0.7話
少しだけ時間が進みましたが1話分程の進行はしていません
スローペースの投稿になりますが、楽しんでいただけたら嬉しいです
今回も少々、気分を害するかもしれませんのでご注意ください
「いやぁー何というか、ふむ、何を話せばいいんだろう、あたし」
時刻は4時、私はトラックの助手席でサンドイッチを食べていた。
「ほりあえふ、ひほほーかいへもひほきまふ?」
「物を食べてる人に話しかけたあたしが悪かったと思ったのと、食べながらの返事が案外理解できるって思ったけどそんなことよりあなたいくつサンドイッチ食べるのよ!!」
「もむっ!もむもむもむもむもむもむもむもむもむ!!!」
「取らないから、止めないから、あとこっちを睨まないでゆっくり食べなさい。喉を詰まらせても今飲み物ないから。」
ごっくん
「私って案外たくさん食べるんですよ、そして食い意地もはってます、特定の好きな物はなくて旬の食材が大好物です、以上、自己紹介です!」
「自己紹介で最も大切な名前を言い忘れる人初めて見た。あたしはあまり食べる方じゃない、特定の好きな物がないのは同じであらゆる栄養ドリンクが好物、あなた流ならこんな感じ?編入生の日向丘朝陽さん。」
「……人のミスをいじるとか、よく友達も胸もないって言われませんか、白百合病棟学園の桐江学園長。」
「んなこと一度たりとも言われたことがないのだけれど、ふふふ。」
「あはは、私みたいな精神疾患患者に腹を立てていて、学園長何てやってられます?」
「あたしに絡む発言はともかく、もう片方はいただけないかな、真面目に。あたしの前であまりその病のことで自傷するような発言は慎むよう。」
「ぁはは……すみません、思ってたより周りの人とか環境が変わっちゃって、後腐れマックスで引きずってます」
「無理もないよ、あたしだって色んなやつを見てきてるんだ。正直、家族に疎まれなかっただけ幾分マシだよ」
「そうですか、私の家族は元から理解がある方というか、理解がなきゃできない仕事だったので、ところで桐江学園長」
「ん?どうした?」
「喉乾いたので飲み物欲しいです」
「そりゃあんだけ食べればね……。わかった、パーキングエリアに寄って買い物して再出発で、今度は真面目な話するから」
「はーい」
お読みいただきありがとうございます
不定期ですが続きはしっかり書きたいと思います