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嗅覚
君はいつも不思議なにおいがする。
お菓子のような甘さではなく、コーヒーのような深くて、少し苦い落ち着くにおい。
僕はコーヒーは苦手だったけれど、君と同じ匂いになりたくて、飲むようになったよ。でも、君のようなにおいのコーヒーにはまだ出会えていないんだ。君はいつも何のコーヒーをたしなんでいるのだろうか。
ここのお店のコーヒーでもないしね。今度教えてくれないかな。
そうそう、ちょっと前、香水を使っていた時があったよね。それはどうしてなのかな?もしかして、彼氏でもできたのかな?そんなことないよね。二、三日でやめちゃったもんね。君はそのままがいいよ。あの香水は、このお店の雰囲気に合っていなかったからね。誰かに押し付けられちゃったんだよね。君は優しいから、断れなかったんだよね。
そうでしょう?僕の愛しのマドンナ。
なんかヤンデレみたいになってしまいました。
最近はそういったものを読むことが多かったせいでしょうか。