らん! 何でも良いから、取りあえず治してくれ! 責任はオレが取るから!」


 そんなトーヤにハルカは苦笑して肩をすくめると、ポンポンと魔法をかけていく。


「はいはい。『治癒キュアー』、『毒治癒キュア・ポイズン』、『体力回復リカバー・ストレングス』っと」


「では私は、『病気抵抗レジスト・ディジーズ』、『治療トリートメント』、最後に『浄化ピュリフィケイト』を」


 見守っていたナツキもまたいくつかの魔法をかける。


 かけた魔法としては必要十分だろうが、それだけで子供たちが元気になる事は無く、動く様子も無い。


 トーヤがやや身体の大きい方の子供を抱き上げるが、ハルカが最初に言ったとおり、火傷自体は治っても、やはりその跡は瘢痕はんこんとして皮膚に残ったままになっていた。


 もう1人は俺が抱き上げたのだが、こちらの顔色もあまり良くない。


 脈は感じられるものの、意識が無く、反応もしない。


「取りあえず、宿へ連れ帰るか? トーヤ」


「そ、そうだな。取りあえずは回復させないとな。ナオ、そっちの子供は頼めるか?」


「了解」


 今後どうするかは脇に置いて、ひとまず連れ帰る事だけは決めたようだ。


 子供を勝手に連れ帰るとか、日本であれば完璧に『事案』である。


 この世界でも親のいる子供であれば問題だが、孤児の場合は結構微妙。


 ただ、少なくともこの状況であれば、人助けと見なされるだろう。


 足早に歩き出したトーヤの後を追い、俺たちも歩き出す。


「でも、少し意外だな。ハルカやナツキなら、すぐに助けようとすると思ったんだが」


「あれ? あたしの名前が無いよ?」


 トーヤに頼まれてもハルカがすぐに動かなかった事に対して、俺が疑問を口にすると、予想外の所から異論が入った。


 小首をかしげつつ、苦情を申し立てるユキに俺は慌てて言葉を足す。


「あぁ、うん。ユキもな。でも、ほら、ユキには治癒魔法が無いから」


「そうなの? ハルカたちに比べて、あたしの優しさが足りないとか、そんな事考えてない?」


「ないない。考えた事も無い。うん」


「なら良いんだけど」


 首を振る俺に、ユキはちょっとだけジト目を向けつつも頷く。

 そんな俺たちにハルカは少し苦笑しつつ、口を開く。


「もしここが日本ならすぐに助けた――いえ、日本なら救急車を呼ぶわね。下手に動かすと危ない場合もあるし、治癒魔法も使えないから……」


 「助けた」と言いかけ、途中で首を捻って悩み始めたハルカだったが、俺の視線に気付き、ちょっと恥ずかしそうに1つ咳払い。


「コホン。まぁ、色々状況次第なんだけど、日本と違って、ここでは孤児が普通にいるでしょ?」


「まぁ、そうだな」


 ラファンではストリートチルドレンを見かける事は無いし、それなりにまともな孤児院もあるが、それにしたって運営しているのは神殿。


 国家の仕組みとして、子供の保護が行われているわけでは無い。


「この子たちを助けるのは良いとしても――」


「今後、他の町に行けば、治安が悪く、孤児に溢れている場所もあるかもしれません。そのとき、どうするのか、ですよね。可哀想な子供たちをすべて助ける事なんてできませんから」


「怪我や病気を治すにしたって、誰も彼も、とはいかないからね、私たちにしても」


「破綻しちゃうよねー。あたしたちのお金も魔力も有限だし」


 時間にも魔力にも限りはあるし、病気や怪我をするのは孤児だけではない。

 老人は、大人は、貧乏人は――。


 すべてを助けるなんて土台無理であるし、『公平』ではないだろう。

 もし『公平』をいうのであれば、誰も助けない事こそが『公平』といえる。


「ま、私としては、そんな事どうでも良いとは思うけどね。それこそ、『可愛いから助けた』でも、1人の子供は助けられるんだから。『可愛くないと助けられなくて不公平』とか、考える必要は無いと思うし」


「人生なんて、生存競争だからねぇ。お金を稼げる力を持つのも、助けてもらえるような能力を持つのも同じと言えば同じだよね。『可愛いから』、『愛想が良いから』、『有能だから』。極論すれば『運が良いから』。シビアなようだけど」


 ユキがハルカに賛同するように、うんうんと頷く。

 『可愛いからズルい』、『運が良いからズルい』。

 確かに、言っても仕方の無い事である。


「本来、生物とは適者生存。それで進化してきたわけですから。それを考えると、現代の人間はやや歪と言えるかもしれませんね」


 動物であれば、足が速く健康な個体が生き残る。

 細菌であれば、薬剤耐性を獲得した物が生き残る。

 虫であれば、農薬に強い物が生き残る。


 そうやって生き残った物が子孫を残す事で、種としての特性・耐性を手に入れる。


 だが、現代の人間はどうか。


 病気や障害。先天的、遺伝的形質。本来であれば淘汰される個体を社会的、技術的に克服し、生存させている。


 その是非は別にして、それを行っているのが現代社会。


 それも1つの進化なのかもしれないが、単純な生物的視点で見れば、それは退化と呼べるかも知れないし、逆の観点では多様性を残しているとも言える。


「つまり、社会性が無くなれば、人間は絶滅、と?」


「するんじゃないかな? 結構あっさりと。多剤耐性菌とか出てきてるし、今後も病原菌とか、ドンドン進化しそうじゃん? 技術的に追いつかなくなった、もしくは社会性が失われた瞬間に、適者生存をせず、進化を止めた人間は、病原菌に負けて一気に絶滅。あり得ない話じゃないよね?」


「笑えない事にね。耐性を手に入れず、生存に不利な遺伝子も残す。仮にそれで滅んでも、それも人間なのかしら? そういう風に進化したのだから、それが種としての限界? 進化の果て?」


 そこが他の動物と人間の違いなのかもしれないが、超長期的に見た場合、それが正しいのかどうかは解らないよなぁ。


 遺伝子操作とかで解決しそうな気もするが、宗教があるうちは難しいかもしれない。


「さしずめこの子供たちは、『獣人』という特性で生き残る道を手に入れた、ってところか?」


「いえ、仮に人間でも、怪我は治したと思うけど?」


「あれ?」


 トーヤにあんなことを言ったのに?


「でも、後は詰め所にでも連れて行くか、孤児院にでも置いてくるか。そんな感じかしら。助ける理由が無いから」


「まぁ……そうだよな」


 怪我の治療のような緊急対応はともかく、同じ子供を助ける――つまり、自立させる事を助けるのであれば、たまたま目に付いた孤児よりも、ラファンの孤児院で知り合った子供の方を助けたいと思うのが人情だろう。


 知人と他人。そこで他人を選ぶような人は、むしろ人間的にちょっと信用できない。


「ま、トーヤが助けたいと望むなら、手助けはするつもりだけどね」


「ですね。あえて反対する理由も無いですし」


「あたしとしては、この子たちがどんな子かによるけどねー。悪い子だったら追い出すかな?」


 消極的ながらトーヤに任せる姿勢を見せる2人対し、ユキはややシビアで現実的な回答。


 俺としては……どうだろう?


 多少の問題児でも躾けるのが大人の責任と言えるかもしれないが、たまたま拾っただけの俺たちがそこまでする必要があるのかどうか。


「それもトーヤの決断次第か」


 俺たちの雑談には参加せず、急ぎ足で宿へと進むトーヤ。

 その背中を俺は見つめた。


    ◇    ◇    ◇


 子供を2人連れ帰った俺たちに、当初訝しげな表情を浮かべていた宿のおばさんだったが、道端で行き倒れていた事を伝えると、痛ましげな表情を浮かべて、すぐに俺たちの2人部屋を4人部屋へと変更してくれた。


 おばさんはこの町の騒乱を現場で経験したわけで、状況もまたすぐに理解できたのだろう。


 早速子供たちを部屋へと運び込み、ベッドの上に寝かせるが、未だ目を覚ます様子は無い。


 そんな2人をトーヤはしばらく見つめていたが、やがて意を決したように口を開いた。


「なぁ、この2人。ウチに住まわせても良いか?」

「住まわせるって、つまり、自立できるまで面倒を見るって事?」

「あぁ。お前たちにも面倒をかけるかもしれないが……」

「うん、良いんじゃない? トーヤが責任を持つのなら」


 あっさりと答えたハルカに、トーヤは少し拍子抜けしたような表情を浮かべる。


「……良いのか? てっきりハルカは、偽善っぽいのは嫌いだと思ったんだが」


「え? なんで?」


「えっと、ほら。以前、海外で移植を受けるために募金を~、とか批判的だっただろ?」


「あぁ、それは、あれが嫌いなだけ。例えば『国内で移植を受けやすくする活動のために募金を』というのなら、寄付しても良いと思う。けど、海外で移植を受けるという事は、その国の人の機会を奪う事になるし、某国なんかだと、もっと酷い話もあるでしょ?」


 某国って言うと――。


「あれか、死刑囚から取り出した臓器を使うとかの?」


「そう。しかも、普通なら死刑どころか犯罪者じゃない人も死刑にするような国だし」


 正確には、『その国の基準では』死刑なのかもしれないが、世界的常識から言えば、ただの人権侵害や冤罪というヤツである。


 さらには『収容所で病死しました。でも遺体は返還しません』とか、どう考えても黒である。


 そんな行為を支援しかねない海外移植とか、かなり危うい。


「もちろん、親からすれば自分の子供が一番だろうし、大金を払ってでも助けたいと思うのは別に良いと思うんだけど、それを他人からの寄付に頼るのは、ね」


「それは解ります。例えば、ガンになって『最新の医療を行いたいから寄付を』と言っても、『私も親をガンで亡くしましたけど?』となりますよね。『移植なら何で寄付金が集まるの?』と」


「そうそう。『ガン治療の研究のために基金を作りたい』とか、『難病治療のための薬品開発資金を』とかなら寄付も集めるのもありだと思う。けど、『自分の子供だけは助けたい』というのは、何だかなぁ……と。もちろん、私の考えでは、だけどね」


「んー、でもあたしは、助けてあげられるなら、助けてあげたい、と思うかなぁ」


 少し困ったような表情でそう言うユキに、ハルカは頷く。


「うん、それはそれで良いんじゃない? そういうプロモーションを行える親の技術があり、それを大々的に宣伝できる人脈があったというわけだから。ある意味それも、お金に換えうる財産とも言えるわけだしね」


「ハルカは、シニカルだねぇ。ナオはどう思う?」


「俺はもっと単純かな? 保険に入れ。事故った後で文句を言うな。病気でも、事故でも、負担はしないが助けてくれ、は通らないと思うぞ?」


 俺はまだ高校生だったので病気なんかは親の管轄だったが、自転車事故の保険には入っていた。注意はして乗っていたが、事故るつもりで事故るヤツなんかいないからな。


 万が一の時に助けて欲しければ、平時からコストを負担すべきだし、そのコスト負担が嫌ならば、万が一の時には自分でなんとかすべき。


 病気にしても自己資金でなんとかなる範囲の治療で良ければ、保険に入る必要は無いと思うし、それで最新の治療が受けられずに死ぬのなら、それもまた運命。


 それが嫌ならば、保険に入っておけというだけの事。

 ある意味保険は、寄付などのような不安定さの無い助け合いなのだ。

 自分は助けないが、自分は助けろは、ちょっとおかしい。


「トーヤは?」


「オレ? オレは家族やお前たちなら、貯金を吐き出しても助けたいと思う。そうじゃなければどうでも良いかな? ――いや、正確には、自分の生活に影響が無い範囲で助けられて、助けたいと思う相手がいれば、助けるだな。この子たちみたいに。もしこの世界に来た当初なら、見捨てたと思う。利己的だとは思うがな」


「なるほどねー。やっぱみんな、ちょっとずつ考え方は違うんだね」


「ま、付き合いは長くとも、別の人間だからなぁ」


 それでもまぁ、結構長い間、仲違いする事も無く付き合えているのだから、俺たち5人に関しては、そこまで大きく価値観の相違は無いと思うが。


「でも、ナオたちも、この2人を助けるのは問題ないんだな?」


「俺もハルカと同意見。トーヤが責任を持つなら良いんじゃないか?」


「今の私たちなら、子供が成人するぐらいまでなら、面倒を見る余裕がありますからね」


 この子供たちが成人するまで、長くても10年程度。


 幸いと言うべきか、日本のように子供1人の教育に数千万円かかるという世界ではない。


 金銭的な面での負担は、そう多くないだろう。


 後は教育に掛かる手間だが、まぁ、2人程度なら、なんとかなるか。


 困ったら、孤児院を運営しているイシュカさんにでも、アドバイスをもらえばいいだろう。


「やったね、トーヤ。とうとう、光源氏計画、始動だね!」


 ニッコリ笑って、グッと親指を突き出したユキに、一瞬何を言っているのかと首を捻ったトーヤだったが、その言葉を理解して、驚きに目を見張った。


「………あ? え、コイツら女の子?」

「気付いてなかったの?」


 ハルカがやや呆れたように言うが、トーヤは困惑したようにベッドの上で眠る2人を見比べるのみ。


「いや、だって、こんな状態だし?」


 確かに服はズタボロ、火傷の跡も酷くて、性別云々という状態ではないか。


「ナオ、気付いていたか?」

「……もちろん」


 気付いていなかったぞ。


 正確には気にもしていなかった、だが。

 年齢的にも性差が出てくる前という感じで、髪も短いしな。


 俺の返答になんだか『ホントかよ?』的な視線を向けていたトーヤだが、別にどうでも良い事と思ったのか、ハルカの方に向き直った。


「だが、女の子なら、この火傷の痕は治してやりてぇなぁ。ハルカ、ナツキ、なんとかならねぇ?」


 トーヤのもっともな希望に、しかしハルカは、難しい表情を浮かべる。


「『小治癒ライト・キュアー』じゃなくて、『治癒キュアー』を使ってこの状態だからね……」


「治せるとすれば、『再生リジェネレイト』でしょうか? もしくは、一度真皮まで削り取ってから『治癒キュアー』で治せばなんとかなるかも……」


「痛い、痛い! 聞くだけで痛い! 『再生リジェネレイト』、何とかお願いします!」


 なかなかにすごい事を言うナツキに、トーヤは顔をしかめて頭を下げた。


 俺も想像しただけで、何だかじんじんする。


 麻酔でもあれば痛みはどうにかできるにしても、実行するのが怖いし、少なくとも俺にはできない。


「ま、努力はしてみるわ。言い方は悪いけど、練習にはちょうど良いし」

「そうですね。普通なら、効果が判りにくい魔法ですからね」


 健康な人にかけても何の効果も無いからな。


 とは言え、光魔法のレベル10に分類されているのは伊達ではなく、魔力消費の関係で、何度も使って練習するというのも難しい。


 故に方針としては、練習も兼ねて、今後少しずつ、時間を掛けて治療していくことに決まったのだった。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 6人分散の件もそうだが、このあたりから、初期の慎重さと仲間5人優先の考えが無くなって、大量生産型のファンタジーと変わらなくなってしまっている。
[良い点] >「だが、女の子なら、この火傷の痕は治してやりてぇなぁ。ハルカ、ナツキ、なんとかならねぇ?」  光(源氏)魔法発動!!
[一言] 最期まで面倒見れないなら関わっちゃいけないよね。
2021/02/09 22:14 退会済み
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