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意味がわかると怖い話 腕時計の秘密

作者: ニブルス

あー、明日から顔合わせるのが辛い(泣)



いや、あの僕は中学3年の男子なんですが、明日から修学旅行なんですが・



腕時計を持っていかなければいけないのをすっかり今日まで忘れていて、ホームルームで確認の時に


「ない!」と言う事に気が付いて・・・親のはダサすぎるのでもう買うしかないと。


それで、町内にある小汚い時計屋があるのを思い出してで、もうここでいいやと・・・。


初めて入った。古くさい時計がずらり。予想はしていたけれどいいのがない!(泣)


で、諦めて、もうどうしよう・・・と思っていたら、じいさんが「学生さん、なにかお探しか??」と。


僕「いや・・明日修学旅行で腕時計が必要で・・・でも、・・あんまり気に行ったのがなくて・・・もう、いいで・・」


じい「ふむ、そうかそうかうちのデザインは時代遅れか・・・ハハ、まぁしょうがないかのぉ・・・ハハ・・・じゃが学生さん


うちの時計には秘密があるんじゃよ。(にやり)」


僕「は??ハハハ・・・(あらおじいちゃんボケてんだ) へぇー秘密ですかぁ」


じい「これもっていくか?秘密の機能付きじゃ♪」 そう言って出てきたのはまぁまぁアリなシンプルなデザインだった。


僕「(まぁいいか・・)あ、はいいくらですか?」


じい「500円でいいよ」


僕「え!500円?(妹にも買っていってやろうかな)」


じい「でも、一本だけじゃ、妹さんには買えんがいいかな?」


僕「!え?どうしてわかったの?」


じい「わしは人間ではないからな、ハハ」


僕「(ボケってこえぇー)はは・・じゃあ500円」


じい「で、秘密の機能の事なんだが・・・時計を巻き戻すと、その分時間もまき戻るんじゃぞ!キリッ)」


僕「(駄目だこりゃ)アリガトウゴザイマシタ~」僕は足早に店をでた。












・・・・・・





驚いた!!本当に時間が戻った!夕食後、ふざけて時計を巻き戻したら・・・


また夕食前に戻った!マジ?



本当だったんだ!じいさん!すげーよ!


で、僕は好きな人に告白する事にしたんだ!電話で。


もし振られたら時間戻さばいいんだし!OKだったら楽しい旅行になるなー。




・・・・・・






で今に至って困っているんですよ!!まず振られて、もうすっごいストレス!!八つ当たりしまくった!!


で、また戻せばいいや、と思ったら・・・つまみが壊れて戻んねーの!!前日に振られてどんな顔していけばいいんだよ!!


旅行のこずかいは見当たんねーし、これじゃ足りねーし・・・全部じいさんせいだ!





はぁ、修学旅行終わった(泣)


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