最終話とお詫び
まず最初に、申し訳ありません。
最初期の初期であり、多分見てる人はほとんどいないと思いますが、はじめた以上、責任があると思いますので、謝罪させていただきます。
大筋は出来てるのですが、肉付けが難航し、何を書いても変な文章にしかならなくなりました。ですので、ここで一旦終わらせたいと思います。打ち切りというほど続いてない、というか始まってもないですが、打ち切りです。
この話は、今のところもう書くつもりはありません。もし書くとしても、改訂として別に連載します。ですので完全にこれで終わりです。
本文には今後の展開など、気になってる人がいるかもしれないので、書いておきます。はげしくネタバレですので、(もしも)改訂版楽しみにしてくれる方いらっしゃれば、読まないほうがいいです。
9歳の夏、オレは新しい仲間と出会った。オレと同じ能力者で、すごく頭のいいやつ。その能力と頭のよさゆえに悩みを抱え、一人でいたやつ。
「僕はこの能力がある限り、一人なんだ。誰にも理解される訳がない!」
「能力があるからとか、そんなの関係ないだろ。オレだって同じ能力者だ。でも一人じゃない。お前だって、一人でいることなんてないんだ」
「うるさい! お前に何が分かる! たとえどんなに救いようのないやつだって、僕はこの手で人を殺したんだ! そんな人間が、みんなと一緒にいられるわけないだろう!? きっとみんな、そのことを知れば離れていく。それなら、最初から一人のほうがマシだ!」
「オレだって、殺してやりたいやつがいる。殺そうとした。結局そいつは死ななかったけど、もし殺してたとしても、オレは一人になろうと思ったりなんかしない。それに、他のやつがだめでもオレがいるだろ。オレはお前の事情を知った。でも、今でも友達になりたいと思ってる。オレじゃだめなのか?」
「僕は……僕は! そんな言葉を信じられるほど子供じゃないんだ! 今が大丈夫でも、十年後は? 二十年後は? そんな未来まで味方でいてくれるなんて、信じられないんだ!」
「なら信じさせてやる。これから覚悟してろ! 絶対にお前と友達になってやるからな!」
そして何度もぶつかり合い、やっとオレのことを信じてくれた。そいつの名前は信二。一生涯の親友だ。
それから月日は流れ16歳。オレ達は高校生になり、それぞれの青春を謳歌していた。
そんなときに知った事実。巷を騒がせる殺人鬼の正体。
「お前……能力者か! その能力を使って、人を殺してたのか!?」
「くく……そうだよ。天が与えてくれた才能だ。使わなきゃもったいないだろう? だから俺は、有効活用してるのさ!」
「ふざけるな! お前みたいなやつがいるから……! 悲しむ人が減らないんだ! お前はゆるさねぇ…オレがぶっ殺してやる!」
「はは! 出来るならやってみなぁ!20人目は……お前だ!」
そしてぶつかり合うオレと殺人鬼。ためらいなんてなかった。ただただ憎かった。父さんを殺したアイツと、同類のコイツが。能力を悪用していたとか、そんなことは関係ない。知ってしまった。オレの目の前にいるコイツが、この世界の屑だと。だからオレが裁くんだと、能力者には能力者じゃなきゃ対抗できないから危険だとか。言い訳はいくらでもいえる。でもただ、憎かっただけだ。本当はそれだけ。オレはもう狂っていたんだろう。
「お前が……。お前みたいなのがいるから! この世界には、お前なんていらないんだよ! オレがみんな殺してやる! そのために今まで磨いてきたんだ!」
「くはは…っ! お前もこれで同類だろう? どんな気分だ、俺達と一緒の側に立ったのは? 君もこれで、殺人鬼の仲間入りだ。おめでとう!」
そして決着のとき。紙一重でオレは勝った。アイツを殺した。そして決意する。アイツらは全員オレが殺してやると。
そしてそれから、何人も殺した。
「燃えろ燃えろ! 人を燃やすのは初めてだ! 精々楽しませてくれよぉ!!」
快楽主義の放火魔。
「俺の邪魔をするんじゃねぇ! 俺の髪を…俺の髪を…俺の髪をよこせぇぇぇぇ!!!!!」
気狂いの通り魔。
あるとき届く一通の手紙。犯罪者の間で有名になったオレに、政府が依頼したいらしい。内容はテロ殲滅。能力者達が集まり、テロを企てている。それを阻止してくれといわれた。それで今までの殺人を見逃すとも。オレに断る理由はない。アイツらを殺せるなら、喜んで力を貸そう!
そして始まる、オレとテロ組織との戦争。政府に雇われた殺し屋と組み、次々にアイツらを殺していく。
やがて対峙する首魁。ミラージュと呼ばれる、光を操るやつだった。
「この世界をよりよくするために。能力者が住みやすい世界にするために! 今の政府は邪魔なんだ! お前達も能力者だろう? ならば我らに協力しろ! よりよい世界に導くために!」
ミラージュとの激戦。一緒にやってきた相棒は死んだ。オレも満身創痍だった。それでもアイツを、この手で殺した。
そうして事件は終わり、日常に戻った。そう思っていた。だが、待っていたのは政府からの裏切り。木葉をさらい人質にし、オレを殺そうとした。返り討ちにしたが、木葉が死んだ。何の関係もなかった木葉が。
結局、政府だってアイツらと同じだったんだ。ならばオレがやることは一つ。政府も、アイツらも、オレが皆殺しにしてやる!
信二にも全てを話した。そして、オレに協力してくれるといってくれた。
本拠地に乗り込むオレと信二。正面から能力を全開で、突破する。対峙する屑ども。ただ殺すだけじゃ治まらない。この世界に、この世界に溢れてるアイツらに、オレを刻んでやる! お前らを皆殺しにするオレを!
「世界の屑を! 掃除するのが! オレの使命だ! この世界に、お前らの住む場所なんてないんだよ! 全部灰にしてやる! オレが! このオレが! 全部……消えろぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
崩壊する建物。その中心で叫ぶオレは、いつしか意識が遠のいてきた。少し能力を使いすぎたのかもしれない。体のダメージなんて度外視してたからな。でも、たとえオレが死んでも。また生まれ変わってアイツらを皆殺しにしてやる! それが、オレの使命だからな!
という感じで終わりです。バッドエンドです。一応この後、また天界で目覚めて~って続く感じにもなります。
ちなみに、天界的には耀太郎は特に問題なしです。耀太郎の殺す理由に天界は関係ないので。
では、お目汚しでしたが、ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。