勝ち誇った顔
色々な本やらからの拾い上げです。今回は確か
教会で使う「いい話集」から。タイトルとかは
覚えてません。
で、何が「分我羅」と関係するか?「自己への
価値付け」が苦しみの種という辺りです。内容
としてはベテランのカメラマンさんが不思議に
感じている事象で、モデルさんに「幸せな顔を
して」と言うと、いつの頃からでしょうか、皆
「その顔」をするようになったそうで。「違い
ます、それは勝ち誇った顔ですよ」と言っても
なかなか欲しい表情にならない。「あぁ今の子
にとって幸せとは勝つことしかないのだろうか」
という話でした。もう30年近く前の、しかも
当時でも古い本で。そもそもモデル競争社会を
勝ち抜いてきたコだからでしょうけど、「幸せ」
が「勝ち=価値」の「勝利至上、価値崇拝」社会、
そんな環境で育てられたら「人間の本質」など
考えもせず、自身の勝手最優先になって、ときに
自他を傷付けてしまうのだろう。